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前編
しおりを挟む「行ってくる。二、三日は帰れないから、その間家から出るなよ」
「うん。行ってらっしゃい」
出ていく兄を見送り、楓葵は部屋に戻った。
しんと静まり返る部屋で一人で過ごすのはいつものことだ。
幼い頃、母が外に男を作って家を出ていった。数年後、父もふらりと行方をくらました。それ以来、兄が楓葵を育ててくれた。
両親は二人ともβだったが、兄はαだ。そして楓葵はΩだった。
αは産まれながらに優秀で、兄もきちんと教育を受けていれば一流企業に勤めエリートとなっていただろう。
けれど彼は楓葵を養うため、まともに学校に通わず働いていた。その体質ゆえ就職することすら難しいΩの楓葵を学校に通わせるために、自分は一日中働いて学費を稼いでくれた。
しかも兄はΩである楓葵の事を考え、Ωだけが通う一般校とは違う特殊な学校に通うように言ってきた。楓葵は遠慮したのだが、αもいる学校に通い何か間違いが起きたらどうするのかと説き伏せられた。 確かにその通りで、Ωらしく非力な楓葵に万が一が起きた場合、自分の力でどうにかすることは不可能だろう。だから心苦しく思いながらも学費の高い中高一貫の今の学校に通うことになった。
自分は兄の保護下でしか生きられない。その事が、ただただ申し訳なかった。楓葵がいなければ、兄はもっと楽に生きられただろう。せめてβであればと自分の性を恨んでも、こればかりはどうにもならない。
楓葵の首には、兄が用意した首輪が嵌められている。鍵がなければ外せないもので、その鍵は兄が管理している。
自分がΩであるせいで、こうして色々と気を遣わせてしまうのだ。
兄が出張で家に帰れないときは、楓葵は家から出ないようにと厳命されている。何か問題が起きたとき、すぐに駆けつけられないからだろう。兄に迷惑はかけたくないので、楓葵はきちんと言いつけを守っている。兄が出張の時は楓葵は学校も休み、家からは一歩も出ない。兄は遅くても三日以内には帰ってくるので、特に問題はない。
出張でなくても、兄が家にいる時間は少ない。殆ど毎日、帰宅するのは夜遅くなってからだ。
寂しくても、寂しいだなんて口が裂けても言えなかった。兄は働いて生活費を稼いでくれているのだ。楓葵はわがままを言える立場ではない。
それに兄は、あまり楓葵とは顔を合わせたくないと思っているようだ。それもそうだろう。お荷物でしかない楓葵を疎ましく感じてもおかしくはない。寧ろ見捨てずにいてくれるだけでも有難い。
あと二年もしない内に、楓葵は高校を卒業する。そうしたらこの家を出ていくつもりだ。就職は難しくても、バイトならできる。家を出て、フリーターとして一人で生きていこうと決めていた。
この先も兄の負担にはなりたくない。自分の仕事について兄は詳しく教えてはくれないが、なんとなくよくない仕事なのだということは教えられなくてもわかった。それもこれも楓葵を養うためだ。お金が必要だったから。
でも楓葵がいなくなれば、兄も真っ当な生活に戻れるのではないか。彼のしたいことをして、自由に生きられるのではないか。
それに、たまに兄は女性の香水の匂いを纏って帰ってくる。αらしく魅力的で美しい容姿の兄は性別問わずモテた。けれど楓葵がいるせいで、彼は家に女性を連れ込むこともできないのだ。
彼が外で女性を抱いているのだと思うと、楓葵の胸は張り裂けそうなほどに痛んだ。
こんな気持ちを抱くことすら許されないというのに、愚かにも楓葵は兄に恋愛感情を抱いていた。血の繋がった兄である彼を、一人の雄として見てしまっているのだ。
そんな自分に自己嫌悪するも、兄への気持ちは強くなる一方だった。
こんな気持ちを抱えたまま、兄の傍にはいられない。兄もいつか番を持つのだろう。それを近くで見るなんて耐えられない。兄の幸せを願えない。
自分は兄の弟ですらいられない。相応しくない。
家を出るまでとにかくこれ以上迷惑をかけないよう、楓葵は大人しく家で一人で過ごした。
翌日。目が覚めると体がおかしかった。熱っぽいのだ。だが熱があるのとは違う気がする。悪寒はなく、ただ下腹の辺りがむずむずしている。
疼くような感覚ははじめてのもので、けれどすぐにピンときた。
発情期がきたのだ。年齢的に、もういつきてもおかしくはなかった。
本当は発情期がくる前に抑制剤を用意したかったのだが、安易に欲しいとねだれるほど安くはない。寧ろ高すぎて楓葵は兄に買ってと言えなかった。バイトをして自分で買おうとも考えたのだが、兄がバイトをすることを許してくれなかった。未成年の楓葵が問題を起こせば兄の責任になる。だから許可できなかったのだろう。
楓葵は抑制剤を手に入れることを諦め、耐えて乗り切ることにした。
発情期は軽かったり重かったり、人によって変わる。自分がどうなのかは、体験してみなければわからない。
もしかしたらベッドから起きられない状態になるかもしれないので、今のうちに軽く食事を済ませておくことにした。
食事を終え、水分補給のための水を用意し、楓葵はベッドに横になった。
じわじわと体が発情していくのがわかる。腹の奥がじんじんして、後孔がきゅんきゅんするような、そんな感じがずっと続いていた。
だんだん頭もぼうっとしてくる。
下腹部に熱が溜まっていく。
それを楓葵はただじっとやり過ごした。
何時間経過したのか、半日は過ぎたであろう。その頃には楓葵の体はもう完全に発情していた。
ふらりとベッドから下りるが、楓葵は無意識だった。Ωとしての本能が体を動かしていた。
向かった先は兄の部屋だ。まっすぐにベッドに向かい、飛び込んだ。枕に顔を埋め、思い切り息を吸い込む。
「…………足りない」
兄の匂いは微かにしか感じられない。それもそうだろう。シーツは毎日取り替えている。そもそも兄がベッドを使う回数も多くない。
「や……もっと……おにいちゃ……っ」
ぐずるように呟きを漏らし、楓葵はクローゼットに近づいた。中を開け、躊躇いなくそこから手当たり次第に衣服を取り出す。
ベッドに持っていき、それらを敷き詰める。ベッドの上は兄の衣服でぐちゃぐちゃだ。
楓葵はその中心に、衣服に囲まれるような形でベッドに転がる。
「……っにぃちゃ、お兄ちゃんの、匂い……」
はあはあっと息を荒げ、楓葵は蕩けた顔で兄の服を抱き締める。
やはり薄いけれど、これだけ集めれば充分匂いは感じられた。
すんすんと兄の匂いを吸い込めば、体の熱は一層高まっていく。
ペニスはズボンの中で頭を擡げ、後孔からはじわりと蜜が溢れた。
「っあ、おに、ちゃ……」
楓葵はうつ伏せになり、枕に顔をうずめ、兄の服を掻き抱き、股間をベッドに押し付けた。
「あっあんっ、おにぃちゃ、おにいちゃぁんっ」
へこへことはしたなく腰を揺すり、もどかしい快感に悶える。下着の中でペニスが擦れ、更に膨らみを増していく。
しかし、楓葵の体が求めているのは後孔への刺激だった。中途半端に快感を得れば、そこの疼きはより強くなった。
「あっ、おにいちゃ、ぁんっ、ほしいの……っ」
楓葵は腰を高く突き出し、ねだるように尻を振る。
兄はいない。誰もいない部屋で一人、体を満たしてほしくて懸命に媚びる。
「お願い……お兄ちゃん、ほしいよ……おにいちゃ、お兄ちゃんの、ちょうだいぃっ」
いくら懇願しても、願いが叶えられることはない。
切なくて悲しくて情けなくて涙が零れた。
「お兄ちゃん、おにいちゃぁん……っ」
何度も兄を呼び続けていると、いきなり部屋のドアが開いた。
反射的に顔を向け、そこに兄の姿を見つける。
「っえ……!?」
驚きに、失いかけていた理性を取り戻す。
どうして兄がいるのか。何かトラブルがあって戻ってきたのか。それとも仕事が予定よりも早く済んだのか。
しかし今問題なのは彼がここにいる理由ではない。
自分の現状を見れば、とんでもない窮地に立たされていると考えなくてもわかる。
自分が取り返しのつかない失態を犯してしまったのだと。
兄は顔色を変えることもなく、ゆっくりとこちらに近づいてくる。
「すげー匂いだな。少し吸い込んだだけでクラクラする」
「っ、ご、ごめ、なさい……っ」
早く出て行かなくては。その前に、散らかしたベッドを片付けなくては。
焦りと恐怖に、うまく動けない。
もたもたしている間に、兄がすぐ目の前まで来てしまう。
何を言われるのか、どんな目で自分を見ているのか。怖くて兄の顔を見られない。
恐怖に竦んでいると、ぶわりと兄の匂いが辺りに充満した。
兄の濃厚なフェロモンを吸い込み、楓葵の体は思い出したように再び発情する。
「ふっ……あっ、あっ……」
蕩けた瞳で兄を見上げると、情欲にまみれた彼の視線が絡み付く。
目が合い、より一層互いのフェロモンが強く放たれた。
楓葵のフェロモンのせいで、兄まで発情してしまったのだ。
どうしよう。早く離れなくてはと頭の隅の冷静な部分で考えるけれど、心は完全に兄の発情を喜んでしまっていた。彼に犯されたい。孕ませてほしいという欲求に抗えなくなる。
「おにぃ、ちゃ……」
「楓葵」
名前を呼ばれただけでぞくぞくして、ぶるっと体が震えた。
兄はスーツのポケットから小さな鍵を取り出す。それを使って首輪を外した。
その首輪をその辺に放り、彼はスーツの上着を脱ぎ捨てネクタイを外し床に落とす。
楓葵は解放された首を呆然と撫でた。
「なんで、首輪……」
「邪魔だからな」
「じゃま……?」
言葉の意味を理解する前に仰向けにされ、のし掛かる兄に唇を重ねられた。
「んっ……ぅ……?」
状況のわかっていない無防備な楓葵の唇はあっさりと開かれ、差し込まれた兄の舌に蹂躙される。
「んんぅっ、はっ、ぁんっんっんんっ」
キスをされていると自覚した時にはもう口の中を舐め尽くされていた。舌に舌が絡み付き、甘い快楽に思考が溶けていく。流し込まれる唾液をうっとりと飲み込んだ。
気づけばもっともっとと自分から舌を伸ばしていた。けれど兄の唇は離れてしまう。
「あっ……」
無意識に、物足りないと目で訴えてしまう。
「楓葵、なんですぐに俺に連絡しなかった?」
「ん、え……?」
「発情期がきたのに、どうして俺に連絡しない?」
「……それ、は……」
兄に連絡するだなんて発想は全くなかった。とにかく一人で乗りきろうと、それしか考えていなかった。だって面倒をかけたくない。
「まさか、俺に隠れて他のαを連れ込もうとしてたわけじゃねーだろーな」
「そ、そんなこと……」
楓葵は首を横に振る。それこそあり得ない。
「ま、俺の部屋で巣作りしてたんなら、それはねーか。……自分の部屋にもカメラ仕掛けといてよかったぜ」
「え、今、なんて……」
「気にするな。お前は黙って俺に犯されてればいい」
言いながら、兄は楓葵のパジャマを脱がせていく。
「待って、だ、ダメだよっ、俺達、兄弟なのに……」
制止の声を上げながらも、体は彼に犯されることを期待していた。早く貫かれたいと後孔が激しく疼く。
「知るか。俺がどれだけこの時を待ってたと思ってんだ」
「……え……?」
「いい加減外で発散するのもうんざりなんだよ。でも発散させなきゃお前の顔見ただけで滅茶苦茶にしてやりたくなるし」
「っ……?」
「これで漸くお前を俺のものにできる」
何を言われているのか意味がわからなくて、ぽかんとしている間にパジャマも下着も剥ぎ取られ全裸にされてしまう。
またキスされそうになって、楓葵は形ばかりの抵抗を示す。
「あ、だめ、お兄ちゃ……」
「ウソつけよ。そんな期待しまくった顔してるくせに」
「ぁんんっ」
兄はニヤリと唇を歪め、そして深く口付けた。
止めなくては、という気持ちはまだ頭の片隅に残っている。こんなこと、兄にさせてはいけない。弟の自分が彼に抱かれていいはずがない。
そう思う一方で、体は本能に従い兄を求めた。必死になって舌を伸ばし、下手くそな動きでキスに応える。ちゅるっぢゅるっと舌に吸い付かれ、蕩けるような快楽に背筋が震えた。
楓葵の唇を貪りながら、兄の手が胸元を撫でる。触れられる前から既に尖っていた乳首を指で探り当てられ、こりこりと転がされた。
「んっ、んううぅっ」
両方の突起を刺激され、気持ちよくて背中が浮いてしまう。もっととねだるように胸を突き出せば、きゅうっと摘ままれ、先端をかりかりと爪の先で優しく引っ掛かれ、強烈な快感にびくびくっと体が跳ねた。
「はっ……そんな気持ちいいのか、ここ?」
「んゃぁあっ、あっ、だめっ、くりくり、しないで、あっあぁんっ」
「ダメって言いながら、めっちゃ腰揺れてるし。もうちんぽドロドロだな」
「んひぃんっ」
乳首から手を離し、兄は先走りでぬるぬるに濡れたペニスに触れる。
「あっ、だめ、さわっちゃだめぇっ、あっあっあぁっ、こすらないでぇっ」
「ははっ、腰の動きエロ……」
掌に包まれたペニスを扱かれ、腰が勝手に動いてしまう。
楓葵の痴態を見下ろし、兄は舌舐めずりする。
「色もピンクでエロいし、美味そ……」
「ひゃぁうんんっ……!?」
下肢に移動したと思ったら、ペニスをぱくりと口に咥えられた。はじめて味わう強烈な快感に楓葵は嬌声を上げ身悶える。
「ひっ、あっ、うそぉっ、あっあっんぁあっ、だめ、だめっ、舐めないで、ひぁっあっあーっ」
舌がぬるぬると絡み付き、ペニスを舐めしゃぶる。
やめてと訴えるが無視され、裏筋を舌が這い回り、じゅぽじゅぽと音を立てて吸い上げられる。
楓葵はベッドに散らばる兄の服を強く掴み、快楽に身をくねらせた。
先走りを漏らす鈴口を舌先で穿られ、鋭い刺激に大きく腰が揺れる。
「ひぅんっんっあっ、らめ、あっあっあんっ、出る、もぅっ、でちゃうぅっ、あっあっあひぁあっ、はなして、ぉに、ちゃぁっ、らめぇっ、ちゅうちゅうしないで、でる、いっちゃうっ」
敏感な先端を執拗に舐め回され、ぢゅぱぢゅぱと吸い付かれ、呆気なく我慢は限界を迎える。
「いく、いくぅっ、あっあっあっあっあ──っ」
腰が浮き上がり、内腿を痙攣させながら精を吐き出す。射精する間も吸われ続け、目も眩むような快楽に耽溺する。
ごくっごくっと嚥下する音が耳に届き、罪悪感と羞恥に涙が込み上げた。
残滓まで啜ってから、兄は口を離す。
「あー、うま。ずっと咥えてられるな」
「やあぁっ、もっ、舐めないでぇ、あっやぁんっ」
しつこく舌を這わされて、楓葵は身を捩る。
「いーだろ、俺のもんなんだから」
「そんな……あっ」
俺のものなんて言われて、否定する事ができなかった。楓葵は許されるのなら身も心も全て兄に捧げたいと望んでいる。たとえ興奮状態からくる戯れ言だったとしても、嬉しくて堪らなくなってしまう。
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※2024.3.29追記 続編を追加いたしました。
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