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ふたなりになったら双子にめちゃくちゃにされた 3
しおりを挟む紬は違和感を感じ目を覚ました。
「あ、紬起きた?」
「おはよう、紬」
ここは紬の家なのに、当然のように佑真と和真がそこにいる。そして紬のパジャマは彼らの手によって殆ど脱げかけている。
「んな、なに、して……っ」
「なにって、いつもしてるでしょ」
「紬を起こしに来たんだ」
そんな事を頼んだ覚えはない。それなのに二人は毎日アラームが鳴るよりもずっと早く来て、こうして寝ている紬に悪戯を仕掛けてくるのだ。
「も、そんなの、しなくていいって……っ」
「だって紬の寝顔可愛いから毎日見たいしー」
「寝惚けながら可愛く喘ぐ紬を堪能したいんだ」
「あんっ」
佑真と和真が左右の乳首をそれぞれ指で弄る。
流されるような形で二人と恋人関係になってから、彼らは毎日こうして紬に触れてきた。紬の体はすっかり二人の愛撫の虜になっている。
「ちょっと弄っただけで、もうつんって硬くなってる」
「あっあっんっ、やっ、ちくび、くりくり、しちゃ……っ」
「可愛いな、紬の乳首。今日も美味そうだ」
「ひぁんっ」
ぱくりと、和真が乳首を口に含む。
「俺もいただきまーす」
そう言って佑真ももう片方の乳首にしゃぶりつく。
「んゃっ、やめっ、あっあっ、りょうほ、いっぺんに、するの、だめぇっ、あぁんっ」
ぢゅっぢゅうっと音を立てて両方の乳首を舐めしゃぶられる。気持ちよくて甘い声が止められない。
「紬はー、優しーく歯ぁ立てられんの好きなんだよねー」
そう言いながら佑真は乳首を甘噛みする。
「舌で、強めにコリコリ転がされるのも好きなんだよな」
そう言って、和真が舌の腹で乳首を捏ねくり回す。
「ひぁっ、あんっ、だめ、だめぇっ、あっあっあぁっ」
快感に弱い紬の体は、二人から同時に愛撫を受ければ一溜まりもない。ペニスが勃ち上がり、女性器からじゅわっと蜜が溢れた。腰が浮き、カクカクと動く。
「あはっ、かわいー、たまんない」
「紬の気持ちよさそうな顔、ずっと見てられるな」
「やっ、見んな、あっ」
美形二人の視線が突き刺さり、紬は強い羞恥に襲われる。既に二人の前では散々痴態を晒してはいるが、恥ずかしさは消えない。
「恥ずかしがっちゃって、ホントかわいーんだから」
「顔真っ赤だな」
和真は赤く染まった紬の頬に口づける。ちゅっちゅっと音を立てて唇は移動し、紬の唇に重なった。
「んっ、はっ……かず、ぅんっんっ」
キスをしながら、和真は指で乳首を弄る。唾液で濡れた乳首を指で挟んでくにくにと揉まれ、気持ちよさに下半身がビクビクと反応した。
ぢゅうっと紬の舌を吸ってから、和真はゆっくりと唇を離す。
「紬、今度は俺と! 俺とちゅーしよ」
「ふむっ、んっんっんんっ」
解放された紬の唇を、今度は佑真が奪う。動き回る舌が口内を舐め回し、キスの気持ちよさに紬はくらくらした。
「はふっ、んっんっ……」
「んっ……キスきもちいーね、紬」
「はっぁんっ、んうぅっ」
「紬、俺もキスしたい」
「んむっ、んっ、ぅんっ、んっ、んっ」
佑真と和真に代わる代わるキスをされ、身も心もとろとろに溶けていく。
ペニスと膣孔からとめどなく蜜が溢れ、下着がべっとりと汚れていく。
「紬の腰、ビクビクして止まんないね」
「こっちも可愛がってやらないとな」
二人は揃って紬の下肢へと手を伸ばす。
「っあ、やっ、待っ……」
止める間もなく下着とズボンをずり下ろされた。
「ああ、もうおちんちんもおまんこもトロットロだね」
「もっと早くに脱がせてやればよかったな」
「やっ、だめって、あっ……」
二人がかりであっという間に下半身を裸にされる。
「はあっ……紬のヌレヌレおちんちん美味しそ、いただきまーす」
「んひぃっ……!?」
ピンと勃ち上がったペニスを、佑真はパクリと口に咥える。ぬめった粘膜に包まれ、蕩けるような快感に紬は身悶える。
「じゃあ、俺はこっちな」
そう言って和真が舌を伸ばしたのはクリトリスだ。
「ひあぁっ」
敏感な肉粒をねぶられ、紬は嬌声を上げる。
「うそっ、待っ、そんな、ぁああっ、りょうほう、舐めるの、やぁっ、あっんっ、まってぇっ、きもち、よすぎる、ぅんんっ、んあっあっ」
佑真は口に含んだペニスをちゅぱちゅぱとしゃぶり、和真はクリトリスを舌先で舐め回す。
強すぎる快楽に紬は目を見開きはしたない声を漏らした。腰が浮き上がり、内腿が痙攣する。
「んひっあっ、いくっ、も、いっちゃ、あっあっあっあっ、いくっいくぅっ、っ、~~~~~~っ」
背中を弓なりに反らし、紬は絶頂を迎える。ペニスから精液が吐き出され、膣孔からとぷとぷ……っと愛液が漏れた。
「はあっ……あっ……んっ……」
強烈な快感の余韻に震え、荒い呼吸を繰り返す。
佑真はちゅうぅっと残滓まで吸い取ってからペニスを解放した。和真も固く膨らんだ陰核からゆっくりと口を離す。
弄られていない膣孔と後孔がきゅんきゅんと疼く。達したのに、体は物足りないと訴えていた。
それを無視して、紬は体を起こす。ベッドがギシィッと軋んだ音を立てた。
「もうっ、二人ともベッドに乗らないでって言ってるだろ……!」
紬の使っているベッドは安物のシングルだ。男三人で乗ればかなりの負荷がかかる。
「最近、一人で寝ててもめちゃくちゃギシギシ鳴るようになったんだからな! 二人のせいだ!」
「それはゴメンだけど~、だったら俺らの部屋に引っ越してくればいいじゃん」
「でかくて男三人で寝ても問題ない頑丈なベッドがあるぞ」
「そ、それは……」
紬が文句を言えば、佑真と和真はここぞとばかりに提案してくる。
それは、なし崩しに二人と付き合いはじめてからずっと言われてきたことだった。二人はここからすぐ近くにあるマンションで暮らしている。そこに引っ越して三人で住もうと誘われているのだ。
そして紬はそれを断り続けていた。
「一緒に住むのは、ダメ……」
「え~、なんで? いーじゃん、一緒に住もうよ~。紬と同棲したいー」
「紬は、俺達と同じ部屋で暮らすのは嫌なのか?」
「違っ……嫌なんて、思ってない!」
反射的に否定する。嫌だから断っているわけではない。
決して嫌なわけではない。けれど、受け入れることはできなかった。
「と、とにかく、起こしに来るのはいいけど、ベッドには上がらないようにね……!」
紬は無理やり話を終わらせた。
二人が納得していないのはわかっている。そんな彼らの視線に気づかないフリをして紬はベッドから降りた。
シャワーで汗を流し、佑真と和真が用意してくれたご飯を食べ、三人で大学へ向かった。前から佑真と和真は傍にいることが多かったが、付き合うようになってからは更に距離が縮まり、ピッタリと紬の両サイドに張り付いている。教室に入れば、当然のように紬を真ん中にして席につく。
人目もあるのだし、もう少し離れてほしいのだが、二人は他人の目は気にならないらしい。彼らは常に紬に蕩けるような笑顔を向けているので、確かに周りの視線など意識していないのだろう。
恥ずかしいけれど、紬は二人を独り占めしているような感覚に喜んでしまうのだ。
「ねーねー紬。今日の夜、なに食べたい?」
「っ……」
内緒話をするように、佑真が耳元で囁いてくる。
「紬の好きなもの、なんでも作ってやるからな」
「んっ……」
反対側からも、和真の吐息が声と共に耳にかかる。
わざとではないのだろうが、二人とも美声なのでこうして耳元で話されるとどうしても体が反応してしまう。
膣孔からじゅわりと蜜が溢れ、腹の奥がじんじんする。後孔も刺激を求めるようにヒクついた。
二人に散々抱かれ、その快感を教え込まれた体は、ただ絶頂するだけでは満足できなくなってしまった。胎内を二人のもので埋めてもらわないと、中途半端な刺激では満たされないのだ。
今すぐにでも、二人に抱いてほしい。
そんなはしたない欲望を押し殺し、紬は口を開いた。
「昼もまだなのに、夜ご飯、なんて……っ」
「あはっ、そういやそーだよね」
「先に昼だったな」
二人の声と息が耳を擽り、ぞくぞくと背筋が震える。
パンツがじわじわと濡れていくのを感じて、羞恥が込み上げた。周りにはたくさん人がいるのに、そんな場所で欲情してしまっている自分が恥ずかしい。
やがて教授がやってきて、講義がはじまった。
じくじくするような下半身の疼きに耐えながら、講義を受ける。蓄積する熱を冷ましたくて教授の声に意識を持っていこうとするけれど、全然集中できなかった。
胎内をいっぱいに埋めてほしい。前も後ろも、佑真と和真の陰茎でぐちゅぐちゅに擦られたい。擦って、突き上げて、奥深くまで満たされたい。二人に挟まれて、抱き締められて、揉みくちゃにされて、何度も何度も絶頂を迎え、心も体も佑真と和真で埋め尽くされるくらいめちゃくちゃにしてほしい。
「っ……」
想像だけで感じ、紬はぶるっと震えた。
講義中にこんなこと考えるなんて、駄目なのに。考えないようにと思うのに、すぐ傍にいる二人を意識すれば、あっという間に思考がいやらしい妄想でいっぱいになってしまう。
すっかり覚えてしまった二人の触れ方、キスの感触、興奮に掠れた二人の声が思い起こされ、更に体が昂った。
もう、二人に抱かれたくてそれしか考えられなくなる。
「紬ー?」
「っ……!」
名前を呼ばれ、紬はハッと我に返った。気づけば講義は終わっていて、教室内のあちこちから話し声が聞こえてくる。
顔を上げれば、既に立ち上がっていた佑真と和真がじっとこちらを見下ろしていた。二人は何故か無表情で、ただ紬を凝視している。
「えっと……? 移動、しようか……?」
紬も立ち上がれば、佑真がぐっと顔を近づけてきた。
「紬? そんな顔でどこ行く気?」
「え……?」
あまりの近さに思わずのけ反れば、今度は背後から和真が囁いてくる。
「欲情した、エロい顔してるぞ」
「っへえ……!?」
とんでもないことを言われ、裏返った声が出た。
「なっ、そんな、の、してな……っ」
「してるよ。こんなとこでそんな顔して、誰かに見られたらどうすんの」
「紬のその顔を見ていいのは俺達だけだ」
そもそも周りの視線は全て佑真と和真に注がれていて、紬のことなど誰も眼中にないと思うのだが。
紬の言い分は無視され、教室から連れ出される。そのまま二人に連れていかれたのは、殆ど使われない場所にあるトイレだった。そこの個室に連れ込まれた。
紬は便座に座らされ、立ち塞がるように佑真と和真はドアを背に立っている。
「な、なに……なんでこんなとこ連れてくるの?」
「言っただろ。紬のエロい顔を他のヤツに見せたくない」
「そんな顔でうろついて、誰かに襲われたらどーすんの」
「お、襲わないって、誰も、俺なんか……」
「もー、紬は俺らをこんなにメロメロにしといて、自分の魅力が全然わかってないんだから」
「紬は俺達が見張ってなきゃ、いつ誰に襲われてもおかしくないんだぞ」
「…………」
全然わかってないのも、おかしいのも、佑真と和真の方なのだが。二人と違って紬は地味で平凡で、誰の目にもとまらないような存在だというのに。それを伝えても押し問答になるだけだとわかっているので、反論するのはやめておいた。
「それよりも、紬はなーんでそんなエッチな顔しちゃってんのかなー?」
「っ……し、してないって、そんな顔……っ」
「してるだろ。今すぐちんぽでめちゃくちゃにしてほしいって顔」
「っ……」
はしたない願望を見透かされ、紬の頬が真っ赤に染まる。
わかりやすい紬の反応に、二人は情欲の滲む笑みを浮かべた。
「かわいーなー、紬は。もしかして講義中、ずっとエッチなこと考えてたの?」
「そんっ、そんな……」
「どんなこと考えてたんだ?」
問い詰められ、答えを避けるように俯くが、すぐに二人の手で顔を上げさせられる。
佑真と和真の掌が紬の頬を撫でる。ただ頬を撫でられているだけなのに、それだけで紬の体温は上昇していく。
「なに、も……考えてなんか……」
「なにも考えてないのにそんなエロい顔しちゃうの、紬?」
「はっ……んっ……」
佑真は紬の唇を愛撫するように親指で触れる。
「なら今は? 俺達に触られて、なに考えてる?」
「ひんっ……あっぁっ……」
するりと伸ばされた和真の指が、紬の耳朶をすりすりと擦る。
「俺らにちょーっと触られただけで、すーぐエロい声出しちゃって……」
「可愛いな、紬……」
明らかに欲を孕んだ瞳で二人から見下ろされ、その視線だけで紬は感じ、下着を濡らしてしまう。
激しく疼く膣と後孔をきゅうっと締め付ける。
「あっ……佑真、和真……」
我慢できず、縋るように二人の名前を呼んだ。
ここがどこなのかも忘れ、ただ二人が欲しくて堪らなくて、彼らに犯されることしか考えられなくなる。
「言ってみろ、紬」
「っ、お、れ……ほ、ほしい……」
「ほしいって、なにが、紬?」
「ゆ、佑真と、和真、の、おちんち……ほしぃ……」
欲望のままに口にすれば、佑真と和真はうっそりと微笑んだ。髪型も髪色も違えば雰囲気も似ていない二人だが、ふとした瞬間に見せる表情はそっくりだ。こういう時に、やはり二人は双子なんだと感じる。
「んっ……佑真、和真……っ」
「はーっ、可愛い……腰もじもじしちゃって」
「ほしくて我慢できないって顔だな」
佑真の手が紬の首筋を撫で、和真の指が紬の鎖骨を辿る。
焦らすような触れ方に、体の疼きは強くなる一方だ。
「お願ぃ……佑真、和真……っ」
「あーもう、紬のおねだり可愛すぎでしょ」
「紬のとろとろの目で見られるの堪らないな」
「ほしい、早く……」
二人の腕を掴み、催促する。
「じゃあさー、紬、俺らの家に引っ越してくれる?」
「え……?」
「俺達と一緒に住むって言うなら、今すぐ紬のしてほしいことしてやる」
「っ…………だ、だめ……二人と一緒に住むのは……」
かぶりを振って拒否する。
「それは、だめ……一緒には、住めない……っ」
震える声で、しかしきっぱりと断る。
二人の反応がなくてそっと視線を向ければ、彼らは深く傷ついた様子でどんよりとした空気を纏っていた。
「ゆ、佑真、和真……」
「…………そんなに嫌なんだ、俺達と一緒に暮らすの……」
「ち、違っ……嫌なんて、言ってない……っ」
「俺達と一緒にいたくないってことなんだろ……?」
「違うっ、違うから……!」
ぶんぶんと首を振って否定する。けれど、二人は完全に紬に嫌がられていると思い込んでいるようだ。その誤解を解きたくて、紬は声を荒げる。
「違うってば! 一緒に暮らすのが嫌とか、二人と一緒にいたくないなんて、そんなこと絶対思ってない……!」
「…………じゃあ、どうして一緒に暮らすのはダメなの?」
「そ、それは……」
「理由を言えないってことは、そういうことだろ……?」
「違う……!!」
紬は反射的に否定の言葉を口にする。
「そうじゃなくてっ……二人と、一緒に暮らしたら……俺……っ」
「紬……?」
佑真と和真は不安そうにこちらを見ている。彼らに誤解されたくなくて、紬は正直に気持ちを吐露する。
「俺……毎日、二人に、え、えっちなこと、してほしくなっちゃう、から……」
「…………は?」
「なんだと?」
「二人と暮らしたらきっと、い、今よりも、もっと、いっぱい……し、したくなる、から……」
「え? 大歓迎ですけど?」
「寧ろご褒美だが?」
真顔で詰め寄ってくる二人に戸惑いつつ、紬は話を続ける。
「でも、そんなの……それじゃあ俺、二人の体目当てで付き合ってるみたいじゃん……っ」
「へ……?」
「ん……?」
「確かに、なんか、流されるみたいな感じで二人と付き合いはじめたけど……でも、今はちゃんと二人のこと、好きで……好きだから、付き合ってるのに……」
「紬……」
「毎日、えっちなことしたい、なんて……そんなの、二人に体目当てだって思われるから……二人にそんな風に思われるの、嫌だから、俺……」
「紬ぃ……!!」
「わ……!?」
いきなり佑真に抱き締められる。
「もー、そんなこと考えてたのー? 可愛いんだからー!」
「ゆ、佑真……?」
「心配するな、紬。俺達はお前が体目当てだなんて思ったりしないから」
「和真……」
佑真は紬にぐりぐりと頬擦りし、和真は紬の頭を優しく撫でる。
「紬なら、寧ろ体目当てでも嬉しいくらいだしー」
「ええ……?」
「まさか、紬がそんな風に思ってくれてたなんてな」
「うんうん。もちろん、体目当てじゃない方が何倍も嬉しいからね!」
「ありがとな、紬」
「そんな……お礼、なんて……」
感謝されるようなことを言ったつもりはないのだが、本当に嬉しそうな二人を見ているとまあいいか……と思ってしまう。
「好きだよ、紬、大好き」
「お、俺も、好き……佑真と和真が、好き」
「ん。好きだ、紬」
佑真と和真は惜しみなく愛情を注いでくれる。なんて贅沢で、幸せなのだろうか。
ぼうっと幸せに浸っていると、佑真に体を持ち上げられた。その隙に和真が便座に座り、紬は今度は彼の膝に座らされる。
なんで? とポカンとしていると佑真にズボンと下着をずり下ろされた。
「えっ、な、なにしてんの……?」
ビックリして、止めようと手を伸ばす。けれどその手は和真に阻まれ、その間に佑真にズボンと下着を足から引き抜かれた。一緒に靴も脱げて、下半身には靴下しか残っていない。
「ちょ、なにしてっ……!?」
「紬が言ったんじゃーん、今すぐ俺らのちんぽほしいーって」
「っ……」
言った。そういえば、言ってしまった。ここが大学内であることも忘れ、うっかり口にしてしまった。
「意地悪して悪かったな。もう焦らしたりしない。紬の好きなだけちんぽやるからな」
「ちょ待っ、待って待った待って……!」
「あーあ、紬のおちんちんもおまんこもこんなに濡れちゃって……待たせてごめんね」
「やっ、待って、だめだって……っ」
「大丈夫だ。もう紬の気持ちはわかったから。なんの心配もする必要はないからな」
そうじゃない。紬が気にしているのは、ここが大学のトイレだということだ。
しかし紬の気持ちを全くわかっていない二人は止まらない。
「ひんっ……」
佑真の指がつう……っと蜜口を撫でた。
「ほら、紬のおまんこ、ぬるっぬるだよ」
「やっ、ばかっ……」
佑真は愛液に濡れた自分の指をうっとりと見つめる。
あまりの恥ずかしさに紬は耳まで赤く染め、脚を閉じようとする。けれど後ろから回された和真の手に両脚を抱えられ、更に大きく広げられてしまう。
「ひっ、やだぁっ、和真……こんな、恥ずかしっ」
「恥ずかしがらなくして大丈夫だ。どんな格好でも紬はエロくて可愛い」
「大丈夫、じゃ、な……っ」
それどころか羞恥で死にそうだ。
恥ずかしくて堪らないのに、目の前に立つ佑真は瞬きもせずに紬の痴態をガン見してくる。
「やだ、ゆ、まぁっ、見るなっ、見ないで……っ」
「そんなこと言って、見られるの嬉しいんでしょ。紬のおちんちん、勃ったままだよ。見てるだけなのに、おちんちんもおまんこもどんどん濡れてる……」
はあっはあっと息を乱しながら佑真は紬から視線を外さない。
こんな恥ずかしい姿見られたくないのに、佑真の言う通り興奮したように陰部がじんじんと疼く。
「紬のおまんこヒクヒクして……誘ってるみたいだよ」
「んあぁっ」
にゅぷ……と佑真の指が膣孔に挿入される。すっかりぬかるんだソコは、彼の指に悦んで吸い付く。
「はーっ、すご、中もとろっとろ……。気持ちい、紬?」
「んっんっあっ、だめ、動かしちゃ、あっあっ、きもちよく、なっちゃ、んうぅっ」
「あはっ、かわいー。おまんこくちゅくちゅされると、気持ちよくなっちゃうねー」
濡れた音を立てながら、佑真の指が内壁を擦る。快感に更に蜜が溢れた。
「こっちは、紬?」
「ひあっ……」
耳元で囁いた和真は、紬の脚を抱えていた手をするりと陰部へ伸ばした。彼の指が触れたのは、後孔だ。ソコも膣内から滴る体液で濡れていた。
「ここも、欲しそうにパクパクしてるな」
「んあっあっ、だめっ、入れちゃ、ああぁっ」
「ダメって言いながら自分で飲み込んでるぞ、紬」
「ちが、俺じゃな、あっんっ」
紬の言葉とは裏腹に、蠢く後孔は和真の指を奥へと迎え入れようとしている。
こんな場所でこんなこと、駄目なのに。わかっているのに、紬の体は彼らの愛撫をすんなりと受け入れてしまう。
「ひうっんっ、だ、めぇっ、りょうほう、擦ったらぁっあっんんっんっ、きもちぃっ、あっあっ、んっん~~っ」
せめてもと必死に声を抑えようとする。
「あっ、紬、唇噛んじゃダメだよ」
「んぁっ、だって、こえっ、おっきい声、出ちゃう、んっんぅっ」
「紬、こっち向け」
「んぇ……?」
背後の和真に言われ、反射的にそちらへ顔を向ければキスをされた。
「んっんんんぅっ」
声を奪うように深く唇を重ねられる。入り込んだ和真の舌が口腔内を舐め回す。
「あっ、いーなー、和真。……んーじゃあ、俺はこっちにちゅーしよーっと」
「んんっ……!」
佑真は紬の服を捲り上げ、露になった胸の突起にちゅうっと吸い付いた。そのままキスをするように乳首に舌を絡めはむりとしゃぶりつく。
「ふぅんんっ、んっ、んーっ」
和真とキスをしながら佑真に乳首をねぶられ、膣孔と後孔を指でぐちゅぐちゅと掻き回される。二人から容赦なく快楽を与えられ、体は絶頂へと駆け上がる。
「んはっ、あっ、まっへ、ふたりとも……っ」
紬はキスをしていた唇を離し、二人を止める。
「どしたの、紬?」
「我慢しないで、イッていいんだぞ」
「も、やっ……佑真と和真の、おちんちんで、いきたい……っ」
羞恥をこらえて訴えれば、二人はカッと目を見開いた。
「んんんっ…………そうだったね。紬は俺らのちんぽで気持ちよくなりたいんだよね」
「二人と、一緒に……気持ちよくなりたい、んだってば……っ」
「はああ可愛い……。悪かった、紬」
「んっ……」
両孔から二人の指が抜かれる。
そして再び佑真に体を持ち上げられた。ベルトを外す音が後ろから聞こえ、和真が陰茎を取り出しているのがわかった。
紬の体は佑真の手から和真の手へ移される。和真はゆっくりと紬の体を自身の上に下ろしていく。後孔に、熱い肉塊が触れた。
「っあ……」
「紬、俺が下ろすからちんぽ入れられるか?」
「んっ……」
紬はこくりと頷き、和真の肉棒へと手を伸ばす。握って固定すれば、ぬぷ……っと蕾に先端がめり込む。
「あっあっ……」
「ゆっくり、下ろすからな……」
「んっ、和真の、入れてぇ、あっあっんんん~っ」
和真が紬の体を下ろしていくのに合わせ、彼の陰茎が後孔に入ってくる。
「ひっあっ、かずまの、おちんち、んっ、こすれてっ、あっああっ」
奥へと進むたびに、ごりごりと硬い楔に腸壁を擦られる。
「和真のちんぽお尻で飲み込んでく紬エッロ……」
眼前に立つ佑真は欲情した目で紬を凝視している。
「ひんっ、んっ、見すぎ、あっあっ、ゆ、まぁっ、はずかしぃっ、やあぁっ」
恥ずかしいのに、ギラギラと欲にまみれた視線を向けられるとどうしようもなく興奮してしまう。
絡み付く視線に恥じらい身を捩れば、ぐぽぉ……っと陰茎が奥深くまで突き刺さった。
「ひっ……~~~~っ、あぁっ」
「っ、大丈夫か、紬……?」
紬を気遣うように背後から和真が声をかけてくる。彼の艶っぽく上擦る声にも感じてしまった。
「んっんっ、だいじょ、ぶぅっ、ひっあっあっ」
懸命に息を整えながら、紬は自ら両脚を抱え膣孔を晒す。
「ゆうま、あっ、佑真も、入れてっ」
「あーもー、紬がエロすぎてちんぽ痛い……」
佑真は頬を上気させ、急いた手付きで前を寛げた。取り出された彼の陰茎は既に硬くそそり立っている。
佑真は覆い被さるように体を近づけてきた。
「入れるよ、紬……」
「うんっ……んっはっ、あっあっあ──っ」
ひくつく肉襞を掻き分け、男根が入ってくる。
ずりずりと膣内を擦られる快感に、ぎゅうぅっと胎内を締め付けてしまう。前も後ろも硬く太い肉棒に擦られ、紬はビクンッと体を硬直させた。
「っ、~~~~っ、ひっ、あっ、~~~~っ」
ピン、と爪先を伸ばし、紬は絶頂を迎える。ぶるぶる体を震わせ、佑真と和真の腕にしがみつく。
「っあ、ごめ……いっちゃ、あっんんんっ」
自分ではもうコントロールできず、体が勝手に絶頂を繰り返す。
「っふ……いいよ、我慢しないで、何回でもイッて……っ」
「ひぁんっ、んっんうぅっ」
悲鳴じみた嬌声を上げそうになれば、今度は正面にいる佑真にキスで口を塞がれた。
「はあっ……紬……好きだ、好き……」
背後の和真が熱っぽく囁く。
和真は紬のうなじを舐め上げはむはむと甘噛みしながら、紬の乳首を指でコリコリと刺激する。
「んちゅっ、はあっ、んっ、つむ、紬ぃっ……んっ」
佑真は紬の舌に舌を絡め激しく唇を貪る。そうしながら紬のぺニスを手で扱き、濡れそぼつ先端を指の腹でくりくりと擦った。
二人分の愛撫を施され、二人分の快楽を与えられ、紬はなにも考えられないままそれらを享受する。
「んっんっ……ひっ、ぁぅんっ、~~~~っ」
和真の陰茎は緩いリズムで後孔の最奥をトントンッと小刻みに突き上げてくる。
佑真の陰茎は激しく出し入れされ、ごりゅごりゅと膣壁を擦り上げ奥を抉る。
「ぅんんっ、はっ、きもちいっ、ゆう、まと、かずまの、んっんっ、おちんち、ひっあっ、きもちいぃっ」
熱に浮かされた状態で口にすれば、和真に強く抱き締められ、佑真に噛みつくようにキスをされた。
胎内を穿つ動きは激しさを増し、二人の絶頂が近いのがわかった。
「っく、イく、出すぞ、紬……っ」
「んっ、俺も、もう……っ」
和真と佑真が掠れる声で限界を訴え、紬は射精を求めるように中をきつく締め付けた。
二人はほぼ同時に精を吐き出す。びゅくびゅくびゅくっと内奥に熱い体液を注がれ、紬は恍惚とした顔でそれを受け入れる。
三人分の荒い呼吸音がトイレの個室を満たしていた。
やがて佑真が陰茎をゆっくりと抜いていく。ちゅぽんっと亀頭が抜け、膣孔からたらりと精液が漏れた。
「あー、エロ……」
その光景を見下ろし、頬を紅潮させた佑真は呟きを零す。
紬も蕩けた目で自分の蜜口を見ていた。
和真も紬の体を持ち上げ、慎重に自身の性器を抜いた。膣と同じように、和真の陰茎が抜けると同時に後孔から精液が溢れた。
「大丈夫か、紬?」
「ん……」
心配してくれる和真と向き合うように、紬はくるりと体を反転させた。和真と対面し、彼の上に跨がる。
「紬、どうした?」
不思議そうに尋ねてくる和真に潤んだ瞳を向ける。
「今度は、和真のおちんちん、おまんこに入れて……?」
「っ……」
和真は頬を赤く染め目を見開く。
そして紬は佑真へと顔を向けた。
「佑真のおちんちんは、お尻にちょーだい……」
「んっ……!!」
佑真の顔に一気に血が上る。
「お願い……二人のおちんちん、もっとほしい……」
すっかり思考が快楽に染まり、体が求めるままにねだれば、望みはすぐに叶えられた。
「んあああぁっ」
ずにゅうぅっと膣孔と後孔にほぼ同時に肉棒が挿入された。
「あっ、しゅごっ、奥まで、いっぱいぃっ」
「紬っ、もうっ、可愛くて、エロすぎっ……大好き」
「はっ……紬、好きだ、好き……っ」
「ひっあぁっあっ、しゅきっ、おれもっ、ゆ、まぁっ、かずま、あっあっ、すきぃっ」
前から和真に抱き締められ、後ろから佑真に抱き締められ、二人に挟まれ揉みくちゃにされる。
「んぁっあっ、ふたりに、ぎゅってされるのっ、すきっ、あぁっ、きもちいいっ、おまんこも、おしりもっ……ひあぁっ、いっぱいごちゅごちゅしてぇっ」
快楽に支配された紬はひたすらに二人を求めた。ここが大学のトイレであることもすっかり頭から抜け落ち、甲高い嬌声を上げた。
奇跡的に誰も近づかなかったことが唯一の救いだが、我に返ったあと紬は計り知れない羞恥に襲われることとなった。
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