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連合軍の会議
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「ちっ! なんでてめえらが来るんだよ......」
『暁の鷲』第八軍団軍団長ゼスは不機嫌さを隠そうともしなかった。彼の苛立ちは目の前で座る二人に向けられたものだった。
「あら? それはそうでしょう? あのゼスが負けたって聞いたらどんな惨めな面しているのか見に行かないわけにはいかないじゃない」
「アンナ......てめえ......」
アンナと呼ばれたショートの黒髪の女性は、ゼスの射殺しそうな視線を受けても、平然と微笑みながら、片方の手で紫煙をくゆらせていた。ふーっと煙を吐く姿は艶めかしく、およそ陣中に相応しくない軽装備の下に着こみワンピースのスリットからのぞく生足は、世の男性の大半を虜にするだろう。
だがその色気が効かない数少ない例外がゼスである。
席をがたりと立って詰め寄ろうとするも、それを大きな手がせき止めた。
「どけよ。ボンズ」
ボンズと呼ばれたのは大柄な男である。ゼスも背が高いが、この男はけた違いであった。一度立つと天井に頭が着いてしまう。鎧も合うサイズがないのであろう。上半身はほぼ裸に近い状態で、急所を守る防具を着込んでいるだけであった。
その男が体格に見合った大きな手の平で、ゼスとアンナの間に手を差し込み、ゼスの動きを押しとどめていた。
二人とも『暁の鷲』の部隊長である。
「でぃっしっし! ゼス負けた。俺もゼスの負け顔見たかった」
「いい度胸じゃねえか。二人とも表出ろよ。第四隊も第七隊も飲み込んでやるよ」
「あなたに? できるの?」
「でぃっしっし! ゼスは弱っちいから無理」
「殺す......」
本来仲間であるはずの彼らの雰囲気はどんどん剣呑なものになっていた。
部隊長たちが今にも殺し合いをはじめそうで、外からのぞき見ていた団員たちははらはらと事の成り行きを見守っていたのだが、意外にもそれを治めたのは団の外部の人間だった。
「おお!? どうした? なにゆえ仲間内でそのように殺気を出し合っておる! 女神エリンも嘆いておるぞ!」
団員たちを押しのけて、ずかずかとゼスの天幕に入ってきたのは、ボンズに勝るとも劣らない大男であった。だが、ボンズと違い白と金の装飾をあしらった鎧を着こみ、白いマントを颯爽とたなびかせていた。
明らかに、『暁の鷲』とは違う正規兵、しかも同時に聖職者の雰囲気を漂わせていた。
大男は快活に笑いながら、どっこいせと地面に座った。
「どれ? 儂がそなたらの悩みを聞いてやろう。なに心配するな。これでも司祭の資格をもっておる。悩み事を聞くのはお手の物だ。それで? アンナ殿の気持ちはどうなんだ?」
「レンドーン。気持ちというのはどういうこと?」
アンナは何を聞かれているのか分からず首を傾げた。
気持ちといえばゼスをどうやって排除しようかしかないのだが......
「決まっておろう。ゼス殿とボンズ殿どちらを選ぶのかということだ。男が二人、女が一人、とくれば痴情のもつれと相場が決まっておる。大方二人に迫られたアンナ殿にどちらかを選ばせようと強いていたのであろう。だがこういうことはもっと時間をかけてゆっくりとだな......うん?」
饒舌に語っていたところで、レンドーンと呼ばれた男は『暁の鷲』の三人の顔がうげっと気持ち悪そうになっていることに気付いた。全員何を想像したのか、今にも吐き出しそうである。
「う~む。どうやら違ったか?」
頭をポリポリと掻いて、レンドーンは三人に謝罪した。神聖騎士団『水牛』レンドーンと言えば、出陣しただけで各国の軍も逃げ出すと言われるほどの名将なのだが、今はそんな雰囲気もない。
「当たり前だ......」
ゼスは頭を抱えながら、よろよろと先ほどまで座っていた椅子に座り直した。
「失礼する」
その時さらに来客があった。その男が入ってきた瞬間『暁の鷲』の団長は一気に警戒態勢に入った。
それもそのはず、その男の纏う雰囲気は明らかに他と違った。押し潰されそうな圧を全身から発している。
蒼の鎧を着こみ、長剣を腰に佩く姿は、彼がひとかどならぬ戦士であることを証明していた。
「おお、ガルランディ殿も来たか!」
そんな戦士に臆する様子は全くなく、レンドーンは声をかけ、自分の隣に座るように促した。ガルランディもそれに文句を言うことなく、黙って地面に座した。
彼こそ、ポーレン公国にその人ありと言われ、ミアたちが今もっとも警戒する『勇者』ガルランディである。
「さて、全員そろったことだ。そろそろ今後の動きを決めたいと思ってな」
レンドーンがぱんっと手の平を叩いて自分に注目させた。
「今後の動き? 私たちはハイデッカー公爵が麗しの姫君を倒すまでこの城を包囲し続けるんじゃないの?」
「無論だ。だがこのまま何もしないのも兵の士気にかかわる。特にお主たちはそうであろう?」
話を振られた『暁の鷲』の部隊長たちは苦笑いした。確かに彼らは我慢が得意ではない。
「それはそうだが、なら御三家とやらの援軍に行くか?」
ゼスの目的は烈である。この前の雪辱に燃えており、それ以外の戦に今は興味ないのだが、レンドーンは首を横に振った。
「いや、今我らを遠くで包囲している周りの公爵家の兵を削ろうと思う」
「ほう?」
「ミッテラン公爵はいい領主のようだ。自領の兵がみすみすやられていくのを黙っていることはできないだろう。城から出てきたところを叩き、異変に気付いたカイエン公も叩いて、ドイエベルンの南一帯を手に入れてしまおうではないか」
「随分血なまぐさいことを言うのね。聖職者のくせに」
アンナの言葉にレンドーンは彼女の方を向いてにっこりと笑って言った。
「教皇が攻めよと言われたのだ。ならば我々は信仰の邪魔をするすべてを排除するだけよ」
顔は笑っているが、目の奥が笑っていない。狂信者とまで言われる神聖騎士団の一片を垣間見た気がして、アンナはぞくりとした。
だがこれから具体的な攻め方をしようというときに、それは唐突に遮られることになった。
「注進! 注進!」
ゼスの天幕に神聖騎士団の伝令が入ってきた。
なにやら随分と慌てているようだ。
「どうした? 何があった?」
レンドーンがすかさず事情を聞くと、伝令は息せき切って叫んだ。
「北より兵三千! こちらへ向かってきております。従えるは王女ミネビア・アーハイム・キャンベル・ロンバルトのようです。ご指示を!」
その場にいた全員がぎょっとした。しかし、その中でゼスだけは目的の人物が来たと、にいっと獣の顔で笑った。
『暁の鷲』第八軍団軍団長ゼスは不機嫌さを隠そうともしなかった。彼の苛立ちは目の前で座る二人に向けられたものだった。
「あら? それはそうでしょう? あのゼスが負けたって聞いたらどんな惨めな面しているのか見に行かないわけにはいかないじゃない」
「アンナ......てめえ......」
アンナと呼ばれたショートの黒髪の女性は、ゼスの射殺しそうな視線を受けても、平然と微笑みながら、片方の手で紫煙をくゆらせていた。ふーっと煙を吐く姿は艶めかしく、およそ陣中に相応しくない軽装備の下に着こみワンピースのスリットからのぞく生足は、世の男性の大半を虜にするだろう。
だがその色気が効かない数少ない例外がゼスである。
席をがたりと立って詰め寄ろうとするも、それを大きな手がせき止めた。
「どけよ。ボンズ」
ボンズと呼ばれたのは大柄な男である。ゼスも背が高いが、この男はけた違いであった。一度立つと天井に頭が着いてしまう。鎧も合うサイズがないのであろう。上半身はほぼ裸に近い状態で、急所を守る防具を着込んでいるだけであった。
その男が体格に見合った大きな手の平で、ゼスとアンナの間に手を差し込み、ゼスの動きを押しとどめていた。
二人とも『暁の鷲』の部隊長である。
「でぃっしっし! ゼス負けた。俺もゼスの負け顔見たかった」
「いい度胸じゃねえか。二人とも表出ろよ。第四隊も第七隊も飲み込んでやるよ」
「あなたに? できるの?」
「でぃっしっし! ゼスは弱っちいから無理」
「殺す......」
本来仲間であるはずの彼らの雰囲気はどんどん剣呑なものになっていた。
部隊長たちが今にも殺し合いをはじめそうで、外からのぞき見ていた団員たちははらはらと事の成り行きを見守っていたのだが、意外にもそれを治めたのは団の外部の人間だった。
「おお!? どうした? なにゆえ仲間内でそのように殺気を出し合っておる! 女神エリンも嘆いておるぞ!」
団員たちを押しのけて、ずかずかとゼスの天幕に入ってきたのは、ボンズに勝るとも劣らない大男であった。だが、ボンズと違い白と金の装飾をあしらった鎧を着こみ、白いマントを颯爽とたなびかせていた。
明らかに、『暁の鷲』とは違う正規兵、しかも同時に聖職者の雰囲気を漂わせていた。
大男は快活に笑いながら、どっこいせと地面に座った。
「どれ? 儂がそなたらの悩みを聞いてやろう。なに心配するな。これでも司祭の資格をもっておる。悩み事を聞くのはお手の物だ。それで? アンナ殿の気持ちはどうなんだ?」
「レンドーン。気持ちというのはどういうこと?」
アンナは何を聞かれているのか分からず首を傾げた。
気持ちといえばゼスをどうやって排除しようかしかないのだが......
「決まっておろう。ゼス殿とボンズ殿どちらを選ぶのかということだ。男が二人、女が一人、とくれば痴情のもつれと相場が決まっておる。大方二人に迫られたアンナ殿にどちらかを選ばせようと強いていたのであろう。だがこういうことはもっと時間をかけてゆっくりとだな......うん?」
饒舌に語っていたところで、レンドーンと呼ばれた男は『暁の鷲』の三人の顔がうげっと気持ち悪そうになっていることに気付いた。全員何を想像したのか、今にも吐き出しそうである。
「う~む。どうやら違ったか?」
頭をポリポリと掻いて、レンドーンは三人に謝罪した。神聖騎士団『水牛』レンドーンと言えば、出陣しただけで各国の軍も逃げ出すと言われるほどの名将なのだが、今はそんな雰囲気もない。
「当たり前だ......」
ゼスは頭を抱えながら、よろよろと先ほどまで座っていた椅子に座り直した。
「失礼する」
その時さらに来客があった。その男が入ってきた瞬間『暁の鷲』の団長は一気に警戒態勢に入った。
それもそのはず、その男の纏う雰囲気は明らかに他と違った。押し潰されそうな圧を全身から発している。
蒼の鎧を着こみ、長剣を腰に佩く姿は、彼がひとかどならぬ戦士であることを証明していた。
「おお、ガルランディ殿も来たか!」
そんな戦士に臆する様子は全くなく、レンドーンは声をかけ、自分の隣に座るように促した。ガルランディもそれに文句を言うことなく、黙って地面に座した。
彼こそ、ポーレン公国にその人ありと言われ、ミアたちが今もっとも警戒する『勇者』ガルランディである。
「さて、全員そろったことだ。そろそろ今後の動きを決めたいと思ってな」
レンドーンがぱんっと手の平を叩いて自分に注目させた。
「今後の動き? 私たちはハイデッカー公爵が麗しの姫君を倒すまでこの城を包囲し続けるんじゃないの?」
「無論だ。だがこのまま何もしないのも兵の士気にかかわる。特にお主たちはそうであろう?」
話を振られた『暁の鷲』の部隊長たちは苦笑いした。確かに彼らは我慢が得意ではない。
「それはそうだが、なら御三家とやらの援軍に行くか?」
ゼスの目的は烈である。この前の雪辱に燃えており、それ以外の戦に今は興味ないのだが、レンドーンは首を横に振った。
「いや、今我らを遠くで包囲している周りの公爵家の兵を削ろうと思う」
「ほう?」
「ミッテラン公爵はいい領主のようだ。自領の兵がみすみすやられていくのを黙っていることはできないだろう。城から出てきたところを叩き、異変に気付いたカイエン公も叩いて、ドイエベルンの南一帯を手に入れてしまおうではないか」
「随分血なまぐさいことを言うのね。聖職者のくせに」
アンナの言葉にレンドーンは彼女の方を向いてにっこりと笑って言った。
「教皇が攻めよと言われたのだ。ならば我々は信仰の邪魔をするすべてを排除するだけよ」
顔は笑っているが、目の奥が笑っていない。狂信者とまで言われる神聖騎士団の一片を垣間見た気がして、アンナはぞくりとした。
だがこれから具体的な攻め方をしようというときに、それは唐突に遮られることになった。
「注進! 注進!」
ゼスの天幕に神聖騎士団の伝令が入ってきた。
なにやら随分と慌てているようだ。
「どうした? 何があった?」
レンドーンがすかさず事情を聞くと、伝令は息せき切って叫んだ。
「北より兵三千! こちらへ向かってきております。従えるは王女ミネビア・アーハイム・キャンベル・ロンバルトのようです。ご指示を!」
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