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第1章
大凶引いたら死んだんだが、
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俺の名前は柊一輝ごく普通の高校生、
のはずだった。
ある日事件は起こった。
それは12月31日の出来事だった、
俺は友達と神社に来て年越しを一緒にしようとおみくじが当たると有名な神社に来ていた。
「なぁ、一輝。おみくじ引いて今後の運勢確かめようぜ!」
「おみくじ?まぁ引くのはいいけど俺そう言うのあんまり信じないからなぁ。」
そうして一輝たちはおみくじ売り場へと来た。
「100円になりまーす。」
巫女さんがおみくじ売り場を担当しており、おみくじの値段を伝えてくれた。
「よし、一輝!いっせいのーでで開こうぜ!いくぞ、いっせいのーで!」
友達:大吉
俺:大凶
「ぶっふぉっ、一輝大凶引いてんじゃん!お前今年一年終わったなっ!」
友達は大吉を引いたからってとてもバカにしてくる。
「うるせぇなぁ、こんなん対してあてにならないだろ、やめだやめださっさと帰ろうぜ。」
そろそろいい頃合いの時間だったため俺と友達が途中で帰路に着いた。
そして友達と別れた後、悲劇が起こった。
交差点で信号待ちしている時、遠くの方からトラックが走っているのが見えた。
これだけ聞くと普通のことだが、明らかに法定速度をはるかに上回る速度でこちらに走っていた。
「うわっ、なんだあのトラック危ないから少し恥に寄っておこう」
一輝は少し交差点よりやや離れた場所に移動した。
しかし、それが悪かった。
トラックは赤信号にもかかわらずブレーキをかけておらず、たまたま居合わせた歩行者を避けるために大きく左へとそれていった。
そう、一輝のいるほうへと大きくそれて、
キキキキィィィキ
ガンッ
こうして一輝の地球での人生は終わった。
「うわぁぁぁぁあぁぁ、あれ?トラックはどこに、というかここはどこだ?」
一輝がトラック衝突後n初めて目を開けた時、見慣れた景色は一変していた。
地平線まで続くような大草原が広がっている。
(俺は確かトラックに引かれてたはずじゃ…。てことは死後の世界?それにしては現実感が
ありすぎて、どうにもそう思えない。)
「まぁ、とりあえず歩いてみるか道なりに」
辺り一面は草原が広がっているがなぜか土の部分の道がまっすぐ通っている場所があった。
1時間後
「あれはなんだ?塀?にしてはあまりに大きすぎるような~。まるで国を囲むかのような大きさだ。」
一輝が見たのはとても大きな、おそらく円状に伸びているであろう塀だった。
「とりあえずあの門に行けば人がいそうだな。そこで色々聞かないと何もわからないな。」
一輝は門へと向かった。
門の前には、まるで門を守る兵士のような、というより言った通りの門番がいた。
「身分証の提示をお願いします。」
「身分証?すみません身分証ってものを持っていないんですけど」
そういうと、もう1人の門番が話しかけてきた。
「身分証がない?どっかで落としたのか坊主、じゃあちょっと待ってろ。」
こんばんは奥へと行き怪しげな水晶を持ってきた。
「よし坊主これに触れてみろ、そうすれば身分証明にはなるからな。あとでちゃんと身分証作ってこいよ?
色々面倒だからよ。」
「あ、はいわかりました。あ、それと聞きたいんですけど身分証ってどこに行けば作れるんですか?」
不思議そうな顔をして門番が答えた。
「なんだお前、そんなこともわからないなんてかなりの田舎からきたな?身分証はギルドに行けば作れる
。まぁここからなら冒険者ギルドが近いな、ここからまっすぐいきゃデカデカと建物があるから、そこで
受付に言えばいい。」
「なるほど、わかりました。ありがとうございます。」
「いやぁ、なに、これも仕事だからきにするな。」
一輝は無事身分証明をし、冒険者ギルドへ向かう。
(さすがにそろそろここが別世界であるような実感が湧いてきたなぁ、俺はたぶん異世界に転移したんだろうなぁライトノベルのように。てことは、ここからは夢にような冒険者ライフの幕開けというわけだな。)
そう一輝が妄想しているうちに冒険者ギルドへと着いた。
「ここが冒険者ギルドか、くそでけぇな…」
冒険者ギルドはまるで東◯ドーム並みに大きな建物だった。
「とりあえず、受付しないとな」
さそおく一輝は受付に向かった。
「すみませーん、身分証を発行したいんですけど~。」
「はい、かしこまりました。それではこちらの瓶に血を一滴流して貰えますか~」
そう言って受付の人は、針を差し出してきた。
「えっ、血を流すんですかっ!べっ、別の方法ってないんですか?」
自分に対して針を刺すなどしたことのない俺にとって針を刺す行為が怖すぎてビビっていた。
「えっとぉ~、そぉですね~これが一番手っ取り早いんですけど、それでしたら唾液でも構わないですけど
唾液の場合は少し量がいるので沢山垂らしてくださいね。」
「あぁ、それならまだそっちの方が大丈夫です。」
ぶっちゃけ唾液も嫌だったが針を刺すよりかはまだマシだったので、レモンを頭に思い浮かべながら唾液を瓶に出しまくる。
「はい、ありがとうございます。それでは少々お待ちください。お待ちになってる間に他にもご用件があれば
対応いたしますが。」
「あっ、じゃあ質問をいくつかしてもいいですか?」
「はい、大丈夫ですよ。」
「一日で僕でも稼げそうな仕事と、安い宿ってどこにありますかね」
「そうですね、お仕事でしたらダンジョンに潜って一回層を数時間潜れば1日分ぐらいは稼げると思いますけど
宿でしたら月宿亭という宿がオススメですね。安くて料理も美味しいので、月宿亭はギルドを出て少しまっすぐ行くと右のほうにありますので」
「ダンジョン?てことはモンスターを倒すんですよね?僕みたいなのでも倒せるものなんですか?」
「1階層でしたら、生息しているモンスターはホーンラビットというちょっとだけ尖った角のあるうさぎなので、角で突進して刺してきますけど動きは単調なので十分に可能かと」
「えっと、僕武器を持っていないんですけどその場合ってどうしたらいいですかね」
「それでしたら、簡単な武器などはギルドでお貸しできますのでよければそちらをお使いください。」
「なるほど、了解しました。」
こうしてしばらくした後身分証が完成した。
「それでは身分証はこちらになります。」
「はい、ありがとうございます。」
身分証を受け取った後俺はさっそくダンジョンに向かう、ではなく身分証をいじっていた。
受付の人との長きにわたる質疑応答によりわかったことが多くある。
まず1つ目、この身分証はとても色々な機能が付いている。
この身分証。日本でいうところのスマホのような媒体で画面を操作していろいろなことができる。
まず身分証でスキルが取れるらしい。
スキル、ゲームでいうMPを消費して使うあれだ。もちろん魔法も存在する!
身分証では自分が今取れるスキルにそれぞれポイントがありそして自分の所持しているポイントを使ってそれらのスキルを所得していくということだ。
また、スキルにはレベルが存在していて同じスキルを取り続けるとレベルが上がって能力も上がっていく、それと比例して所得ポイントも上がっていく。
そして俺がさっそく所得したスキルがこちら
所持スキル:俊足lv3、剣術lv1
速さ極振りである!
俺の所持ポイントはわずか10ポイント
対してスキルを所得するためのポイントは、俊足がレベルごとに1ポイント、3ポイント、5ポイントである。そして最後に剣術を1ポイントで取った。
なぜこのように速さ極振りであるかと言うと、怪我を負いたくないからである。
また所持ポイントはれべるが上がるごとに貰えるらしいので、どんどんレベルを上げていこうと思う。
ちなみに今はレベル1である。
これだけでも身分証はかなりすごいものだが、この身分証にはまだ機能がある。
それはこれがいわゆるアイテムボックスであることだ。
モンスターを倒した時、モンスターはアイテムをドロップするらしいがそのドロップアイテムは全てこの身分証の中に保存されるらしい。どうやらこれは魔法の一種であるとのこと。モンスターを倒した時に得たドロップアイテムは身分証を操作することで取り出したりすることができる。
なんとも便利な機能である。
また他にも通信機能やクレジットカードのようにお金の役割も果たすという。スティー◯・ジョブ◯も驚きの機能である。
まだ身分証には様々な機能があるが、それはおいおい話そう。
そして次にこの国について、ここの国の名前はディスガイアと呼ばれダンジョンから取れる様々なものが流出して経済が成り立っているらしい。そしてこの国は2つのギルドが主柱となっている、一つ目はダンジョンから取れる様々なアイテムを取ってくる冒険者ギルド、そして2つ目がその取れたアイテムをそのまま売ったり買ったり、また加工したりとアイテムを役立つものに変えてくれるのが商業ギルドである。
そしてこの冒険者ギルドと商業ギルドの一部の人間たちが手を組んで一つの会社のようなものになって活動することをクランという。
どうやらクランとして活動することによってのメリットが多くあるようで、普通は冒険者ギルドや商業ギルドのいずれかに所属した場合クランに入るらしいが、俺はいまいちこの世界のことにはまだ詳しくないのでとりあえず人並みに知識を得てからクランに入ろうと思う。
さて長々と説明したが以上が受付との質疑応答で得た情報である。
それではいざ、今日の生活費を稼ぐために俺はダンジョンへと向かう。
のはずだった。
ある日事件は起こった。
それは12月31日の出来事だった、
俺は友達と神社に来て年越しを一緒にしようとおみくじが当たると有名な神社に来ていた。
「なぁ、一輝。おみくじ引いて今後の運勢確かめようぜ!」
「おみくじ?まぁ引くのはいいけど俺そう言うのあんまり信じないからなぁ。」
そうして一輝たちはおみくじ売り場へと来た。
「100円になりまーす。」
巫女さんがおみくじ売り場を担当しており、おみくじの値段を伝えてくれた。
「よし、一輝!いっせいのーでで開こうぜ!いくぞ、いっせいのーで!」
友達:大吉
俺:大凶
「ぶっふぉっ、一輝大凶引いてんじゃん!お前今年一年終わったなっ!」
友達は大吉を引いたからってとてもバカにしてくる。
「うるせぇなぁ、こんなん対してあてにならないだろ、やめだやめださっさと帰ろうぜ。」
そろそろいい頃合いの時間だったため俺と友達が途中で帰路に着いた。
そして友達と別れた後、悲劇が起こった。
交差点で信号待ちしている時、遠くの方からトラックが走っているのが見えた。
これだけ聞くと普通のことだが、明らかに法定速度をはるかに上回る速度でこちらに走っていた。
「うわっ、なんだあのトラック危ないから少し恥に寄っておこう」
一輝は少し交差点よりやや離れた場所に移動した。
しかし、それが悪かった。
トラックは赤信号にもかかわらずブレーキをかけておらず、たまたま居合わせた歩行者を避けるために大きく左へとそれていった。
そう、一輝のいるほうへと大きくそれて、
キキキキィィィキ
ガンッ
こうして一輝の地球での人生は終わった。
「うわぁぁぁぁあぁぁ、あれ?トラックはどこに、というかここはどこだ?」
一輝がトラック衝突後n初めて目を開けた時、見慣れた景色は一変していた。
地平線まで続くような大草原が広がっている。
(俺は確かトラックに引かれてたはずじゃ…。てことは死後の世界?それにしては現実感が
ありすぎて、どうにもそう思えない。)
「まぁ、とりあえず歩いてみるか道なりに」
辺り一面は草原が広がっているがなぜか土の部分の道がまっすぐ通っている場所があった。
1時間後
「あれはなんだ?塀?にしてはあまりに大きすぎるような~。まるで国を囲むかのような大きさだ。」
一輝が見たのはとても大きな、おそらく円状に伸びているであろう塀だった。
「とりあえずあの門に行けば人がいそうだな。そこで色々聞かないと何もわからないな。」
一輝は門へと向かった。
門の前には、まるで門を守る兵士のような、というより言った通りの門番がいた。
「身分証の提示をお願いします。」
「身分証?すみません身分証ってものを持っていないんですけど」
そういうと、もう1人の門番が話しかけてきた。
「身分証がない?どっかで落としたのか坊主、じゃあちょっと待ってろ。」
こんばんは奥へと行き怪しげな水晶を持ってきた。
「よし坊主これに触れてみろ、そうすれば身分証明にはなるからな。あとでちゃんと身分証作ってこいよ?
色々面倒だからよ。」
「あ、はいわかりました。あ、それと聞きたいんですけど身分証ってどこに行けば作れるんですか?」
不思議そうな顔をして門番が答えた。
「なんだお前、そんなこともわからないなんてかなりの田舎からきたな?身分証はギルドに行けば作れる
。まぁここからなら冒険者ギルドが近いな、ここからまっすぐいきゃデカデカと建物があるから、そこで
受付に言えばいい。」
「なるほど、わかりました。ありがとうございます。」
「いやぁ、なに、これも仕事だからきにするな。」
一輝は無事身分証明をし、冒険者ギルドへ向かう。
(さすがにそろそろここが別世界であるような実感が湧いてきたなぁ、俺はたぶん異世界に転移したんだろうなぁライトノベルのように。てことは、ここからは夢にような冒険者ライフの幕開けというわけだな。)
そう一輝が妄想しているうちに冒険者ギルドへと着いた。
「ここが冒険者ギルドか、くそでけぇな…」
冒険者ギルドはまるで東◯ドーム並みに大きな建物だった。
「とりあえず、受付しないとな」
さそおく一輝は受付に向かった。
「すみませーん、身分証を発行したいんですけど~。」
「はい、かしこまりました。それではこちらの瓶に血を一滴流して貰えますか~」
そう言って受付の人は、針を差し出してきた。
「えっ、血を流すんですかっ!べっ、別の方法ってないんですか?」
自分に対して針を刺すなどしたことのない俺にとって針を刺す行為が怖すぎてビビっていた。
「えっとぉ~、そぉですね~これが一番手っ取り早いんですけど、それでしたら唾液でも構わないですけど
唾液の場合は少し量がいるので沢山垂らしてくださいね。」
「あぁ、それならまだそっちの方が大丈夫です。」
ぶっちゃけ唾液も嫌だったが針を刺すよりかはまだマシだったので、レモンを頭に思い浮かべながら唾液を瓶に出しまくる。
「はい、ありがとうございます。それでは少々お待ちください。お待ちになってる間に他にもご用件があれば
対応いたしますが。」
「あっ、じゃあ質問をいくつかしてもいいですか?」
「はい、大丈夫ですよ。」
「一日で僕でも稼げそうな仕事と、安い宿ってどこにありますかね」
「そうですね、お仕事でしたらダンジョンに潜って一回層を数時間潜れば1日分ぐらいは稼げると思いますけど
宿でしたら月宿亭という宿がオススメですね。安くて料理も美味しいので、月宿亭はギルドを出て少しまっすぐ行くと右のほうにありますので」
「ダンジョン?てことはモンスターを倒すんですよね?僕みたいなのでも倒せるものなんですか?」
「1階層でしたら、生息しているモンスターはホーンラビットというちょっとだけ尖った角のあるうさぎなので、角で突進して刺してきますけど動きは単調なので十分に可能かと」
「えっと、僕武器を持っていないんですけどその場合ってどうしたらいいですかね」
「それでしたら、簡単な武器などはギルドでお貸しできますのでよければそちらをお使いください。」
「なるほど、了解しました。」
こうしてしばらくした後身分証が完成した。
「それでは身分証はこちらになります。」
「はい、ありがとうございます。」
身分証を受け取った後俺はさっそくダンジョンに向かう、ではなく身分証をいじっていた。
受付の人との長きにわたる質疑応答によりわかったことが多くある。
まず1つ目、この身分証はとても色々な機能が付いている。
この身分証。日本でいうところのスマホのような媒体で画面を操作していろいろなことができる。
まず身分証でスキルが取れるらしい。
スキル、ゲームでいうMPを消費して使うあれだ。もちろん魔法も存在する!
身分証では自分が今取れるスキルにそれぞれポイントがありそして自分の所持しているポイントを使ってそれらのスキルを所得していくということだ。
また、スキルにはレベルが存在していて同じスキルを取り続けるとレベルが上がって能力も上がっていく、それと比例して所得ポイントも上がっていく。
そして俺がさっそく所得したスキルがこちら
所持スキル:俊足lv3、剣術lv1
速さ極振りである!
俺の所持ポイントはわずか10ポイント
対してスキルを所得するためのポイントは、俊足がレベルごとに1ポイント、3ポイント、5ポイントである。そして最後に剣術を1ポイントで取った。
なぜこのように速さ極振りであるかと言うと、怪我を負いたくないからである。
また所持ポイントはれべるが上がるごとに貰えるらしいので、どんどんレベルを上げていこうと思う。
ちなみに今はレベル1である。
これだけでも身分証はかなりすごいものだが、この身分証にはまだ機能がある。
それはこれがいわゆるアイテムボックスであることだ。
モンスターを倒した時、モンスターはアイテムをドロップするらしいがそのドロップアイテムは全てこの身分証の中に保存されるらしい。どうやらこれは魔法の一種であるとのこと。モンスターを倒した時に得たドロップアイテムは身分証を操作することで取り出したりすることができる。
なんとも便利な機能である。
また他にも通信機能やクレジットカードのようにお金の役割も果たすという。スティー◯・ジョブ◯も驚きの機能である。
まだ身分証には様々な機能があるが、それはおいおい話そう。
そして次にこの国について、ここの国の名前はディスガイアと呼ばれダンジョンから取れる様々なものが流出して経済が成り立っているらしい。そしてこの国は2つのギルドが主柱となっている、一つ目はダンジョンから取れる様々なアイテムを取ってくる冒険者ギルド、そして2つ目がその取れたアイテムをそのまま売ったり買ったり、また加工したりとアイテムを役立つものに変えてくれるのが商業ギルドである。
そしてこの冒険者ギルドと商業ギルドの一部の人間たちが手を組んで一つの会社のようなものになって活動することをクランという。
どうやらクランとして活動することによってのメリットが多くあるようで、普通は冒険者ギルドや商業ギルドのいずれかに所属した場合クランに入るらしいが、俺はいまいちこの世界のことにはまだ詳しくないのでとりあえず人並みに知識を得てからクランに入ろうと思う。
さて長々と説明したが以上が受付との質疑応答で得た情報である。
それではいざ、今日の生活費を稼ぐために俺はダンジョンへと向かう。
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