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後日談
しおりを挟む夕食の準備を終え、風呂を済ませた。それから史生はエプロンを手にゴクリと喉を鳴らす。
ホントにやるのか? やっていいのか? 何度となく自問を繰り返しながらも、それを身につける。
陽真に「したい事があるならしていい」と言った。したい事も言いたい事も我慢しなくていい、と。それから陽真は「可愛い」とか「好き」とか毎日何回も言ってくるようになった。まだまだ恥ずかしさはなくならないが、大分耐性はついた。少なくとも「可愛い」と言われて照れ怒鳴りする事はなくなった。
そんな風に「可愛い」だの「好き」だのたくさん口にするようにはなったのだが、したい事についてはまだ遠慮している節がある。
現に、史生の裸エプロン姿が見たいと心の中で言っていたくせに、彼はそれを直接言ってこない。
まあ、裸エプロンなんて頼みにくいだろう。軽々しくお願いできる事ではない。
そこで、史生は自主的に裸エプロン姿になってやろうと考えたのだ。今まで散々我慢させてきてしまった。だからできる限り彼の望みは叶えたい。
いつも使っているエプロンは汚れているので、新しい物を用意した。さすがにフリフリのレースのついた可愛らしいものは無理だ。シンプルなデザインの、ピンク色のを選んだ。
そして今、裸にエプロンだけを身につけてみたのだが。
自分の姿を見下ろせば、本当にこれでいいのかと不安しかなかった。こんな格好、変態としか思えない。
可愛い美人の女性がやるから興奮するのであって、目付きの悪い男がやっても楽しくも何ともないのではないか。
線の細い中性的な男ならまだしも、史生は体格もしっかり男だ。エプロンから伸びる腕も脚も、完全に男のものだ。
果たして、本当に陽真は史生のこんな姿を見て喜ぶのだろうか。
はっきり見たいとは言っていたが、彼の妄想の中では美化されているのかもしれない。裸エプロンなんて、実際にやったら引かれるのではないか。
裸エプロン姿で立ち尽くし、史生は悩んだ。
結果、やはりやめた方がいいと結論づけた。
こんな格好で陽真の前に姿を現しても、きっと誰も幸せになれない。
エプロンを脱いで服を着よう。
自分の部屋に戻ろうとしたが、その前に玄関のドアが開く音が聞こえた。陽真が帰ってきたのだ。
「っ……!?」
史生は声にならない悲鳴を上げる。今から部屋に戻れば、陽真と鉢合わせてしまう。
焦った史生は、咄嗟にリビングのソファの後ろに隠れた。
そしてドアが開き、陽真が声をかけてくる。
「ただいまー、史生…………って、あれ?」
彼の方からは史生の姿は見えない。史生はソファの裏から顔だけを出した。
「お、おかえり……」
「史生? そんなところで何してるの?」
「あー、いや、ちょっと探し物」
「探し物? 手伝うよ、何探してるの」
「あー! いい、いい、いらない!」
こちらに近づいてこようとする陽真を慌てて止める。
「それより、先に風呂入ってこいよ」
「え、でも……」
「いいから! 飯が冷める前に入ってこい!」
「う、うん? わかった……」
不思議そうにしつつ、陽真は入ってきたばかりのドアを出ていった。
危なかった……。史生は深く息を吐きながらソファの裏でうずくまる。
シャワーの音が聞こえてきたら、部屋に行って服を着よう。そう考えて、その場で暫し待つ事にした。
「何してるの、史生」
「ひぃっ……!?」
後ろから声が聞こえ、史生は飛び上がる。振り返ると、陽真が背後に立っていた。彼は瞬きもせずに史生を見下ろしている。真顔なのが怖い。
「なな、なに、なんで……っ!?」
「だって史生、明らかに様子がおかしかったから……。もしかして間男でも隠してるんじゃないかって不安になって」
「んなっ……ワケあるか!!」
「じゃあ、何でそんな格好してるの? 浮気してたの? 裸エプロンで浮気相手とイチャイチャしてたの?」
「違っ……違う違う違う……!!」
あらぬ誤解を受け、史生はぶんぶんと首を左右に振り立てる。
「これはお前が……っ」
「俺が?」
「だ、だから…………陽真が、喜んでくれるかと、思って……」
はにかみながら言えば、陽真の瞳が輝いた。
「え……俺の、為に……?」
「…………そう、だよ……」
「え、じゃあ何で隠れてたの?」
「そ、それは……いざとなったら不安になったんだよ……。こんなん、俺には似合わねーし……。見せたら、引かれんじゃねーかと思って……」
「そんなわけないよ!! めちゃくちゃ似合ってるし!!」
「いや……俺がこんな格好しても、楽しくねーだろ……」
「何言ってんの!? 裸エプロンの史生を一目見た瞬間から、俺のちんぽバキバキだよ!?」
「……は?」
思わずそこに視線を向ければ、彼の言う通り股間部分が膨らんでいた。ズボンが張り裂けそうなほどパンパンになっている。
「ぅお……ま、マジか……」
「何で史生が引くの」
傷ついた様子の陽真には悪いけれど、引いてしまう。これでそんなに興奮できるなんて、どんな神経してるんだ。
「いや……まあ、喜んでもらえたなら、良かったけどよ……」
「史生、折角ならやり直そうよ」
「あ? 何を?」
「俺が帰ってくるところから!」
「は?」
「俺、もう一回帰ってくるところからやるから、史生はその格好で出迎えてよ!」
陽真はキラキラした笑顔で言ってくる。恥ずかしいが、期待に満ちた瞳を向けられると拒めない。
「…………わ、かった……」
「やったー!! じゃあ、俺は一回家出るね!」
子供のようにはしゃぎ、陽真は走って玄関に向かう。ドアを開閉する音が聞こえた。
史生もノロノロと廊下へ出る。
そして再びドアが開き、陽真が入ってくる。
「ただいま、史生」
「ぉ……おかえり……」
恥ずかしさに顔を真っ赤にし、ぎこちない動きで陽真に近づく。
「んあああっ、サイコーだよ、史生ぉ……!!」
「ぅおっ……!?」
陽真は歓喜の悲鳴を上げ、靴を脱いで抱きついてくる。
「はあはあはあっ、裸エプロンの史生にお出迎えしてもらえるなんて幸せ過ぎる!」
「ちょっ……興奮、しすぎだろ……っ」
彼の勢いに押され後退るが、すぐに壁が背中に当たる。
「史生、可愛い、史生、大好きっ……」
「んっ……ぁ、待っ……んんっ、飯、できてんだぞ……っ」
「うん。でもごめん。ご飯よりも史生を食べたい。食べさせて」
「んむぅっ、むっ、んっ、んーっ」
貪るようにキスをされ、口腔内を舌でぐちゃぐちゃにされる。
陽真は舌先で上顎を擦りながら、膨らんだ股間をグリグリと押し付けてきた。
「んぁっ……んっ、はる、ぅんんっ」
「はっ……んっ……史生……っ」
舌を絡ませ合い、溢れる唾液を飲み下す。呼吸すらままならない深いキスに、頭がくらくらした。
「はる、まぁ……あっ、んっんっ」
陽真の唇は顎を辿り首筋へと下りていく。ぢゅうっと強く肌に吸い付かれ、甘い痛みに肩を竦めた。
「んっ……はあっ……陽真、あっ」
「史生……」
陽真の指がエプロンの肩紐をずらす。チラリと覗く乳首に陽真がしゃぶりついた。
「ひうっんんっ……あっんっ」
「んっ……はあっ……おいし……史生の乳首……」
ちゅぱちゅぱと音を立て、味わうように乳首に吸い付かれる。快楽に背筋が震え、史生の瞳が蕩けていく。
「玄関開けてすぐ史生の乳首ちゅうちゅうできるなんて……幸せで泣きそう……っ」
「ば、かぁっ……あっ、吸い、すぎだ、あんっ」
固く膨らんだ乳首を舐めしゃぶられ、下腹部がじん……と熱くなる。
史生は太股を陽真の脚の間に差し込み、膨らみを擦った。
「っあ、史生……っ?」
「それ、一回出した方がいいんじゃねーの? さすがに辛いだろ」
「え……で、でも……」
「俺が、してやる……」
「えっ……!?」
驚きに固まる陽真の足元に膝をついた。
ベルトを外し、ギチギチになったファスナーを下ろす。
「し、史生……!?」
狼狽する陽真を無視し、下着を下げた。ぶるんっと反り返った肉棒が飛び出す。
その大きさに改めて驚く。今までこんなに間近で見た事はなかったが、こんなに大きかったのかと今更ながらに感想を抱いた。
「史生っ、待って待って、何する気!?」
「何って……口でするんだろ」
「ええっ……!?」
「そんな驚く事じゃねーだろ。お前だっていつもしてんだから」
「いや、だって、俺はしたいからしてるだけで……」
「俺だって、したくなかったらしないっての」
「あ……う……」
陽真は顔を真っ赤にして動揺している。
「あ、あっ、でも、まだお風呂入ってないし……」
「お前だって、俺が風呂入る前に舐めるだろーが」
「そ、だけど……でもそれは」
「うるせーな。いいから黙ってろ」
止めるべきか迷っている陽真の陰茎の先端を、はむりと口に咥える。
「ぅあっ……うそ……史生が俺のちんぽ……口に入れて……。俺のちんぽが史生の口の中に……っ」
陽真は驚愕と興奮に声を上擦らせる。はあっはあっと息を乱し、彼は史生の頭や頬を撫で回した。
史生は陽真にされた時の事を思い出し、舌を動かしながら陰茎をしゃぶる。大きくてやりにくいけれど、懸命に奉仕する。
「くっ……う……ヤバい……史生にフェラされてるって事実だけでもう出そう……興奮が凄まじい……っ」
「んっ……出るなら出しちまえよ……我慢、すんな……」
「そんなのもったいないよ……!折角史生がフェラしてくれてるのに……もっと史生の口の中を堪能したい……!」
「別に……してほしいなら、いつでもしてやる……」
「ううっ……嬉しい事言わないで! ホントに出る……っ」
「だから、出せばいいだろ……んっんっ」
ぢゅぷぢゅぷと陰茎を出し入れする。ごりごりと亀頭が上顎を擦り上げ、史生も口内を愛撫されているような感覚になる。
ぞくぞくっと体を震わせながら、口いっぱいに頬張った肉棒を強く吸い上げた。
「ふうっ……んっ……んんっ」
「ぁ、ごめ、出るっ、史生……っ」
「んっ……んううぅ……っ」
びゅくびゅくっと精液が吐き出される。その勢いと苦味に眉を顰めながらも、喉へと流し込んだ。
「あ、わっ……飲んでるの、史生っ……?」
焦る陽真を気にせず、史生はちゅうっと吸い付き全てを飲み干した。
「ぷぁ……っ」
「史生、飲んじゃったの……?」
「お前だって、いつも飲んでるだろ……っ」
「そうだけど……」
文句があるのかと睨み付けていたが、ふと思い出す。そういえば陽真は「顔に擦り付けてぶっかけたい」というような事を心の中で言っていた。飲まずに顔で受けた方がよかっただろうか。
そうは思ったが、もう飲んでしまったのだ。顔にかけるのはまた今度にしよう。
「嫌だったのか……?」
「まさかめちゃくちゃ嬉しいです!!」
不安に思って尋ねれば食い気味にそう言われ、ホッと胸を撫で下ろす。
「史生、俺もしたい。今度は、俺に史生のおちんぽ舐めさせて?」
「ぅえっ……?」
承諾する前に、陽真に腕を引かれ立たされる。そして今度は彼が床に膝をついた。
こちらを見上げる陽真が、くらくらするような艶っぽい笑みを浮かべる。
「史生、エプロン捲っておちんぽ出して?」
「っ……」
陰部などもう何度も見られているというのに、エプロンを捲って見せるという行為にとてつもない羞恥を感じる。
あまりの恥ずかしさにぶるぶる震えながらも、エプロンの裾を持ち上げた。
緩く勃ち上がったぺニスが陽真の眼前に晒される。
陽真はうっとりと、蕩けるように甘く微笑む。
「ああ……すごいエッチで可愛いよ、史生……」
「っ、いいから、舐めるなら早くしろ……っ」
羞恥に耐えきれず怒鳴るように言えば、陽真は嬉しそうに目を細めぺニスをねっとりと舐め上げた。
「ひうぅ……っ」
ぬるーっと根元から先端まで舌を這わされ、快感に腰が跳ねる。
「あはぁ……史生のおちんぽも、美味しい……」
美味いわけあるか、と言いたくなるけれど、陽真は本当に美味しそうに舐めるから口を噤むしかない。
舌を巧みに動かし、味わいながらぺニスを舐め回す。陽真の口淫は腰が砕けそうなほど気持ちよかった。
「あっあっんっ、きもちぃっ、あぁっ、陽真ぁっ」
「んっ……あぁ……可愛い、史生……」
先走りを漏らしはじめた鈴口を舌先でねぶり、陽真は史生の臀部に触れる。剥き出しの尻臀を両手でむにむにと揉まれ、史生は背筋を震わせた。
「ね、史生……。おまんこも舐めたい。史生のおまんこ舐めさせて。史生のおまんこ俺の涎でぬるぬるにしたい」
「っ、だ、だめ、だ……っ」
「えっ、どうして……?」
拒めば、陽真はショックを受けたように瞠目する。
「違っ……嫌、とかじゃねーから……」
「んん?」
「い、嫌なわけじゃなくて……その…………ってるから……」
史生はモゴモゴと口ごもる。聞き取れず、陽真は首を傾げた。
「え、何て?」
「っ、だからっ…………ローション…………ってるから……っ」
「ローション……? え、ローション?」
史生の言わんとしている事に気付き、陽真は目を丸くした。
「史生、自分でローション仕込んだの?」
「っ……」
羞恥でうんともすんとも言えず、僅かに小さく頷いた。
陽真の指が後孔を撫でる。ヒクリと反応したそこに、指が沈む。ゆっくりと埋め込めば、くちゅりと濡れた音が鳴った。
「史生……ここに、自分でローション入れて……それでエプロンだけ身につけて俺の帰りを待ってたの……?」
興奮に陽真の息が上がる。
史生は恥ずかしくて泣きそうだった。
「俺のちんぽすぐにハメられるように? 自分でおまんこぬるぬるにしたの?」
「そ、そう、だ……」
結局裸エプロン姿を見せる事に怖じ気づいて無意味に終わるところだったが。
「っもう、史生ってば……! 俺の事、喜ばせ過ぎだよ! ほんっとに可愛いんだからぁ!」
感激した陽真は股間に頬擦りしてくる。
「ばかっ、どこで何してる……っ」
「だって、史生が愛しくて堪らなくなっちゃって……」
言いながら、陽真は再びぺニスに舌を這わせる。アナルに入れた指もぐちゅぐちゅと動かした。
「んあっ、あっひぅっ、んんぅっ」
ぺニスと後孔を同時に刺激され、強い快楽に襲われる。徐々に射精感が込み上げてきたところで、陽真はぺニスから口を離す。
「っあ……」
快感を取り上げられ、それを追いかけるように無意識に腰がピクリと動いた。
陽真へ視線を向ければ、彼はひたすらに甘い瞳でこちらを見つめ唇に弧を描く。
「陽真……?」
「史生、自分で腰振って」
「…………は?」
「俺の口で、オナホみたいにちんぽずぽずぽしてイッて」
「…………」
彼の言っている事を理解するのに十数秒要した。理解してから、よくもまあそんな変態的な要求が色々と思い浮かぶものだと呆れと羞恥にはく……と口を開閉する。
「っ、…………っ」
「ね、史生。ほら、俺の口で気持ちよくなって」
反応できずにいる史生の前で、陽真はあーんと口を開ける。
それでもまだ動けずにいると、後孔の中の指が内壁を擦った。
「ひっ、あぁ……っ」
腰が動き、ぺニスを目の前にあった陽真の口の中に入れてしまう。
そのまま指で前立腺をくりゅくりゅと撫で回されると、史生の意思とは関係なく腰が前後に揺れる。
「んひっ、やっ、きもち、いっ、あぁっ、やっああっんっ」
温かくぬめった陽真の口内にぺニスを出し入れする。いつしかその快楽に耽溺し、史生はカクカクと腰を動かした。
「あぁっ、ひぅんんっ、あっあっ、いくっ、陽真、あっあっ、いくぅっ」
ぶるっと身を震わせ、史生は射精した。陽真はそれを当然のように嚥下する。一滴残らず丁寧に啜りとられ、ビクビクと肩を竦めながら全てを吐き出す。
息を整える史生の胎内から陽真の指が抜けた。
立ち上がった彼は汗で額に張り付く史生の前髪を指でよけてくれた。火照った頬を撫でられて、心地よさにとろんと目を細める。
「史生……可愛い……」
「は……ふ……っ」
「入れていい?」
「ん……」
陽真の陰茎は既に回復し、再びそそり立っていた。それを目にすると、自然と後孔がきゅんと疼く。
史生は彼に背を向けた。壁に手をつき、後ろに腰を突き出す。
「いい、ぞ……。入れて……」
無防備な後ろ姿を晒せば、陽真の荒い息遣いが聞こえた。
「史生……っ」
アナルに亀頭が押し付けられる。
「んぁ……っ」
ぐぐ……っと肉塊がめり込んでくる。受け入れる事に慣れた胎内は喜んでそれを迎え入れ、飲み込もうとする。
「ぁ、はあっ……史生っ」
「ひっくぅっ、んっんっああっ」
ローションでぬかるんだ肉筒を、ゆっくりと貫かれていく。内壁を硬い楔に擦り上げられる快感に、ガクガクと脚が震えた。
「あっ、あっ、んひぅぅっ」
「史生、大丈夫? 苦しくない?」
「へぃき、だ、あぁっ、あっ」
「はあっ……夢みたい……裸エプロンの史生とエッチできるなんて……っ」
「ひゃうんっ」
熱い息を吐きながら、陽真がねっとりとうなじを舐め上げる。ぬるぬると舌の這う感触に、ゾクゾクッと背中に震えが走った。
「んゃっ、あっ、擽った、ぁあんっ、んっ」
「可愛い、史生……好き、好き」
「ひぁっ、あっあっんんっ」
エプロンの隙間から入り込んだ陽真の片手が、乳首を弄る。固く尖った突起をコリコリと転がされ、史生は快感に嬌声を上げた。
「やめっ、あんっ、んっああっ、そんな、あっ、いっぺんに、ひあっあっあっんんぅっ」
うなじに吸い付かれ、乳首を捏ねられ、後孔をぬぽぬぽと擦られて、史生は与えられる快楽の多さに怯えた。
もういっぱいいっぱいなのに、陽真は更にエプロンの上から勃ち上がったぺニスを握り込む。
「ひあぁっ、やっ、あっあっ、やめぇっ、あぁっ、あっ」
「はっ……史生のおちんぽぬるぬる……エプロン越しでもわかるよ……」
「んゃああっ、さきっぽ、こす、なぁっ、あっひっんっううぅっ」
布越しにぬちゅぬちゅとぺニスの先端を擦られ、痺れるような快感が全身を駆け抜ける。
「ひぃっんんんっ、やめっ、それっ、あひっ、ひっんっ、いくっ、んぅううっ」
「いいよ、イッて、史生」
陽真は耳朶をしゃぶりながら乳首をカリカリと優しく引っ掻く。
「んひぃっ、いくっ、いっ、あっあっ」
内部の膨らみをごりごりと擦られ、ぺニスを扱かれ、あっという間に限界が訪れた。
「ああっ、あ~~~~っ」
エプロンの中に精液を吐き出す。じわじわと体液が染みて、エプロンを濡らした。
絶頂の余韻にヒクヒクと身を震わせていると、陽真に腰を掴まれずんっと内奥を突き上げられた。
「ひぉっ!? おっ、おっ、待っ……ひっ、いった、ばっかで、あっあっ、~~~~っ」
「ごめん、ねっ……史生のイきっぱなしのおまんこで、ちんぽ扱かせて……っ」
「ひっ、んっ、~~っ、おっ、ひぃっ、~~~~っ、いくっ、んぉおっ」
深くまで突き入れられた剛直にごちゅっごちゅっと激しく穿たれ、史生は快感に背中を仰け反らせる。射精したばかりのぺニスからは何も出ないが、はしたない声を上げ絶頂を繰り返す。
「史生っ……ああ……裸エプロンの史生、エッチで、可愛くて……たまんない……っ」
「ひうっ、んっおっ、お~~っ」
何度も腰を打ち付けられ、目も眩むような快楽を与えられ続ける。史生は壁に爪を立て、ぶるぶると爪先を震わせた。
「はあっ……もう、出すよ……史生の中に、出すからね……っ」
「んっ、はるぅっ、んおっおっ、はりゅまっ、あっあっ、はりゅまぁっ」
どちゅんっと一際強く胎内を貫かれ、膨らんだ剛直から勢いよく体液が放たれた。内奥で陽真の熱を受け止める愉悦に肉筒が蠢動する。陰茎に絡み付き、全てを胎内に受け入れようとする。
「はっ……あっ……あっ……」
史生の脚はガクガクと震え、今にも頽れそうだ。
「んっ……は、あっ……はるま……俺、もう……立ってらんね……」
「うん。じゃあ、俺が支えるね」
そう言って、陽真は史生の両脚を抱えた。体を持ち上げられ、「ひぃ……っ!?」と悲鳴が漏れる。
「ばっ、な、なにしてっ……下ろせよ……っ」
「え、だって史生が立ってられないって言うから」
「あっんっ……だからって、こんな、あっ、っつーか、まず先に、抜けよ、ぉっ、んっ」
繋がったまま後ろから体を抱えられ、何故か既に再び体積を増している陽真の剛直が深く突き刺さる。
「ひっうっ、ふかっ……あっ」
腹の奥深くまで楔に貫かれているような感覚に史生は怯えるが、体は快楽だけを感じていた。最奥をぐりゅぐりゅと抉られ、顎を反らしよがり声を上げる。
「あ、そうだ」
「んひっ、うご、くなぁっ、あっあっ」
史生の体を持ち上げたまま、陽真は反転する。
「あっ!? ひっ……!」
反対側の壁には、全身鏡が貼り付けられている。裸エプロン姿の自分が、陽真に後ろから抱えられている様がはっきりと映っていた。
「やぁっ、やめっ、あっあっ、陽真ぁっ、やっ」
真っ赤になって羞恥に震える史生を鏡越しに見つめ、陽真は興奮に頬を染める。
「はああ……後ろ姿もいいけど、やっぱり史生の顔を見ながらの方が興奮する……っ」
「んやっ、あっ、ばかっ、んっひっ、止まっ、ああっ、~~~~っ」
ずんっずんっと下から突き上げられ、精液でエプロンが張り付く史生のぺニスがそれに合わせて揺れる。己の痴態も、それを見て恍惚としている陽真の顔も、全てが鏡に映っている。
「やあぁっ、はるぅっ、んっおっおっ、お~~~~っ」
恥ずかしくて堪らないのに、体は勝手に絶頂を迎える。
「はっ……ああっ、可愛い、史生」
「ひんっ、んっやっ、やっ、あうっ、んんんっ」
体を揺さぶられ、ビクビク震える爪先が宙を掻く。
ぐぽっぐぽっと最奥を穿たれ、史生のぺニスが精液を漏らすのがエプロン越しでもわかった。
「あはっ、エロくて可愛いっ……エプロン、史生の精液でぐちゅぐちゅだよ……っ」
「ひやっ、やっ、んおっ、~~っ、おっんっ、はりゅまぁっ、あっ、~~~~っ」
肉棒で胎内を掻き回され、史生は何度も絶頂を迎えた。
「おっ、おっ、ひぃんっ、~~~~っ、ひっ、いきしゅぎて、あっ、ばかんなるぅっ、んひっ、あっ、あ~~っ」
「顔トロットロで可愛いっ……気持ちよすぎて泣いちゃうの、可愛いすぎてもっとめちゃくちゃしたくなる……っ」
「んおぉっ、おっ、ひっ、~~~~っ」
激しく剛直を出し入れされ、史生は顔をぐちゃぐちゃにして泣き喘いだ。
「あひぃっ、ひっ、ああぁっ」
「はあっ……出るっ、史生のまんこに……っ」
「おっ、~~~~~~っ」
びゅーっと噴き出す精液を、胎内で受け止める。
「んぉっ……出てる、いっぱい……っ」
腹の奥に熱い体液を注がれ、史生の顔は陶酔したように緩む。
そのだらしなく蕩けた史生の表情を、陽真はうっとりと見つめていた。
足を床に下ろされ、陰茎を抜かれる。立てなくなった史生は陽真に支えられながら浴室に向かった。
体と頭を洗い、それから二人で浴槽に浸かる。陽真に後ろから抱き締められるような体勢に、羞恥を感じつつ安心感から体の力を抜いた。
疲れてくたくたの史生とは反対に、陽真はずっとご機嫌だ。ぎゅうっと史生を抱き締め、頬擦りしてくる。
「史生……史生ー、大好き」
「ん……」
「好き、好き」
「わかった、って……」
「裸エプロン、すっごく嬉しかった」
「……んん」
「史生、めちゃくちゃ恥ずかしかったでしょ?」
「……そりゃ」
「それなのに、俺の為にしてくれたんだよね」
「…………ん」
「それがすっごくすっごく嬉しい」
陽真はまっすぐに気持ちを伝えてくる。それが面映ゆく、けれどとても嬉しい。同じように返せたらいいのに、といつも思う。
体に回された彼の腕をきゅっと掴んだ。
「お、お前に……陽真に、喜んで、ほしいんだよ……」
「史生……」
「陽真が、喜んでくれんなら……恥ずかしいのも、平気、だ……。陽真の事、好きだから……」
「っ…………史生!!」
「ひっ!?」
尻の下にあった陽真の陰茎がグンッと勃ち上がった。
「な、な……何で……っ」
ぐりぐりと押し付けられ、腰を浮かそうとするが陽真にガッチリと抱きつかれて動けない。
後ろからはあっはあっと興奮した息遣いが聞こえる。
「史生……史生にそんな可愛い事言われたら……俺、俺……っ」
「待っ……ちょ……待てっ、俺、もう腹減ってんだよ……っ」
「ごめん、ごめんね、史生が可愛くて我慢できない……」
「可愛くねーしっ! 勝手な事言ってんな……! ああっ」
亀頭がグイグイと後孔に入ってこようとする。綻んだそこは、史生の意思とは関係なくパクパクと口を開け肉塊を飲み込もうとする。
「嬉しい、嬉しいよっ、史生のおまんこも俺の事好き好きってしてくれて……!」
「違っ……あああぁんっ」
結局ろくな抵抗もできないまままた抱かれてしまった。
素直に自分の気持ちを伝えるのも善し悪しであると史生は学んだ。
─────────────────
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hina
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国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
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