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第1章
さらなる絶望
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スキル、リジェネレーションを手に入れた一輝は体力の心配をすることなく戦うことができるようになった。とはいえ戦闘の内容が変わるというわけではなく、あくまでヒットアンドアウェイの戦法を取りモンスターを倒し続けていた。
戦闘を行なっている際に、だんだん一輝は頭で他のことを考えるような余裕が出てきたため、考察していた。
(なぜ、レベルが上がった時に貰えるスキルポイントが異常に高かったんだ。俺が1階層で戦ってレベルを上げている時に貰えるスキルポイントの平均は2~3ぐらいだったはず、おそらくあの時と今では何かに差がある、成長する上でのなにかが違う…、
違い…戦闘の質
そうか、なるほどな。)
一輝はスキルポイントがどのようにして差が出るのかがわかった。
「つまりは、戦闘している時のモンスターとのレベル差か」
一輝の考察は正しく、モンスターとのレベルの差があればあるほど貰えるスキルポイントは高く。またここは一輝は気づいていないがレベルが上がる上での身体能力の上昇にも差が出る。
一つの答えが出たところで、もう一つ謎がある。
スキルの発現。
スキル、リジェネレーションはなぜか急に発現した。まるで絶好のタイミングとでもいわんばかりに、明らかに都合が良すぎて少しビビった。だが、話によるとスキルの発現は自身に心身的変化に伴うと言われているらしく、俺がモンスターとの戦闘で身体は限界まで酷使していた。心は既に死を覚悟して生か死かの賭けをしようとするほど追い込まれていた。だったらこのスキルの発言もそれほどおかしいものじゃないのかもしれない。
「既に倒した数は50を超えたか。」
体力を気にしなくてもいいせいか、最初と同じ戦法をを取っていても倒す数は圧倒的に増えている。しかしモンスターを倒す過程で一輝はある異変を感じていた。
モンスターが、徐々に減っていっているのだ。
確かにモンスターの駆逐速度が上がっているとはいえ、ここまで感じ取れるほどの速さでモンスターを狩っているとは思えない、
何かとてつもなく嫌な予感がする。
ふと、戦っている最中に目の端に映ったのは絶望を感じぜざるおえないことだった。
デスボア:lv41
スキル:咆哮、突進、狂獣化
「なっ、バカな!レベルが上昇しているだと!」
モンスターボックスには、出現する扉によってさまざまな種類のモンスターボックスがある。モンスターが無限湧きという時点では同じであるが、少し系統が異なるものもある。
そして今回に限っては、雑魚モンスターを吸収しボスモンスターが強化されることである。これは数多あるモンスターボックスの種類の中でも最恐の部類であり。このままボスモンスターを早急に倒さない限り、ボスモンスターは永遠とレベルが上がり続ける。
「やばい、やばすぎる、流石にこれはシャレにならんだろ!」
一輝は半ギレ気味に怒りながらも、作戦を変更することにした。
「このままじゃボスのレベルが上がり続けてジ・エンドだ、狩るスピードを早急に上げなければ。」
一輝はカードを開いてスキルポイントを確認する。
現在のレベルは10であり。
スキルポイントは現在17ポイント
おそらくここからは、レベル差がないためあまりスキルポイントには期待できない、なのでスピードを意識するため俊足のスキルを上げる。
スキル:俊足lv5
現在ポイント:7
「よし、身体がまた軽くなったような気がする。これならもうヒットアンドアウェイをしなくても正面から斬り合いすることができる。」
一輝はひたすら近寄ってくるモンスターを切り捨て常に体を動かす。
モンスターを狩ってはレベルを上げて、ポイントが溜まっては俊足のレベルを上げた。
そして時は満ちた。
戦闘を行なっている際に、だんだん一輝は頭で他のことを考えるような余裕が出てきたため、考察していた。
(なぜ、レベルが上がった時に貰えるスキルポイントが異常に高かったんだ。俺が1階層で戦ってレベルを上げている時に貰えるスキルポイントの平均は2~3ぐらいだったはず、おそらくあの時と今では何かに差がある、成長する上でのなにかが違う…、
違い…戦闘の質
そうか、なるほどな。)
一輝はスキルポイントがどのようにして差が出るのかがわかった。
「つまりは、戦闘している時のモンスターとのレベル差か」
一輝の考察は正しく、モンスターとのレベルの差があればあるほど貰えるスキルポイントは高く。またここは一輝は気づいていないがレベルが上がる上での身体能力の上昇にも差が出る。
一つの答えが出たところで、もう一つ謎がある。
スキルの発現。
スキル、リジェネレーションはなぜか急に発現した。まるで絶好のタイミングとでもいわんばかりに、明らかに都合が良すぎて少しビビった。だが、話によるとスキルの発現は自身に心身的変化に伴うと言われているらしく、俺がモンスターとの戦闘で身体は限界まで酷使していた。心は既に死を覚悟して生か死かの賭けをしようとするほど追い込まれていた。だったらこのスキルの発言もそれほどおかしいものじゃないのかもしれない。
「既に倒した数は50を超えたか。」
体力を気にしなくてもいいせいか、最初と同じ戦法をを取っていても倒す数は圧倒的に増えている。しかしモンスターを倒す過程で一輝はある異変を感じていた。
モンスターが、徐々に減っていっているのだ。
確かにモンスターの駆逐速度が上がっているとはいえ、ここまで感じ取れるほどの速さでモンスターを狩っているとは思えない、
何かとてつもなく嫌な予感がする。
ふと、戦っている最中に目の端に映ったのは絶望を感じぜざるおえないことだった。
デスボア:lv41
スキル:咆哮、突進、狂獣化
「なっ、バカな!レベルが上昇しているだと!」
モンスターボックスには、出現する扉によってさまざまな種類のモンスターボックスがある。モンスターが無限湧きという時点では同じであるが、少し系統が異なるものもある。
そして今回に限っては、雑魚モンスターを吸収しボスモンスターが強化されることである。これは数多あるモンスターボックスの種類の中でも最恐の部類であり。このままボスモンスターを早急に倒さない限り、ボスモンスターは永遠とレベルが上がり続ける。
「やばい、やばすぎる、流石にこれはシャレにならんだろ!」
一輝は半ギレ気味に怒りながらも、作戦を変更することにした。
「このままじゃボスのレベルが上がり続けてジ・エンドだ、狩るスピードを早急に上げなければ。」
一輝はカードを開いてスキルポイントを確認する。
現在のレベルは10であり。
スキルポイントは現在17ポイント
おそらくここからは、レベル差がないためあまりスキルポイントには期待できない、なのでスピードを意識するため俊足のスキルを上げる。
スキル:俊足lv5
現在ポイント:7
「よし、身体がまた軽くなったような気がする。これならもうヒットアンドアウェイをしなくても正面から斬り合いすることができる。」
一輝はひたすら近寄ってくるモンスターを切り捨て常に体を動かす。
モンスターを狩ってはレベルを上げて、ポイントが溜まっては俊足のレベルを上げた。
そして時は満ちた。
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