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第66話 魔物と蹂躙
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ランデルス王国の王都に、強大な3体の魔物が突如として召喚された。
それは王国内で暗躍していた姿似の悪魔と闇の女神教団の仕業であった。
「ロッドさん!」
「ロッド様!」
「ロッド殿!」
ジュリアン、ジョアンナ、リーンステアがロッドと顔を見合わせる。
口にしなくても三人の王都を守ってほしい想いが伝わって来る。
「分かっている、恐らく王都の人間には手に負えないだろう。アイリス、あの悪魔をしばらく抑えてくれ。俺とハム美、ピーちゃんは王都に現れた大型の魔物を先に片付けて、すぐに戻ってくる」
ロッドは魔物の被害が少ないうちに退治してしまおうと考え、アイリスに告げた。
「承知しました。お任せ下さい、ロッド様」
アイリスが姿似の悪魔など眼中に無いかの様にロッドに向き直り、丁寧にお辞儀しながら答えた。
「ま、待ってくれ! 竜や巨人と戦うなんて無茶だ! 死にに行く様なものだろう! ジュリアン達も止めてくれ、一旦逃げて避難するんだ!」
アルフレッドがロッドを心配して言った。
「ふははは! 何をしても無駄だ! 何人いようと人間どもに勝てる相手では無いわ!」
姿似の悪魔が笑いながら告げた。
ロッドは悪魔を無視して、仲間に向け話す。
「悪いが辺境伯に説明している時間が惜しい。もう相当な被害が出ているはずだ。手分けしよう、ピーちゃんは東側の単眼の巨人、ハム美は西側の多頭の毒竜を頼む。俺は南側の黒竜を片付けてくる。ミーアはここで皆と待機してくれ」
ロッドはそう言うと、城の窓からピーちゃんに乗って飛び立つのであった。
ーーーーー
悪魔の秘術で突如として王都に召喚された、巨大な黒竜は、相当に苛立っていた。
自分がなぜここにいるのか、ここが何処なのか全く分からないからだ。
まるで記憶が抜け落ちてしまったのように、直前の事が何も分からない。
ぐるりと首を回して周囲を見ると、どうやらここは人間の街のようである。
ならば人間どもが我をここに移動させたのか?
黒竜にはそうとしか思えなかった。
(矮小なる人間どもよ! 許すまじ!)
人間など全く力のないゴミ以下の存在としか思っていない黒竜は、一先ず人間への罰としてこの街をひとり残らず滅ぼすと決めた。
そして鼻から息を大きく吸うと、開口して竜の息吹を発射するのであった。
(滅びよ! 我の怒りに触れし愚かなる人間どもよ!)
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオッ!)
途轍もない破壊能力のブレスが、数百m先までの建物を全てなぎ倒した。
もちろん運悪く射線上にいた人間は、皆即死となる。
「ひぃ~!」
「ぎゃあ!」
「助けてー!」
突然の大惨事に、必死に逃げ惑う住民達。
倒れた建物や発生した火災などで、周囲は地獄の様になっていた。
それからも黒竜は時折ブレスを混ぜながら、頑丈な後ろ脚や鉤爪で街を容赦なく壊してゆくのであった。
ーー
王都の西側では巨大な多頭の毒竜が、周囲に毒液を撒き散らしながら街を進んでいた。
多頭の毒竜は竜というよりも魔物に近い存在であり、知能は比べるべくもなく低かった。
その為、王都に召喚された事を疑問に思うことは無く、単純に生息している沼地よりも多くの餌があるなというぐらいの認識であった。
短い足で地を這うように建物をすり潰し毒をまき散らし、時折いくつかある首で人間を喰らいつつ進む姿に、住民は恐怖して逃げ惑う。
「ぐあっ! ど、毒が……」
「ぎゃあ! 食べないで!」
「し、死にたくないー!」
この巨大で圧倒的な魔物に、王都の警備兵を含む住民はなす術がなく、我先にと逃げ惑うのであった。
ーー
王都の東側でも、単眼の巨人が街を闊歩していた。
衣服は全く身につけておらず、棍棒とも呼べない木の塊を片手に持ち、建物を潰しながら歩く。
単眼の巨人も大した知能は持っておらず、召喚後しばらくはポカンとして佇んでいた。
だが周囲の人間が大声で騒ぎ出すとそれを煩く思い、住民や警備兵を足裏で潰しながら殺していった。
「ぎゃ!」
「ひっ!」
「があっ!」
やがて近くにいた住民が全て逃げ出すと、今度は棍棒や足で建物などを壊し、出てきた人間を殺すなどの殺戮を始めた。
「やめてー!」
「いやっ! 助けて!」
「殺さないで!」
単眼の巨人からすると、人間など遊びで殺せる蟻のような存在なのであった。
ーー
王都の北寄りにある冒険者ギルドで、ギルド本部長により緊急召集が行われた。
「非常事態だ! これよりギルドの緊急動員令を発動する!
現在、王都の三か所で討伐難度Sランク以上の巨大な魔物3体が暴れ回り、家々を壊し、住民を殺戮している!
情報からは、それぞれ黒竜、多頭の毒竜、単眼の巨人だ!
皆には王国兵や傭兵ギルドと協力して、これを撃退してもらいたい!
もう冒険者ランクがどうのと言ってられない状態だが、低ランクで戦闘能力の低い者は、無理はせず避難誘導や後方支援に回ってくれ!」
ある冒険者が問う。
「ギルド長! どれから倒すんだ?」
ギルド本部長バスクが答える。
「まずは、北側へ住民の避難誘導を行いつつ、一番被害の多い黒竜を倒す! 白金級パーティーの〈正義の剣〉が主軸だ!
その間、金級パーティーの〈魔術団〉は銀級の2パーティーを連れて多頭の毒竜の足止めをしてくれ!
同じく金級パーティーの〈鉄壁の盾〉は銀級2パーティーと共に単眼の巨人の被害を抑えて欲しい!
足止め以外の鉄級以上のパーティ、その他のランクの者達は〈正義の剣〉と共に黒竜を倒すぞ!
後の細かい事はギルド職員の指示に従ってくれ!」
ギルド長の指示により冒険者達は動き出す。
「俺達も黒竜退治に出るぞ!」
バーンがパーティーメンバーを見回して、激を入れる。
バーン達精霊の扉はロードスター辺境伯領での騒動終結後に、予定していた通りオルストに戻った後、王都まで来ていたのだ。
王都を拠点として各地の迷宮に潜り、装備を充実させるためであったが、王都を襲う異変に巻き込まれていた。
「やれやれ、今度は黒竜か」
「しかも巨人とヒュドラのおまけ付きかよ~!」
クラインとザイアスが移動しながらボヤく。
「でも竜とは厳しいですね。魔法抵抗も物理防御も尋常ではないくらい高いでしょう。一体、ギルドの何人が生き残れるか……」
マックスが自分の知識を基に、現状を嘆いた。
「でもなんとかして倒さないと、住民が殺されて王都は全滅になるわ!」
「そうね、ここで逃げて生き延びても国が無くなったんじゃ……後味悪いしね」
エスティアとフランが決意を込めて話した。
「やるしかない! 吸血鬼戦を思い出すんだ、俺たちだって成長している! 例え竜だろうと一矢報いてやるさ! 皆、生き残ってくれよ!」
バーンは勝利を、仲間の生存を信じて叫ぶのであった。
それは王国内で暗躍していた姿似の悪魔と闇の女神教団の仕業であった。
「ロッドさん!」
「ロッド様!」
「ロッド殿!」
ジュリアン、ジョアンナ、リーンステアがロッドと顔を見合わせる。
口にしなくても三人の王都を守ってほしい想いが伝わって来る。
「分かっている、恐らく王都の人間には手に負えないだろう。アイリス、あの悪魔をしばらく抑えてくれ。俺とハム美、ピーちゃんは王都に現れた大型の魔物を先に片付けて、すぐに戻ってくる」
ロッドは魔物の被害が少ないうちに退治してしまおうと考え、アイリスに告げた。
「承知しました。お任せ下さい、ロッド様」
アイリスが姿似の悪魔など眼中に無いかの様にロッドに向き直り、丁寧にお辞儀しながら答えた。
「ま、待ってくれ! 竜や巨人と戦うなんて無茶だ! 死にに行く様なものだろう! ジュリアン達も止めてくれ、一旦逃げて避難するんだ!」
アルフレッドがロッドを心配して言った。
「ふははは! 何をしても無駄だ! 何人いようと人間どもに勝てる相手では無いわ!」
姿似の悪魔が笑いながら告げた。
ロッドは悪魔を無視して、仲間に向け話す。
「悪いが辺境伯に説明している時間が惜しい。もう相当な被害が出ているはずだ。手分けしよう、ピーちゃんは東側の単眼の巨人、ハム美は西側の多頭の毒竜を頼む。俺は南側の黒竜を片付けてくる。ミーアはここで皆と待機してくれ」
ロッドはそう言うと、城の窓からピーちゃんに乗って飛び立つのであった。
ーーーーー
悪魔の秘術で突如として王都に召喚された、巨大な黒竜は、相当に苛立っていた。
自分がなぜここにいるのか、ここが何処なのか全く分からないからだ。
まるで記憶が抜け落ちてしまったのように、直前の事が何も分からない。
ぐるりと首を回して周囲を見ると、どうやらここは人間の街のようである。
ならば人間どもが我をここに移動させたのか?
黒竜にはそうとしか思えなかった。
(矮小なる人間どもよ! 許すまじ!)
人間など全く力のないゴミ以下の存在としか思っていない黒竜は、一先ず人間への罰としてこの街をひとり残らず滅ぼすと決めた。
そして鼻から息を大きく吸うと、開口して竜の息吹を発射するのであった。
(滅びよ! 我の怒りに触れし愚かなる人間どもよ!)
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオッ!)
途轍もない破壊能力のブレスが、数百m先までの建物を全てなぎ倒した。
もちろん運悪く射線上にいた人間は、皆即死となる。
「ひぃ~!」
「ぎゃあ!」
「助けてー!」
突然の大惨事に、必死に逃げ惑う住民達。
倒れた建物や発生した火災などで、周囲は地獄の様になっていた。
それからも黒竜は時折ブレスを混ぜながら、頑丈な後ろ脚や鉤爪で街を容赦なく壊してゆくのであった。
ーー
王都の西側では巨大な多頭の毒竜が、周囲に毒液を撒き散らしながら街を進んでいた。
多頭の毒竜は竜というよりも魔物に近い存在であり、知能は比べるべくもなく低かった。
その為、王都に召喚された事を疑問に思うことは無く、単純に生息している沼地よりも多くの餌があるなというぐらいの認識であった。
短い足で地を這うように建物をすり潰し毒をまき散らし、時折いくつかある首で人間を喰らいつつ進む姿に、住民は恐怖して逃げ惑う。
「ぐあっ! ど、毒が……」
「ぎゃあ! 食べないで!」
「し、死にたくないー!」
この巨大で圧倒的な魔物に、王都の警備兵を含む住民はなす術がなく、我先にと逃げ惑うのであった。
ーー
王都の東側でも、単眼の巨人が街を闊歩していた。
衣服は全く身につけておらず、棍棒とも呼べない木の塊を片手に持ち、建物を潰しながら歩く。
単眼の巨人も大した知能は持っておらず、召喚後しばらくはポカンとして佇んでいた。
だが周囲の人間が大声で騒ぎ出すとそれを煩く思い、住民や警備兵を足裏で潰しながら殺していった。
「ぎゃ!」
「ひっ!」
「があっ!」
やがて近くにいた住民が全て逃げ出すと、今度は棍棒や足で建物などを壊し、出てきた人間を殺すなどの殺戮を始めた。
「やめてー!」
「いやっ! 助けて!」
「殺さないで!」
単眼の巨人からすると、人間など遊びで殺せる蟻のような存在なのであった。
ーー
王都の北寄りにある冒険者ギルドで、ギルド本部長により緊急召集が行われた。
「非常事態だ! これよりギルドの緊急動員令を発動する!
現在、王都の三か所で討伐難度Sランク以上の巨大な魔物3体が暴れ回り、家々を壊し、住民を殺戮している!
情報からは、それぞれ黒竜、多頭の毒竜、単眼の巨人だ!
皆には王国兵や傭兵ギルドと協力して、これを撃退してもらいたい!
もう冒険者ランクがどうのと言ってられない状態だが、低ランクで戦闘能力の低い者は、無理はせず避難誘導や後方支援に回ってくれ!」
ある冒険者が問う。
「ギルド長! どれから倒すんだ?」
ギルド本部長バスクが答える。
「まずは、北側へ住民の避難誘導を行いつつ、一番被害の多い黒竜を倒す! 白金級パーティーの〈正義の剣〉が主軸だ!
その間、金級パーティーの〈魔術団〉は銀級の2パーティーを連れて多頭の毒竜の足止めをしてくれ!
同じく金級パーティーの〈鉄壁の盾〉は銀級2パーティーと共に単眼の巨人の被害を抑えて欲しい!
足止め以外の鉄級以上のパーティ、その他のランクの者達は〈正義の剣〉と共に黒竜を倒すぞ!
後の細かい事はギルド職員の指示に従ってくれ!」
ギルド長の指示により冒険者達は動き出す。
「俺達も黒竜退治に出るぞ!」
バーンがパーティーメンバーを見回して、激を入れる。
バーン達精霊の扉はロードスター辺境伯領での騒動終結後に、予定していた通りオルストに戻った後、王都まで来ていたのだ。
王都を拠点として各地の迷宮に潜り、装備を充実させるためであったが、王都を襲う異変に巻き込まれていた。
「やれやれ、今度は黒竜か」
「しかも巨人とヒュドラのおまけ付きかよ~!」
クラインとザイアスが移動しながらボヤく。
「でも竜とは厳しいですね。魔法抵抗も物理防御も尋常ではないくらい高いでしょう。一体、ギルドの何人が生き残れるか……」
マックスが自分の知識を基に、現状を嘆いた。
「でもなんとかして倒さないと、住民が殺されて王都は全滅になるわ!」
「そうね、ここで逃げて生き延びても国が無くなったんじゃ……後味悪いしね」
エスティアとフランが決意を込めて話した。
「やるしかない! 吸血鬼戦を思い出すんだ、俺たちだって成長している! 例え竜だろうと一矢報いてやるさ! 皆、生き残ってくれよ!」
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