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09、幻想の中の恋
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(え……)
赤、白、ピンク、紫。部屋の中は花屋のごとく切り花が集められていた。
街の花売りとは比べものにならない品質は、貴族御用達の花園から取り寄せたらしいと分かる。どの花も少量ずつ、種類だけはとにかくたくさん集められ、いくつもの花瓶に生けられていた。
「待たせたな」
「これはこれはオーランド様。本日はお引き立ていただきありがとうございます」
前掛けをした中年の男性が恭しくオーランドに頭を下げた。
「様々な種類の花を拝見したいというご用命でしたので、数を揃えてみたのですが……いかがでしょうか」
「ああ、ご苦労だった。ここから花束をつくりたい」
オーランドは花瓶の中から一輪抜くと香りを嗅いだ。整った顔立ちのオーランドがそんな仕草をすると、小説のワンシーンのように様になる。
「この花は?」
「ダリアです」
にこやかに花売りの男性が告げる。花瓶の中には複数の色のダリアがあったが、オーランドが引き抜いたのは紫色のダリアだった。多重に重なる花弁が丸い形を作り、華やかで可愛らしい。
「家庭教師。ダリアの花言葉はなんだ?」
問われてリコリスはハッとした。
ダリアは、ええと……と、呆然としてしまっていた自分の意識を仕事モードに切り替える。
「一般的には『華麗』『優雅』ですが、『裏切り』や『移り気』といった意味合いもあります」
「そうか」
リコリスの言葉を聞いてオーランドはダリアを元に戻した。あまりいい意味ではないと判断したのだろう。
「ダリアは、赤・白・黄色にだけは固有の花言葉もあります。赤は『栄華』、白は『感謝』、黄色は『優美』といった具合に、意味を知っていれば悪い意味には受け取られませんわ」
「……へえ、お嬢さん、詳しいんですね」
花屋の男性は驚いたように笑った。
「ええと、父が植物学の研究をしていて。わたしも自然と覚えたんです」
「僕も主要な花言葉しか知らないからなあ。勉強になるよ」
花屋は気を悪くしたふうではないのでほっとした。
「それで、オーランド様。わたしはいったい何を?」
まさか、全ての花言葉を教えろというのではあるまい。
「俺が花を選ぶから、お前は意味を教えろ。ふさわしくないと判断したものは外す」
「わ、わかりました」
オーランドは視線を巡らせて、「スミレはないのか」と尋ねた。
スミレ。レディ・バイオレットを象徴する花だ。リコリスは動揺を顔に出さないように精一杯務めた。まさかとは思うが、この花束を贈る相手というのは……。
「スミレは茎が細いので花束には向きませんな」
花屋がそう答えると、オーランドは眉を顰めた。
この表情はおそらくガッカリしているのだが、顔が整っているオーランドがそんな顔をすると怒っているようにも見える。
「出来ないのか? スミレをメインに使いたいんだが」
「も、申し訳ありません……。で、でしたら、花束ではなく、ミニブーケのような形でしたらいかがでしょうか」
「ではそうしよう。紫のスミレに合いそうな花はどれだ」
「紫の花と合わせるのなら白い花でしょう。定番はカスミソウですかな」
細い茎にいくつもの小さな白い花を散らした花は、花束の脇役としては有名だろう。オーランドでも知っていた。
「ああ、よく見るやつだな。家庭教師、この花言葉は?」
「『清らかな心』『無邪気』です」
可愛らしく繊細でリコリスも好きだ。だが、オーランドは首を傾けると、
「……イメージと違うな」
と、手を離した。
(……どうせ、清らかでも無邪気でもないわよ!)
確かにレディ・バイオレットのイメージとは違うかもしれないが、ちょっぴりむかっとした。
オーランドが選ぶのなら、差しずめ『謎めいた』とか『つれない』とかになりそうだ。
(……オーランド様……、すごく楽しそう……)
傍目に見ても、恋人あるいは想いを寄せている相手への贈り物だとわかる表情だ。バイオレットのことを考えているのだと思うと、胸がちくりと痛む。
勧められる花を見ていたオーランドだが、紋白蝶が止まっているような花を手に取った。
「この花は?」
「そいつはリナリアです。色は白だけでなく、ピンクや黄色もご用意できますよ」
リナリアは別名「姫金魚草」とも言われる。花の部分が小ぶりな金魚のように見えるのが由来だが、金魚よりも蝶が群れているように見えるとリコリスは思っている。
「ふうん。これも色によって意味が違うのか?」
「いえ。リナリアはどれも同じ意味です。花言葉は『この恋に気付いて』」
「この恋に気付いて……」
リコリスの回答に、オーランドは束の間考えて頷いた。
「悪くない。これを入れてくれ。白だから紫とも合うだろう」
「かしこまりました」
「……でも……」
呟いたリコリスに、
「なんだ?」
「あ……、いえ。なんでもありません」
問い直されてリコリスは慌てて手を振った。
「それにしても、こんなに真剣に花をお選びになられるとは。よっぽど素敵な相手なんでしょうなあ」
「……そうだな。とてもかわいい相手だ」
オーランドの唇が弧を描く。
かわいい……。
かあ、とリコリスの頬が赤らんだ。
(いやいやいや。何照れてるのよ、わたしったら!)
というか、オーランドも花屋相手に何を言っているんだ。そんなこと言いそうもない人なのに。
花屋はクールなオーランドの惚気に目を丸くしたのち、「若いっていいですな」とのんびりとした感想を告げた。
「家庭教師」
「は、はいっ?」
花を一輪抜き取ったオーランドがリコリスに投げて寄越す。
「礼だ。世話になった。もう帰っていいぞ」
白いダリアの花。……意味は『感謝』。
受け取ったリコリスは、ありがとうございます、ともごもご告げると、一礼して部屋を出た。相変わらず態度は悪いが、こんなふうに家庭教師のリコリスに花をくれるなんて、ずいぶん態度が丸くなったと思う。
恋は人を変えると言うけれど、女性と浮名を流していたころのオーランドは常に殺伐としていたのに対し、今はリコリスがチェルシーたちと庭に出ていても口やかましく攻撃してくることはなくなった。
先ほど言いそびれた花言葉。
――リナリアには『幻想』という意味もある。
オーランドが恋をしているというのならそれは幻想だ。
彼が作ったブーケは「幻想の中のスミレの花」。
なんて皮肉めいた花束なんだろうと、なぜだかリコリスは泣きたくなった。
オーランドの想いに、自分は応えられない。
赤、白、ピンク、紫。部屋の中は花屋のごとく切り花が集められていた。
街の花売りとは比べものにならない品質は、貴族御用達の花園から取り寄せたらしいと分かる。どの花も少量ずつ、種類だけはとにかくたくさん集められ、いくつもの花瓶に生けられていた。
「待たせたな」
「これはこれはオーランド様。本日はお引き立ていただきありがとうございます」
前掛けをした中年の男性が恭しくオーランドに頭を下げた。
「様々な種類の花を拝見したいというご用命でしたので、数を揃えてみたのですが……いかがでしょうか」
「ああ、ご苦労だった。ここから花束をつくりたい」
オーランドは花瓶の中から一輪抜くと香りを嗅いだ。整った顔立ちのオーランドがそんな仕草をすると、小説のワンシーンのように様になる。
「この花は?」
「ダリアです」
にこやかに花売りの男性が告げる。花瓶の中には複数の色のダリアがあったが、オーランドが引き抜いたのは紫色のダリアだった。多重に重なる花弁が丸い形を作り、華やかで可愛らしい。
「家庭教師。ダリアの花言葉はなんだ?」
問われてリコリスはハッとした。
ダリアは、ええと……と、呆然としてしまっていた自分の意識を仕事モードに切り替える。
「一般的には『華麗』『優雅』ですが、『裏切り』や『移り気』といった意味合いもあります」
「そうか」
リコリスの言葉を聞いてオーランドはダリアを元に戻した。あまりいい意味ではないと判断したのだろう。
「ダリアは、赤・白・黄色にだけは固有の花言葉もあります。赤は『栄華』、白は『感謝』、黄色は『優美』といった具合に、意味を知っていれば悪い意味には受け取られませんわ」
「……へえ、お嬢さん、詳しいんですね」
花屋の男性は驚いたように笑った。
「ええと、父が植物学の研究をしていて。わたしも自然と覚えたんです」
「僕も主要な花言葉しか知らないからなあ。勉強になるよ」
花屋は気を悪くしたふうではないのでほっとした。
「それで、オーランド様。わたしはいったい何を?」
まさか、全ての花言葉を教えろというのではあるまい。
「俺が花を選ぶから、お前は意味を教えろ。ふさわしくないと判断したものは外す」
「わ、わかりました」
オーランドは視線を巡らせて、「スミレはないのか」と尋ねた。
スミレ。レディ・バイオレットを象徴する花だ。リコリスは動揺を顔に出さないように精一杯務めた。まさかとは思うが、この花束を贈る相手というのは……。
「スミレは茎が細いので花束には向きませんな」
花屋がそう答えると、オーランドは眉を顰めた。
この表情はおそらくガッカリしているのだが、顔が整っているオーランドがそんな顔をすると怒っているようにも見える。
「出来ないのか? スミレをメインに使いたいんだが」
「も、申し訳ありません……。で、でしたら、花束ではなく、ミニブーケのような形でしたらいかがでしょうか」
「ではそうしよう。紫のスミレに合いそうな花はどれだ」
「紫の花と合わせるのなら白い花でしょう。定番はカスミソウですかな」
細い茎にいくつもの小さな白い花を散らした花は、花束の脇役としては有名だろう。オーランドでも知っていた。
「ああ、よく見るやつだな。家庭教師、この花言葉は?」
「『清らかな心』『無邪気』です」
可愛らしく繊細でリコリスも好きだ。だが、オーランドは首を傾けると、
「……イメージと違うな」
と、手を離した。
(……どうせ、清らかでも無邪気でもないわよ!)
確かにレディ・バイオレットのイメージとは違うかもしれないが、ちょっぴりむかっとした。
オーランドが選ぶのなら、差しずめ『謎めいた』とか『つれない』とかになりそうだ。
(……オーランド様……、すごく楽しそう……)
傍目に見ても、恋人あるいは想いを寄せている相手への贈り物だとわかる表情だ。バイオレットのことを考えているのだと思うと、胸がちくりと痛む。
勧められる花を見ていたオーランドだが、紋白蝶が止まっているような花を手に取った。
「この花は?」
「そいつはリナリアです。色は白だけでなく、ピンクや黄色もご用意できますよ」
リナリアは別名「姫金魚草」とも言われる。花の部分が小ぶりな金魚のように見えるのが由来だが、金魚よりも蝶が群れているように見えるとリコリスは思っている。
「ふうん。これも色によって意味が違うのか?」
「いえ。リナリアはどれも同じ意味です。花言葉は『この恋に気付いて』」
「この恋に気付いて……」
リコリスの回答に、オーランドは束の間考えて頷いた。
「悪くない。これを入れてくれ。白だから紫とも合うだろう」
「かしこまりました」
「……でも……」
呟いたリコリスに、
「なんだ?」
「あ……、いえ。なんでもありません」
問い直されてリコリスは慌てて手を振った。
「それにしても、こんなに真剣に花をお選びになられるとは。よっぽど素敵な相手なんでしょうなあ」
「……そうだな。とてもかわいい相手だ」
オーランドの唇が弧を描く。
かわいい……。
かあ、とリコリスの頬が赤らんだ。
(いやいやいや。何照れてるのよ、わたしったら!)
というか、オーランドも花屋相手に何を言っているんだ。そんなこと言いそうもない人なのに。
花屋はクールなオーランドの惚気に目を丸くしたのち、「若いっていいですな」とのんびりとした感想を告げた。
「家庭教師」
「は、はいっ?」
花を一輪抜き取ったオーランドがリコリスに投げて寄越す。
「礼だ。世話になった。もう帰っていいぞ」
白いダリアの花。……意味は『感謝』。
受け取ったリコリスは、ありがとうございます、ともごもご告げると、一礼して部屋を出た。相変わらず態度は悪いが、こんなふうに家庭教師のリコリスに花をくれるなんて、ずいぶん態度が丸くなったと思う。
恋は人を変えると言うけれど、女性と浮名を流していたころのオーランドは常に殺伐としていたのに対し、今はリコリスがチェルシーたちと庭に出ていても口やかましく攻撃してくることはなくなった。
先ほど言いそびれた花言葉。
――リナリアには『幻想』という意味もある。
オーランドが恋をしているというのならそれは幻想だ。
彼が作ったブーケは「幻想の中のスミレの花」。
なんて皮肉めいた花束なんだろうと、なぜだかリコリスは泣きたくなった。
オーランドの想いに、自分は応えられない。
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