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新たな力と新しい出会い
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ギルドに戻った俺は、ギルド内をざわつかせることになる。
それもそうだろうなんせ今の俺はキメラのブレスで半裸状態で且つ全身火傷の状態なのだから。
「おい見ろよあれ、全身やけどまみれじゃねーか。」
「あれでよく、生きてられるな。」
周りでいろんなことを言われまくってるのが微妙に恥ずかしい。そんな思いをしている中受付嬢の一人が駆けつけてきた。
「早崎 幸さんですね?いったい何があったんですか!急いで治療しないと、早く医療室へ。」
俺は受付嬢に流されるままに医療室へ向かった。そこにはたくさんのベッドがおいてあり俺はすでに限界だったのかベッドですぐに眠りについた。
「知らない天井だ」
ありきたりな文句をくちにして幸は目が覚める。
(そうか、俺はあれから医療室に運ばれて・・・)
体の傷は何故かどこもいたくない、きっともう治療されていたのであろう。
「目が覚めたかい?幸殿」
横にはしらない男の人がいた。
「僕はリエルというものです。よろしく幸殿。」
やけになれなれしくイケメンが話しかけてくる。
「はぁ、それでそのリエルさんが僕に何か用ですか?」
「ははっ、そっけないなー君の傷をいやしたのは僕なんですよ?」
なんと俺の火傷を治してくれたのは彼だという。
「えっ、それはリエルさんありがとうございます。」
「いやいいさ、あのままでは君は死んでいたからね。さすがに救えるのに見殺しにするのは忍びないからね。」
(へっ?死ぬだって?)
「えーっと、俺の傷はそんなにひどかったんですかね?ただの火傷だと思うんですけど。」
そう、実際幸は火傷をおったままギルドへ戻ることができたしその間別に火傷の痛みしか感じていない。決して死に至るようなけがは受けていない。
「まぁ、まだFランクの君が知らないのも無理がないさ。キメラの炎のブレスには毒も混じっている。」
「!!なんで俺がキメラと戦ったことを」
「君の負っているケガですぐにわかったさ、それで話の続きだがキメラのブレス・・通称絶死炎砲と呼ばれる業だ。キメラは身体能力的にはCやB程度の魔物だ。そんな魔物がなぜAランクというランクにあるか。それはキメラのブレスに含まれる毒はどんな治療魔法も効かないからだ。そして尚且つあの広範囲威力だ。対峙すれば避けることは至難の業さ。」
「えっ、じゃあ俺はどうやって助かったんですか。」
「それは、僕が持っていたエリクサーで治したんだよ。それ以外ではさすがになおらないからね。医療班もただの火傷と思って君を治そうとしていたが、無駄だったからね。僕が割って入らせてもらったのさ。」
「エリクサー?すみませんそれを俺に使ってくれて。代金は支払います。いくらですか?」
「1000万G」
「へっ、いっせ、えっ」
俺はこの時きっとひどい顔をしていただろう、なにせ1000万とても払えそうな金額ではないのだから。
「そんな顔しなくても、別に払ってもらおうなんて思っていないから気にしないでくれたまえ。代わりと言っては何だが君にはお願いがあるんだ。」
「お願いですか?命を救ってもらったわけですし、俺にできることならさせてもらいますけど。」
「そっかそっか、いやなに別になにも難しいことではないよ。僕のクランに入ってほしいのさ。」
「あのクランってなんですか?」
「おやまだ知らないみたいだね。それでは説明させてもらうよ。クランとは迷宮を一緒に攻略するチームと考えてもらって構わない。しかしこれだとパーティーと一緒だ。けどパーティーとは少し違う。それは、規模と実力差。クランは実力関係なく、そして人数はもっと多く、一緒に成長していく仲間の集まりだと思ってくれ。」
(なるほど、会社みたいなものか)
「入るのは構わないんですけど、俺なんかのためにエリクサーを使ったことに疑問がわくんですけど。」
「いやなに、簡単なことだよ。僕は行く前の君と帰ってきた後の君をたまたま見かけた。そして帰ってきた後の君のケガとそしてステータスを少しスキルでのぞかせてもらったのさ。それで君がキメラを倒したことを知った。こんな有望核確保しない手はないだろう?」
「ステータス?あ、そうかキメラを倒したことでレベルが上がったのか」
名前:早崎 幸
レベル:23
性別:男
HP:3800
MP:560
攻撃力:400+300
防御力:400+80
素早さ:400+lv×50
スキル:逆境、算術、剣術の才、瞬歩、剣術lv1、魔眼
(レベルが23!す、すごいキメラを倒しただけでこんなにもレベルが上がるなんて。ステータスもものすごい上がっているし。剣術もスキルとして覚えている。どうりで終盤動き方がわかってきているような気がしてたんだ。
さて突っ込みどころが二つある。まず素早さの項目だ。+の後の項目がチートすぎる。おそらくあの剣のことだろう。そして剣の名前だがこの剣の名は瞬風の剣というかなりのレア武器だ。そしてこの剣の名前がなぜわかったかというと。魔眼である。
魔眼:相手のステータスをすべて見通す。
(この魔眼はかなりえぐい、実は似たようなスキルに鑑定というものがあるがこれはギルドカードに乗っているような内容のステータスしか見れない。しかし俺の魔眼は相手のステータス特徴、弱点持ち物などなど色々見えてしまう。ぶっちゃけ一番これはチートすぎる。このスキルの内容は黙っておこうと思う)
「それで入団は決まりでいいのかな?」
「はい、全然問題はないです。これからよろしくおねがいします。」
「そうかい、歓迎するよ。ようこそ我がクラン、大地の女神ガイアへ」
それもそうだろうなんせ今の俺はキメラのブレスで半裸状態で且つ全身火傷の状態なのだから。
「おい見ろよあれ、全身やけどまみれじゃねーか。」
「あれでよく、生きてられるな。」
周りでいろんなことを言われまくってるのが微妙に恥ずかしい。そんな思いをしている中受付嬢の一人が駆けつけてきた。
「早崎 幸さんですね?いったい何があったんですか!急いで治療しないと、早く医療室へ。」
俺は受付嬢に流されるままに医療室へ向かった。そこにはたくさんのベッドがおいてあり俺はすでに限界だったのかベッドですぐに眠りについた。
「知らない天井だ」
ありきたりな文句をくちにして幸は目が覚める。
(そうか、俺はあれから医療室に運ばれて・・・)
体の傷は何故かどこもいたくない、きっともう治療されていたのであろう。
「目が覚めたかい?幸殿」
横にはしらない男の人がいた。
「僕はリエルというものです。よろしく幸殿。」
やけになれなれしくイケメンが話しかけてくる。
「はぁ、それでそのリエルさんが僕に何か用ですか?」
「ははっ、そっけないなー君の傷をいやしたのは僕なんですよ?」
なんと俺の火傷を治してくれたのは彼だという。
「えっ、それはリエルさんありがとうございます。」
「いやいいさ、あのままでは君は死んでいたからね。さすがに救えるのに見殺しにするのは忍びないからね。」
(へっ?死ぬだって?)
「えーっと、俺の傷はそんなにひどかったんですかね?ただの火傷だと思うんですけど。」
そう、実際幸は火傷をおったままギルドへ戻ることができたしその間別に火傷の痛みしか感じていない。決して死に至るようなけがは受けていない。
「まぁ、まだFランクの君が知らないのも無理がないさ。キメラの炎のブレスには毒も混じっている。」
「!!なんで俺がキメラと戦ったことを」
「君の負っているケガですぐにわかったさ、それで話の続きだがキメラのブレス・・通称絶死炎砲と呼ばれる業だ。キメラは身体能力的にはCやB程度の魔物だ。そんな魔物がなぜAランクというランクにあるか。それはキメラのブレスに含まれる毒はどんな治療魔法も効かないからだ。そして尚且つあの広範囲威力だ。対峙すれば避けることは至難の業さ。」
「えっ、じゃあ俺はどうやって助かったんですか。」
「それは、僕が持っていたエリクサーで治したんだよ。それ以外ではさすがになおらないからね。医療班もただの火傷と思って君を治そうとしていたが、無駄だったからね。僕が割って入らせてもらったのさ。」
「エリクサー?すみませんそれを俺に使ってくれて。代金は支払います。いくらですか?」
「1000万G」
「へっ、いっせ、えっ」
俺はこの時きっとひどい顔をしていただろう、なにせ1000万とても払えそうな金額ではないのだから。
「そんな顔しなくても、別に払ってもらおうなんて思っていないから気にしないでくれたまえ。代わりと言っては何だが君にはお願いがあるんだ。」
「お願いですか?命を救ってもらったわけですし、俺にできることならさせてもらいますけど。」
「そっかそっか、いやなに別になにも難しいことではないよ。僕のクランに入ってほしいのさ。」
「あのクランってなんですか?」
「おやまだ知らないみたいだね。それでは説明させてもらうよ。クランとは迷宮を一緒に攻略するチームと考えてもらって構わない。しかしこれだとパーティーと一緒だ。けどパーティーとは少し違う。それは、規模と実力差。クランは実力関係なく、そして人数はもっと多く、一緒に成長していく仲間の集まりだと思ってくれ。」
(なるほど、会社みたいなものか)
「入るのは構わないんですけど、俺なんかのためにエリクサーを使ったことに疑問がわくんですけど。」
「いやなに、簡単なことだよ。僕は行く前の君と帰ってきた後の君をたまたま見かけた。そして帰ってきた後の君のケガとそしてステータスを少しスキルでのぞかせてもらったのさ。それで君がキメラを倒したことを知った。こんな有望核確保しない手はないだろう?」
「ステータス?あ、そうかキメラを倒したことでレベルが上がったのか」
名前:早崎 幸
レベル:23
性別:男
HP:3800
MP:560
攻撃力:400+300
防御力:400+80
素早さ:400+lv×50
スキル:逆境、算術、剣術の才、瞬歩、剣術lv1、魔眼
(レベルが23!す、すごいキメラを倒しただけでこんなにもレベルが上がるなんて。ステータスもものすごい上がっているし。剣術もスキルとして覚えている。どうりで終盤動き方がわかってきているような気がしてたんだ。
さて突っ込みどころが二つある。まず素早さの項目だ。+の後の項目がチートすぎる。おそらくあの剣のことだろう。そして剣の名前だがこの剣の名は瞬風の剣というかなりのレア武器だ。そしてこの剣の名前がなぜわかったかというと。魔眼である。
魔眼:相手のステータスをすべて見通す。
(この魔眼はかなりえぐい、実は似たようなスキルに鑑定というものがあるがこれはギルドカードに乗っているような内容のステータスしか見れない。しかし俺の魔眼は相手のステータス特徴、弱点持ち物などなど色々見えてしまう。ぶっちゃけ一番これはチートすぎる。このスキルの内容は黙っておこうと思う)
「それで入団は決まりでいいのかな?」
「はい、全然問題はないです。これからよろしくおねがいします。」
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