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しおりを挟むそれから、マリナは毎晩ユリウスに抱かれた。
正直、マリナは一回限りのことだと思っていた。精神的に追い詰められたユリウスが肉体的な癒しを求めた一夜の過ちなのだと。朝になればユリウスは正気になり、また兄妹の関係に戻るのだと。
しかしそうはならなかった。一回どころか、もう両の手では足りないほど抱かれていた。
憔悴していたユリウスはすっかり元気を取り戻し、目の下の隈も消え、肌も艶々している。
元気になったのなら、もうマリナを抱く必要はないのではないか。
そう思ったけれど、マリナは求められると拒めなかった。
抱き合ったあと、満たされたような笑顔ですやすやと眠るユリウスを見ると拒絶することなどできなかった。拒否してしまえば、またユリウスが眠れなくなってしまうのではないかと不安だった。
だからずるずると続けてしまっていた。
そんなある日の夜。
いつものようにベッドでマリナを腕に抱き締めながら、ユリウスが言った。
「別荘に行くことにしたから」
マリナはパチパチと瞬きする。
「別荘、ですか? 家族で?」
「マリナと僕の二人で」
「二人……?」
「そう。二人きりで」
ユリウスの意味深な笑みに、マリナはどぎまぎと視線を泳がせる。
「ど、どうして、急に別荘に……?」
「だって屋敷の中じゃ、人目があるから好きなときに好きなだけマリナに触れないから」
「へぁっ?」
「マリナもいつも声を我慢して、落ち着かないみたいだし」
「えっ、あ、うっ……」
ユリウスが言っているのはもちろんあれをしているときのことだろう。マリナはなんと言葉を返せばいいのかわからず、真っ赤になって口をぱくぱく開閉することしかできない。
「だから、二人で別荘に行こう。二人きりになれば、気兼ねなくイチャイチャできるからね」
ユリウスはお出掛けを楽しみにする子供のように、無邪気に微笑んだ。
そうして数日後、本当にマリナはユリウスと別荘にやって来た。馬車は二人だけを残して去っていく。
必要なものは既に別荘の中に揃えられているそうだ。使用人は毎日決められた時間にやってくるが、ここで寝泊まりはしないという。
何日滞在するのかは教えられていないが、ここにいる間は本当にほぼ二人きりで過ごすことになるのだろう。
ドアを開け、中に入るなり抱き締められてキスをされた。
「んっ、ふぁっ……んんっ」
すぐに舌が差し込まれ、口腔内を掻き回される。絡めとられた舌を音を立てて吸い上げられ、ぞくぞくと背中が震えた。濃厚な口づけに、この先の行為を体が勝手に期待してしまい、じわっと漏れた蜜が下着を濡らす。
服の上から腰を撫でられ、スカートを捲り上げられそうになり、マリナは震える手でユリウスの胸を押し返した。
「んぁっ……おに、さま、だめです、こんな、ところで……っ」
「二人きりなのに?」
唾液に濡れたマリナの唇を、ユリウスはねっとりと舐める。艶を帯びた瞳に見つめられるとドキドキして、つい縋りついてしまいそうになるがぐっとこらえてマリナは理性を総動員する。いくら二人きりとはいえ、エントランスで淫らな行為に耽るなどよろしくない。
「お、お願いします、お部屋に……お部屋の中が、いいです……」
まるでマリナがユリウスとそういう行為をしたくて誘っているような言い方になってしまったが、この場で色々とされてしまうよりはいい。羞恥に耐えて、お願いしますとユリウスに懇願する。
ユリウスはちゅっとマリナの額に口付けた。
「いいよ。じゃあ、部屋に行こう」
蕩けるような笑顔で甘く囁いて、ユリウスはマリナの手を引いて部屋の中へ移動する。
広く豪華な室内を見る暇もなく、また中に入るなり深く口付けられた。
「んっ、んんっ、ぁっ、おに、ひゃまぁ……んんっ」
上顎を舌先ですりすりと擦られ、溢れる唾液を啜られる。
キスだけでマリナはとろとろに溶かされてしまう。気づけば自ら舌を伸ばし、夢中で彼のキスに応えていた。いっぱいに舌を伸ばして触れ合わせ、絡ませる。
とろりと糸を引いて唇を離される頃には、マリナの頬は紅潮し、完全に欲情した顔を晒していた。
「おに、さまぁ……」
潤んだ瞳で見上げれば、ユリウスは艶然と微笑む。欲を孕んだ彼の視線にぞくりと肌が粟立った。
体を反転させられ、マリナはドアに両手をつく。
「あっ、お義兄さま……?」
背後に立つユリウスは、ちゅっとマリナの耳の後ろに口づける。
「ぁんっ」
「マリナの耳、小さくて可愛い。食べちゃいたい」
「ひゃ、ぅんっ」
はむりと耳にしゃぶりつきながら、ユリウスの手がマリナの体に触れた。
後ろから回された手が、前にあるワンピースのボタンを器用に外す。彼の指は胸元をはだけ、直に乳房に触れた。
「はっ、ぁうっんんっ」
きゅっと突起を摘ままれ、マリナは咄嗟に上がりそうになった声を抑える。
「マリナ、声を我慢しちゃダメだよ」
「んぁっ、で、でもっ……」
「なんのためにマリナと二人きりになったと思ってるの? マリナの可愛い声、ちゃんと聞かせて」
「はっ、ぁうんっ、んっ」
くりくりと両方の乳首を捏ね回され、快感に甘い声が漏れる。ユリウスにそれを聞かれるのが恥ずかしくて唇を噛み締めれば、咎めるようにうなじに強く吸い付かれた。
「こら、我慢しちゃダメって言ってるのに」
「んっ、はぁっ、あっ、だって、恥ずかし……っ」
「じゃあ、マリナが声を聞かせてくれるまで、ずーっとここだけ弄ってようか」
「ひゃぁんっ」
乳頭を爪の先でカリカリと引っ掛かれ、鋭い刺激に背中が仰け反る。
「マリナの可愛いここが、真っ赤になってもずーっと弄っててあげる。どんどん敏感になって、少し掠めただけで感じちゃうようになって、マリナが腰をもじもじしてもそっちは触らないで、ここだけで気持ちよくなるんだよ」
「やっ、そんなの、だめぇっ」
今だってもう、下腹がじくじくと疼いている。胎内は刺激を求めて蠢き、蜜を漏らし続けていた。
抱かれることに慣らされたマリナの体は、すっかり快楽に弱くなっていた。
「んゃっ、やなの、お義兄さま、胸だけじゃ足りないのっ」
「じゃあ、声を我慢しないでいられる?」
「は、はいっ、我慢しない、からぁっ」
「うん、いい子だね」
褒めるように頬に口づけて、ユリウスの片手が下肢へと伸びる。スカートの中に差し込まれたユリウスの手が、脚に触れた。それだけで、期待にまた蜜がじわっと漏れてしまう。
ぐしょぐしょの下着に触れ、ユリウスは笑みを零した。
「もうこんなに汚しちゃったの?」
「ひぁっあっ、ごめ、なさぃっ」
「怒ってないよ。マリナは感じやすくて可愛いね」
「あっ、ひぁんっ」
ユリウスは下着をずらし、濡れそぼった秘所に触れる。
「あっあっあっ、あんっ」
「こんなにぐちゅぐちゅにして……どこが気持ちいいのか教えてごらん」
「んあぁっ、耳、ちゅ、ちゅって、されるのと……」
「うん」
「あと、あっあぁっ、む、むね、ひっあっあっあぁんっ」
「んー?」
「んんっ、ちくび、指で、挟んで、きゅ、きゅって、それも、きもちよくてぇっ」
「うん」
「あと、あとぉっ、お、おまたの、そこ……っ」
「ここ?」
「はひぃんっ、そこ、そこぉっ、こりこりって、弄られるの、きもちいぃですぅっ」
「そうだね、蜜が溢れて止まらなくなるくらい気持ちいいんだね」
「はい、んんっ、きもちい、お義兄さまぁっ、あっあんっ」
「あとは? どこを気持ちよくしてほしい? マリナはどうしたらもっと気持ちよくなれる?」
ぬちゅぬちゅと秘裂を擦りながら、ユリウスが耳元で囁く。
きゅうぅっとお腹の奥が激しく疼いて、マリナははしたなく腰を後ろに突き出してしまう。
「なかぁ、なかに、お義兄さまの、入れてほしいです、私の中、お義兄さまでいっぱいにしてほしいっ」
背後に顔を向け、蕩けた顔で懇願する。
ユリウスは情欲を宿らせた瞳をうっとりと細めた。
「いやらしくて可愛いマリナ。僕だけのマリナ、愛してるよ」
スカートを捲り上げられ、秘所に陰茎を擦り付けられる。蜜口に亀頭がぬちゅりとめり込んだ。
立ったまま、服を乱した状態で体を繋げられようとしている。
恥ずかしいのに、マリナは確かに興奮していた。
義父母と大勢の使用人達と暮らすあの屋敷では、
迂闊なことはできない。部屋の外に響くほどの声を上げ、誰がやってくるかわからないから、昼間からドアの近くでこんなことはできない。
あの屋敷ではできなかった、いけないことをしているのだ。そう意識するとどうしようもなく昂ってしまう。
「ふっ、はっ、あっあっあ~~~~~~っ」
ずぷぷ……っと剛直を奥まで突き入れられた瞬間、マリナは絶頂に達していた。雄蘂を咥え込んだ膣孔から、とぷっと蜜が滴り落ちる。
「っはあ……入れただけでイッちゃったね、気持ちよさそうにびくびくして、可愛いよ、マリナ」
「んあっあっ、ひっあっあっ、おに、さまぁっ、あっあっひあぁんっ」
ぬぐっぬぐっと中を擦られ、マリナはあられもない嬌声を部屋に響かせた。
ユリウスはゆっくりと腰を前後させ、絡み付く肉筒を掻き回す。
「ああ……っ、マリナの中、すごく気持ちいいよ。マリナもここ、擦られるの気持ちいい?」
「はあぁんっあっあぁっ、きもちぃ、れす、そこっ、ぐりゅぐりゅってぇっ……んんっ、おく、おくも、お義兄さまぁっ」
「ふふっ……こうっ……?」
「ひゃうぅんっ、おくぅっ、きもちいっ、あっあっあっああぁっ」
「はっ……マリナは、すっかり奥とんとんってされるの好きになったね」
「好き、好きれすぅっ、あっひぅっんっんあぁっ」
最奥をぐぽっぐぽっと突き上げられ、マリナは与えられる快楽に溺れた。
こんなことしてはいけないと心の中で思いながら、浅ましくユリウスを求め快感を貪る。
自分の気持ちは押し殺したまま、マリナは彼に抱かれ続けた。
それから、ユリウスとの爛れた生活がはじまった。人目を気にする必要のない二人きりの別荘で、何度も体を重ねた。
時間が経つにつれ、不安は大きくなっていった。
ユリウスはマリナをどうするつもりなのだろう。
ユリウスはいずれ彼に相応しい女性と結婚することになる。それは彼もちゃんとわかっているはずだ。
なんでもする、とマリナのその言葉からはじまってしまったことだ。
でも、憔悴していくユリウスを放って置けなかったのだ。あのままではきっと体を壊してしまっていた。
だからといって、自分の行動が正しかったとも思えない。ユリウスは元気になったけれど、更に大変なことになってしまった。
そもそも、マリナが毒蛇に咬まれたのが原因なのだ。マリナが寝込まなければ、熱にうなされ苦しむ姿をユリウスに見せなければ、こんなことにはなっていなかった。
けれど、あのときマリナが庇わなければユリウスが咬まれていたのだ。自分が庇ったことで取り返しのつかない展開になってしまうとわかっていたとしても、見ているだけなんてできなかっただろう。
どうすればよかったのか、マリナにはわからない。
別荘に来てから、ユリウスは用事があるからとたまに外へ出る。
暇潰しの本は用意されているが、それを読む気にはなれなかった。
一人きりでここに残されると、色んな不安が頭を擡げ、ぐるぐるとよくないことを考えてしまう。
このまま置き去りにされるのではないか。もうユリウスは戻ってこないのではないか。
そんな恐怖に苛まれているから、ユリウスが戻ってくると泣きそうなほど安心する。
「ただいま、マリナ」
「お帰りなさい、お義兄さま……」
ソファに座るマリナの潤む瞳を見て、ユリウスはすぐに抱き締めてくれた。
「ごめんね、一人にして、寂しい思いをさせて」
「大丈夫です……」
優しく頭を撫でられる。
彼の温もりを感じると大分気持ちは落ち着いたが、不安が消えることはなかった。
ずっとこのままではいられない。これ以上不安から逃げてもどうにもならない。
だからマリナは覚悟を決めて彼に問い掛けた。
「お義兄さまは、いつか結婚するのですよね……?」
「うん、もちろんするよ」
彼の答えはあっさりしたものだった。
わかりきっていたことなのに、彼の口からはっきりと告げられると、抉られるように胸が痛んだ。
その痛みを耐え、それならば、もうこの関係を終わりにしようと、そう伝えようとしたけれど、続くユリウスの言葉に遮られた。
「もう準備は整ったし、しようと思えばいつでもできるよ」
「っえ……」
マリナは頭が真っ白になった。
穏やかに微笑むユリウスを、呆然と見上げる。
つまり、既に結婚相手を見つけたということなのか。マリナを抱きながら、彼は他の女性と結婚する準備を進めていたのか。
なにか言わなくてはと思うのに、言葉が出ない。
なにも言えずにいるマリナを見つめ、ユリウスはにっこり笑った。
「マリナが望むなら、すぐにでも結婚できるよ」
「…………私が、望むなら……?」
なにを言っているのだろう。マリナが望もうが望むまいが、ユリウスの結婚にマリナの意志など関係ないのに。
マリナはユリウスの幸せを望んでいる。
だから、ユリウスの結婚も望んでいる。
それなのに、その一言がなかなか出てこない。
「私、は……」
掠れた声で、ユリウスに伝える。
「私は、お義兄さまの幸せを、望んでいます……」
だから、どうぞ結婚してください。
そう最後まで言い切る前に、またユリウスが先に口を開いた。
「うん。一緒に幸せになろうね」
「………………」
そこで漸く、なにかがおかしいことに気づいた。
そのセリフは、結婚相手に言うべきものだ。それを何故マリナに言うのか。
「……お義兄さま、誰と結婚なさるんですか?」
尋ねられたユリウスはきょとんとしている。
「マリナに決まってるでしょう」
「私、が、お義兄さまと……?」
「そうだよ」
「でも、私達は義理とはいえ兄妹で……」
「それなら、マリナは僕の叔父夫婦の養子になったから問題ないよ」
「…………ええっ!?」
いつの間にか、勝手にマリナの戸籍は弄られていたようだ。
「私……私が、お義兄さまと結婚するのですか……」
放心したように呟いた。
ポカンとしているマリナに、ユリウスは満面の笑みを浮かべる。
「マリナはもしかして、僕と結婚したくないの? 他の男と結婚したいの? 誰と? ラドヴァン? それとも別の男? ねえ誰? 僕以外の誰と結婚したいの?」
笑顔の裏にどす黒いオーラを感じ、マリナは慌てて首を横に振り回す。
「そんなことありません! 違います! お義兄さまと結婚したいです!」
「ほんと?」
「はい!」
今度は首を縦に振り立てる。
「で、でも、お義兄さまはいいのですか……? 私と結婚なんて……お義父さまやお義母さまは……」
いや、今はもう、あの二人はマリナの義父母ではないのか。でも、ユリウスと結婚すれば義父母になるのか。一瞬、そんな考えが頭を過ったが今はどうでもいいことなので隅に追いやった。
「あのお二人は反対はしていないんですか?」
「大丈夫だよ、二人にはちゃんと話して、納得させたから」
「させた」という言い方が引っ掛かるのだけれど。
「僕はマリナを愛してるから、マリナとしか結婚したくない。誰になんと言われようと、マリナとしか結婚しないよ」
「お義兄さま……」
驚きを隠せないマリナに、ユリウスは苦笑する。
「なにを驚いてるの? 何度も愛してるって伝えたのに」
確かに言われていたけれど、家族に対するものなのだと思っていた。ユリウスはマリナを妹としてしか見ていないとずっと思い込んでいたから。ユリウスに一人の女性として愛されることなどないと思っていたから。体を重ねても、愛してると言われても、その思い込みが覆ることはなかったのだ。
「私は義妹だから……いつかお義兄さまには特別な女性が現れて、私ではないその人と結婚するんだって、ずっとそう思っていたんです……」
だから、未だに信じられない。ユリウスがマリナと結婚するだなんて。
ユリウスはマリナの頬を撫で、優しく唇に口づけた。
「僕が愛しているのは、僕の特別な人は、マリナだよ。これまでもこれからも、マリナだけが僕の特別なんだ」
「お義兄さま……」
「もう兄妹じゃないよ。お義兄さまじゃなくてユリウスって呼んで」
「ユリウス……」
「うん」
ユリウスの綺麗な笑顔を夢見心地で見上げる。
胸がいっぱいで、頭もふわふわして、考えなければいけないことがいっぱいあるはずなのになにも考えられなくて、でもこれだけはユリウスに伝えたい。
彼の瞳をまっすぐに見つめる。
「愛してます、ユリウス」
「マリナ……」
「ユリウスと、結婚したいです」
「もちろん。結婚しよう、マリナ」
幸せそうに微笑むユリウスに抱き締められる。
どうしてこんな展開になったのか全くわからないけれど、ユリウスが幸せならいいかと、彼の腕の中でマリナもそっと微笑んだ。
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