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でもありがとう

それっおもろいわ〜

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【それっおもろい】

 友達や恋人や誰とでも同じ時を過ごす時に、あまりにシラけて気分を損ない出来ることなら一発殴ってやりたい。
 言葉の魔力とはその意味で場の雰囲気も話した方も、言われた方もその言葉に操られてその様に展開して行く。
 言えば、葬式でみんなが哀しみでシクシク泣いている。
「なんだ?どこなんだ?」
 ずっと含み笑いしているのが聞こえて来ると、誰かが釣られて笑いそれが連鎖し大爆笑になっていた。
 ぐらいの力があるものです。
 だから極力に場をシラケさせる言葉は言わない様にする。それはその言葉自体がその場を創ってしまうから。
 通りすがりに主婦達の井戸端会議から文句、愚痴の羅列を聞いてしまうとそれが誰の事を話しているのかは分からないが、余計な事を小耳に挟んでしまった。
 何故かおもろくないものです。逆にどこ誰の所で赤ちゃんが産まれた。結婚した。懸賞で良い物が当たった等のブラス要因であったら、こちらもまた前向きになるのと同じ事で、常にモチベーションに良く作用する言葉を日常から使う事で、それも癖のものでどんなに嫌な事が辛い事があろうが、勝手に自ら話した言葉で自分が勇気付いてそれを乗り越えている。言霊の力とはそう在ります。

 心が変われば意識が変わる意識が変われば言葉が変わり、言葉が変わると行動が変わる。行動が変われば習慣が変わり習慣が変われば全てが変わる全てが変わると言うことはもう未来も運命も変わってしまっている。
 その運命を変えるとは何も人の前だけで取り繕う事でも無くて、一人でも周りに誰もいなくても、テレビ相手に話し掛ける時ですら意識をして良い言葉を使う様にする。心が意識、それは脳、頭で考える事でありそれはそのまま言葉となって現れる。普段から毎日が楽しく無いのに人の前でだけ、私は毎日を幸せに過ごしていると言ってもその雰囲気まで出て来ない。
 ただそれは単なる心持ちであって、不足な毎日に文句や愚痴やひねくれた想い、言葉を出しているとその言霊で余計に自分の周りは嫌なものにもなるし、何をしても一切楽しく無い。私であれば楽しかったキャバクラで女性を酔わせたハニーソングでも唄ってみたり、最愛に聴かせた曲を唄い一人で思い出し恥ずかしに陥ったり、けどもそれは場を暗くはさせない。
 言葉を出している時は不要な考えはしない。脳がストレスを感じないならその唄っている時間はマイナス思考にはならない。
 私はナルシストであって自分の歌声に酔って泣ける時すらある。涙ストレス解消法と言うのが存在するけども、一石二鳥にも三鳥にもなってしまう。

 僅かにお前それ?クソおもんないの?の代わりに

【それっおもろい】

に変換して話すだけで友達も機嫌を良くしてくれます。場も和みまたおもろないの代わりにおもろいを使った事も、常に良い言葉を使う練習になって結局はシラけさせた友達を救うのでは無くて、自分の未来を救っていると気付く事によってその習慣の重大性も、今つまらない自分こそがつまらないと悟って、さっさと楽しい今を創る喜びになっていきます。

 【それっおもろい】

 何もこれだけでもなくて、人が何かのミスをしていたら、そんな所は突っ込まずに

「お前のそのミスった時の顔はエラい男前やなぁ?カッコええわ」

 とでも言っておけば良いのである。ミスった事は本人が一番分かっている。そこに一味カラシを刷り込む必要は無いのです。
 それも毎日に人に毒を吐かない日常を、否定的な物言いをしない日々を送らない事には油断した時にアッサリと出てしまうのです。

 例えば今日一日を過ごして、納得がいかない。心がスッキリとしていないときには、それはその時の対応を失敗しているのであって、思い出して何かをしようと思っても手遅れと言う時もあります。それをいつまでも悩んで、考えても良い方向にはいきません。
 とっとと私の失敗だったと諦めて忘れた方がいいのです。

 今日の何かを
 今の何かを
 楽しくさせない何もかもに大声で

【それっおもろい】

 日常を変えて行く事は何も難しくありませんよ。

 腹が立ってムカついて壁に穴を開けようが、泣こうが寝れない日を過ごしたとしても。その姿自体が

【それっおもろい】

 先祖さまも見守る神仏もそう思うに違いありません。

 【それっおもろいなぁ】
 
                        
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