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73.エピローグ
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今の自分が魔術師としてピークである事をデュークは理解していた。
今後どれほど努力しても飛躍的な成長は望めない。
つまりこの島から出る事は自分には無理なのだ。
脱出を諦める事も勿論考えていたが、
自分が出来ない事を自分達の子供に押し付けて厳しく教育する。
まるで幼少時代の自分の両親のように。
冗談では無い。
禁断の錬金。
人の身を素材とする非人道的な錬金術。
材料は揃った、竜の心臓とデューク自身。
材料は新鮮な方が成功率が上がる。
デュークはためらわなかった。
『錬金』
能力を発動させると激しい痛みに襲われた。
細胞の一つ一つが壊されて再構築される。
人の身から獣人への生まれ変わり......
夕食の準備が終わってもデュークお義兄様が研究用のコンテナから出て来ない。
この無人島に来てからデュークお義兄様は研究に没頭すると食事もしない事がたまにあった。
本来であれば邪魔しない方が良いと分かってはいるがルシエルはデュークに声をかけに行った。
「デュークお義兄様、夕食の準備が出来ましたよ」
研究用のコンテナの外から声をかけるが返事は帰って来ない。
何か嫌な胸騒ぎがしたので、もう一度声をかけてコンテナの扉を開けた。
コンテナの中でデュークお義兄様が倒れていた。
「デュークお義兄様!!」
普段落ち着いているルシエルの叫び声にルイードも驚いて直ぐに駆けつけた。
「ルイードさん、リリーナさんを呼んで来て下さい」
ルシエルは、デュークに鑑定をかけたが、
だがノイズがかかった様に鑑定が上手くいかない。
ルシエルは知らなかったが、錬金により変化している最中なので、
鑑定が上手く行かなくても仕方がない事だった。
例えるなら今の状況は赤い絵の具と青い絵の具を混ぜている最中、
紫色の絵の具が出来るまでは鑑定は出来ない。
急いで来てくれたリリーナに回復魔法をお願いしたが、
回復魔法をかけるとデュークはより苦しんだ。
回復魔法は細胞の活性化なのだから無理もない事だった。
その後もデュークは苦しみ悶え続けた。
ルシエルにできる事はあまりなかったが寝ずに看病を続けた。
額の上に冷たい布をのせると少しだけ楽そうになる。
手を握ると少しだけ安心してくれる。
だから看病を続けた。
ーーーー
数年後、ルシエルは背中に可愛らしい翼のある赤ん坊を抱いていた。
デュークにそっくりな一歳の男の子。
「ルシエル、俺にもデュエルを抱っこさせてくれ」
旦那様にデュエルを渡そうとするとデュエルはヤーと言って嫌がってルシエルから離れない。
デュークはガッカリとして落ち込んでいた。
どんよりとした空気をかもしだして落ち込む旦那様を見て私は思わず笑ってしまった。
「子供はそれほど好きでは無かったが、自分の子供は別だな」
「そんなものです、もう少しでネムするのでちょっと待ってて下さいね」
「ああ分かった」
デュークは優しい目で自分の子供を見つめていた。
あの後、デュークは無事に回復した。
元気を取り戻した後に物凄くルシエルに怒られたが......
デュークの親ばか話にそろそろルイードが限界みたいで最近毎日励んでいる。
デュークの時は毎日抱き潰されたが、ルイードにも何度も求められている。
きっと赤ちゃんも直ぐに出来るだろう。
出来れば今度は女の子が良いけど、元気に生まれて来てくれればそれが一番。
あの王城での断罪で離島への島流しが決まった日。
まさかこんな日が自分に来るなんて。
今凄く幸せです。
旦那様達にそう言うと二人から優しく口付けをされた。
Fin
ーーーーーーーー
ご愛読ありがとうございました。
今後どれほど努力しても飛躍的な成長は望めない。
つまりこの島から出る事は自分には無理なのだ。
脱出を諦める事も勿論考えていたが、
自分が出来ない事を自分達の子供に押し付けて厳しく教育する。
まるで幼少時代の自分の両親のように。
冗談では無い。
禁断の錬金。
人の身を素材とする非人道的な錬金術。
材料は揃った、竜の心臓とデューク自身。
材料は新鮮な方が成功率が上がる。
デュークはためらわなかった。
『錬金』
能力を発動させると激しい痛みに襲われた。
細胞の一つ一つが壊されて再構築される。
人の身から獣人への生まれ変わり......
夕食の準備が終わってもデュークお義兄様が研究用のコンテナから出て来ない。
この無人島に来てからデュークお義兄様は研究に没頭すると食事もしない事がたまにあった。
本来であれば邪魔しない方が良いと分かってはいるがルシエルはデュークに声をかけに行った。
「デュークお義兄様、夕食の準備が出来ましたよ」
研究用のコンテナの外から声をかけるが返事は帰って来ない。
何か嫌な胸騒ぎがしたので、もう一度声をかけてコンテナの扉を開けた。
コンテナの中でデュークお義兄様が倒れていた。
「デュークお義兄様!!」
普段落ち着いているルシエルの叫び声にルイードも驚いて直ぐに駆けつけた。
「ルイードさん、リリーナさんを呼んで来て下さい」
ルシエルは、デュークに鑑定をかけたが、
だがノイズがかかった様に鑑定が上手くいかない。
ルシエルは知らなかったが、錬金により変化している最中なので、
鑑定が上手く行かなくても仕方がない事だった。
例えるなら今の状況は赤い絵の具と青い絵の具を混ぜている最中、
紫色の絵の具が出来るまでは鑑定は出来ない。
急いで来てくれたリリーナに回復魔法をお願いしたが、
回復魔法をかけるとデュークはより苦しんだ。
回復魔法は細胞の活性化なのだから無理もない事だった。
その後もデュークは苦しみ悶え続けた。
ルシエルにできる事はあまりなかったが寝ずに看病を続けた。
額の上に冷たい布をのせると少しだけ楽そうになる。
手を握ると少しだけ安心してくれる。
だから看病を続けた。
ーーーー
数年後、ルシエルは背中に可愛らしい翼のある赤ん坊を抱いていた。
デュークにそっくりな一歳の男の子。
「ルシエル、俺にもデュエルを抱っこさせてくれ」
旦那様にデュエルを渡そうとするとデュエルはヤーと言って嫌がってルシエルから離れない。
デュークはガッカリとして落ち込んでいた。
どんよりとした空気をかもしだして落ち込む旦那様を見て私は思わず笑ってしまった。
「子供はそれほど好きでは無かったが、自分の子供は別だな」
「そんなものです、もう少しでネムするのでちょっと待ってて下さいね」
「ああ分かった」
デュークは優しい目で自分の子供を見つめていた。
あの後、デュークは無事に回復した。
元気を取り戻した後に物凄くルシエルに怒られたが......
デュークの親ばか話にそろそろルイードが限界みたいで最近毎日励んでいる。
デュークの時は毎日抱き潰されたが、ルイードにも何度も求められている。
きっと赤ちゃんも直ぐに出来るだろう。
出来れば今度は女の子が良いけど、元気に生まれて来てくれればそれが一番。
あの王城での断罪で離島への島流しが決まった日。
まさかこんな日が自分に来るなんて。
今凄く幸せです。
旦那様達にそう言うと二人から優しく口付けをされた。
Fin
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ご愛読ありがとうございました。
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