104 / 144
烈対マルカネン
しおりを挟む
自分の置かれた状況に気付いたアイネはかっと顔を赤らめた。
「は......放せ! 触るな!」
腕の中でじたばたと動くアイネを烈はさらにぎゅっと抱きしめた。
「放せるものなら放すんだがな......どうやらそういうわけにもいかないらしい」
思いがけず厳しい声の烈にアイネははっと目の前を見た。そこには戦斧を握り直し、今にも襲い掛からんとするマルカネンの姿があった。
「いいんだぜ? そこに置いたらどうだい?」
「置いたら狙うだろう?」
「その間に俺を斬ればいいじゃないか? お前の腕ならそれができるだろう?」
「したら俺を斬るのか、アイネを斬るのか選択肢が増えることになるな。戦場での駆け引きであんたに勝てそうにないからやめとくよ」
「へえ? 若いのにわかってるじゃねえか。何者だ? お前」
「レツ・タチバナ。ドイエベルン王女の同盟者だ」
「レツ......ああ、確かあの『剣姫』を倒したとかいうやつか。確かにその剣気なら納得だ」
「そうか? 自分ではよくわからないんだがな」
「謙遜するなよ。ちなみにその後『魔剣』にこっぴどく負けたことも知ってるぜ?」
「耳が痛いな、それは......」
ははっと笑う烈にマルカネンは警戒を強めた。
「剣士が負けたことを指摘されてんだ。それで笑ってられるのは誇りのねえバカか......」
「......」
「その敗北を乗り越えたやつしかいねえよな?」
マルカネンの殺気が膨らみ始めた。烈も片手でアイネを、もう片方の手で剣を正眼に構え、一撃に備えた。
マルカネンがふっと笑う。
「ドイエベルン王国北部軍閥の首領が一人、マルカネンだ。悪いがその手に抱えてるお嬢様がハンデとは思わねえぜ?」
「当然だ。あんたも先にアイネとやりあって血が足りてないだろう? 条件は五分さ」
「嬉しいねえ。敵じゃなかったら酒を酌み交わしたいものだ」
「じゃあ、降参してくれ」
「そういうわけにはいかんだろう?」
二人のやり取りの間、アイネは身動き一つしなかった。自分にできることは少しでも烈の邪魔にならないことだと理解していたからだ。アイネとしては非常に業腹だが、自分の命運をこのポッと出の正体不明の男に任せるしかなかった。
その緊迫した状況にも関わらず、烈は落ち着いていた。
道場でカイエン公爵に言われたことを烈は思い出していた。
---
「小僧、本当はただ妹に勝ちたかっただけではないか?」
カイエン公爵の言葉を烈は否定したかった。だが、すぐに言葉が出てこない。「違う!」と否定したいのに、烈はそれを言うことができなかった。
「なるほどな......」
そんな烈の様子を見て、カイエン公爵は木剣を肩にポンポンと当てた。
「お前がその妹を愛していたのは本当だろう」
そこでカイエン公爵はぐっと烈に顔を近づけた。
「だが小僧、お前は根っこから剣士なんだよ」
「......」
「剣士なら誰だってそうさ。理屈じゃねえ。自分の鍛えた技が、力がもっとも強くなきゃ気が済まねえんだよ。だから目の前に越えるべき奴がいるってのに、不十分なまま、決着もつかねえままその壁が急になくなっちまって、どうすればいいのか分からなくなっちまったんだろう?」
「......」
「よかったじゃねえか?」
「え?」
言われるがままになっていた烈が顔をふっと上げた。
「越えるべき壁がひょんなことからもう一度現れたんだ。今度はきっちり勝てばいい」
だが、烈は首を横に振った。
「馬鹿な。俺にもう一度紗矢を殺せというのか!」
その瞬間、カイエン公爵は木剣で烈の頭をぽかりと叩いた。あまりの痛さに烈が自分の頭を押さえる。
「馬鹿かてめえ。殺さないよう圧倒的に勝てって言ってんだよ」
「紗矢は天才だぞ? そんな手加減なんてできるわけ」
「できなくてもやるんだよ。じゃなきゃ前に進めねえんだろ? それにな......」
カイエン公爵はふっと笑った。まるで手のかかる孫を見ているようだった。
「お前も十分天才だよ。ごちゃごちゃ考えてるからその妹に置いてかれんだ。ノリで剣を振ってみろノリで!」
がっはっはっと笑うカイエン公爵を烈はぽかんと見上げた。それからなんだか馬鹿らしくてなってぷっと吹き出してしまった。
「おい、ミア」
カイエン公爵が壁にもたれかかって様子を見ていたミアを呼んだ。
「しょうがねえから戦場に出てやるよ」
「ほう? どういう風の吹き回しですか? 師匠」
カイエン公爵が烈を見てふっと笑った。
「なに。こんなおもしれえ奴が味方にも敵にも出てきたんだ。ずいぶん楽しそうなんで、俺も混ざってみたくなったのよ」
「素直に私やレツは心配だと言えばいいのに」
「あほ抜かせ。俺がお前らのことなんか気にするか」
「はいはい。じゃあ急いでるんで出立は明日ですよ?」
「おう。アイネに準備させなきゃならんな」
「アイネも連れていくんで?」
「ああ。この国に産まれた以上、戦争は避けられんからな。そろそろ経験してもいい頃合いだ」
「私は反対ですがね」
「あいつを籠の中の鳥にしておけと? 俺が育ててる意味があるまい」
カイエン公爵の厳しい視線に、もう好きにしてくれてとミアは諸手を上げた。
話はすんだとばかりに、カイエン公爵は最後に烈に向き直った。そして人差し指をびしっと烈に突き付けた。
「とりあえず小僧! お前は考えながら剣を振るうんじゃねえ。剣と一体になれ! あとは稽古で鍛えたものんが勝手に体を動かす!」
あまりにも感覚的で無茶苦茶な話だが、なんとなく烈の中でつっかえていた物が取れたような気がした。
---
「剣と一体になれ......か......」
烈はカイエン公爵の言葉を思い出してふっと笑い構えをといた。あまりにも無防備な状態に、マルカネンは面食らった。
(何かの罠か? だがぐずぐずしてもいられない。お嬢様との戦いで消耗しすぎたことは事実だからな)
マルカネンは戦斧を大上段に構えた。「おおお!」と叫んで、烈に肉薄する。それに対しあまりにも烈は無防備だった。腕の中で見ていたアイネは今度こそ斬られると目をつぶった。
烈は戦斧の刃をじっと見ていた。
「くたばれぇ!」
近くでマルカネンの声が聞こえる。だが不思議と烈は落ち着いていた。
(ああ、今日はよく見えるな)
自分の頭に戦斧が振り下ろされる寸前に、烈は剣を頭の上にかかげた。そして剣の刃を戦斧に滑らせるようにして、斜め下に誘導し受け流した。力を泳がされたマルカネンは勢いが余っていたこともあり大きく体を崩された。
マルカネンが気づいたときには、自分は剣を振り下ろし、烈は剣を振り上げた状態になっていた。完全に隙だらけである。
(やべえ!)
マルカネンは慌てて、戦斧から手を放して頭上にかかげ、体は流されるままに烈に突っ込んだ。烈はそれも意に介さず、剣を振り下ろした。
がつんと鎧が砕ける音が聞こえて、マルカネンが遠くに吹っ飛んだ。そのままゴロゴロと転がり地面に倒れ伏す。
烈はふーっと息を吐いた。極度の集中状態から解放されて、どっと汗を吹き出した。それでも目は油断なくマルカネンを見据えていた。
「終わったのか?」
アイネがぽかんとしながら聞いた。完全にやられたと思ったのに、自分が生きていることが少し信じられなかった。だが、烈は剣を再度構えた。
「起きろよ。骨まで斬れた感触はなかったぜ。あの状況で突っ込んで剣の根元で受けるとは思わなかったよ」
動きを止めていたマルカネンはくっくっくっと笑い、腹筋で体を起こした。
「いやはや。気を抜くこともなしか。こりゃ完全に俺の負けだな」
「注進! 注進!」
急に伝令は大声で走ってきた。どうやら敵側の伝令のようであった。
「ゲルパ様討ち死により、ゲルパ軍が撤退。このままだと退路が混雑で埋まってしまいます」
「おいおい、まじか。ゲルパの旦那やられちまったのかよ。しょうがねえな」
どっこいしょとマルカネンは立ち上がり、そのまま部下が持ってきた替え馬に乗った。
「逃げるのか?」
烈の問いかけにマルカネンは肩をすくめた。
「ああ、どうやら役者が違ったらしい。このままだと再起の目もなくなりそうなんでな」
「大将を置いて?」
「ま、傭兵国家だからな。そういうこともあるさ。それに......」
「それに?」
「今死ぬのは勿体ねえ気がしたのよ! はっ!」
マルカネンは馬に鞭打ち走り去っていった。それを見届けた烈はようやく腕の中にある柔らかい感覚を思い出した。あっと気付いたときには腕の中に顔を真っ赤にして震えるアイネがいた。
「いつまで抱いてるんだ!」
パンっと烈は頬を叩かれた。
「は......放せ! 触るな!」
腕の中でじたばたと動くアイネを烈はさらにぎゅっと抱きしめた。
「放せるものなら放すんだがな......どうやらそういうわけにもいかないらしい」
思いがけず厳しい声の烈にアイネははっと目の前を見た。そこには戦斧を握り直し、今にも襲い掛からんとするマルカネンの姿があった。
「いいんだぜ? そこに置いたらどうだい?」
「置いたら狙うだろう?」
「その間に俺を斬ればいいじゃないか? お前の腕ならそれができるだろう?」
「したら俺を斬るのか、アイネを斬るのか選択肢が増えることになるな。戦場での駆け引きであんたに勝てそうにないからやめとくよ」
「へえ? 若いのにわかってるじゃねえか。何者だ? お前」
「レツ・タチバナ。ドイエベルン王女の同盟者だ」
「レツ......ああ、確かあの『剣姫』を倒したとかいうやつか。確かにその剣気なら納得だ」
「そうか? 自分ではよくわからないんだがな」
「謙遜するなよ。ちなみにその後『魔剣』にこっぴどく負けたことも知ってるぜ?」
「耳が痛いな、それは......」
ははっと笑う烈にマルカネンは警戒を強めた。
「剣士が負けたことを指摘されてんだ。それで笑ってられるのは誇りのねえバカか......」
「......」
「その敗北を乗り越えたやつしかいねえよな?」
マルカネンの殺気が膨らみ始めた。烈も片手でアイネを、もう片方の手で剣を正眼に構え、一撃に備えた。
マルカネンがふっと笑う。
「ドイエベルン王国北部軍閥の首領が一人、マルカネンだ。悪いがその手に抱えてるお嬢様がハンデとは思わねえぜ?」
「当然だ。あんたも先にアイネとやりあって血が足りてないだろう? 条件は五分さ」
「嬉しいねえ。敵じゃなかったら酒を酌み交わしたいものだ」
「じゃあ、降参してくれ」
「そういうわけにはいかんだろう?」
二人のやり取りの間、アイネは身動き一つしなかった。自分にできることは少しでも烈の邪魔にならないことだと理解していたからだ。アイネとしては非常に業腹だが、自分の命運をこのポッと出の正体不明の男に任せるしかなかった。
その緊迫した状況にも関わらず、烈は落ち着いていた。
道場でカイエン公爵に言われたことを烈は思い出していた。
---
「小僧、本当はただ妹に勝ちたかっただけではないか?」
カイエン公爵の言葉を烈は否定したかった。だが、すぐに言葉が出てこない。「違う!」と否定したいのに、烈はそれを言うことができなかった。
「なるほどな......」
そんな烈の様子を見て、カイエン公爵は木剣を肩にポンポンと当てた。
「お前がその妹を愛していたのは本当だろう」
そこでカイエン公爵はぐっと烈に顔を近づけた。
「だが小僧、お前は根っこから剣士なんだよ」
「......」
「剣士なら誰だってそうさ。理屈じゃねえ。自分の鍛えた技が、力がもっとも強くなきゃ気が済まねえんだよ。だから目の前に越えるべき奴がいるってのに、不十分なまま、決着もつかねえままその壁が急になくなっちまって、どうすればいいのか分からなくなっちまったんだろう?」
「......」
「よかったじゃねえか?」
「え?」
言われるがままになっていた烈が顔をふっと上げた。
「越えるべき壁がひょんなことからもう一度現れたんだ。今度はきっちり勝てばいい」
だが、烈は首を横に振った。
「馬鹿な。俺にもう一度紗矢を殺せというのか!」
その瞬間、カイエン公爵は木剣で烈の頭をぽかりと叩いた。あまりの痛さに烈が自分の頭を押さえる。
「馬鹿かてめえ。殺さないよう圧倒的に勝てって言ってんだよ」
「紗矢は天才だぞ? そんな手加減なんてできるわけ」
「できなくてもやるんだよ。じゃなきゃ前に進めねえんだろ? それにな......」
カイエン公爵はふっと笑った。まるで手のかかる孫を見ているようだった。
「お前も十分天才だよ。ごちゃごちゃ考えてるからその妹に置いてかれんだ。ノリで剣を振ってみろノリで!」
がっはっはっと笑うカイエン公爵を烈はぽかんと見上げた。それからなんだか馬鹿らしくてなってぷっと吹き出してしまった。
「おい、ミア」
カイエン公爵が壁にもたれかかって様子を見ていたミアを呼んだ。
「しょうがねえから戦場に出てやるよ」
「ほう? どういう風の吹き回しですか? 師匠」
カイエン公爵が烈を見てふっと笑った。
「なに。こんなおもしれえ奴が味方にも敵にも出てきたんだ。ずいぶん楽しそうなんで、俺も混ざってみたくなったのよ」
「素直に私やレツは心配だと言えばいいのに」
「あほ抜かせ。俺がお前らのことなんか気にするか」
「はいはい。じゃあ急いでるんで出立は明日ですよ?」
「おう。アイネに準備させなきゃならんな」
「アイネも連れていくんで?」
「ああ。この国に産まれた以上、戦争は避けられんからな。そろそろ経験してもいい頃合いだ」
「私は反対ですがね」
「あいつを籠の中の鳥にしておけと? 俺が育ててる意味があるまい」
カイエン公爵の厳しい視線に、もう好きにしてくれてとミアは諸手を上げた。
話はすんだとばかりに、カイエン公爵は最後に烈に向き直った。そして人差し指をびしっと烈に突き付けた。
「とりあえず小僧! お前は考えながら剣を振るうんじゃねえ。剣と一体になれ! あとは稽古で鍛えたものんが勝手に体を動かす!」
あまりにも感覚的で無茶苦茶な話だが、なんとなく烈の中でつっかえていた物が取れたような気がした。
---
「剣と一体になれ......か......」
烈はカイエン公爵の言葉を思い出してふっと笑い構えをといた。あまりにも無防備な状態に、マルカネンは面食らった。
(何かの罠か? だがぐずぐずしてもいられない。お嬢様との戦いで消耗しすぎたことは事実だからな)
マルカネンは戦斧を大上段に構えた。「おおお!」と叫んで、烈に肉薄する。それに対しあまりにも烈は無防備だった。腕の中で見ていたアイネは今度こそ斬られると目をつぶった。
烈は戦斧の刃をじっと見ていた。
「くたばれぇ!」
近くでマルカネンの声が聞こえる。だが不思議と烈は落ち着いていた。
(ああ、今日はよく見えるな)
自分の頭に戦斧が振り下ろされる寸前に、烈は剣を頭の上にかかげた。そして剣の刃を戦斧に滑らせるようにして、斜め下に誘導し受け流した。力を泳がされたマルカネンは勢いが余っていたこともあり大きく体を崩された。
マルカネンが気づいたときには、自分は剣を振り下ろし、烈は剣を振り上げた状態になっていた。完全に隙だらけである。
(やべえ!)
マルカネンは慌てて、戦斧から手を放して頭上にかかげ、体は流されるままに烈に突っ込んだ。烈はそれも意に介さず、剣を振り下ろした。
がつんと鎧が砕ける音が聞こえて、マルカネンが遠くに吹っ飛んだ。そのままゴロゴロと転がり地面に倒れ伏す。
烈はふーっと息を吐いた。極度の集中状態から解放されて、どっと汗を吹き出した。それでも目は油断なくマルカネンを見据えていた。
「終わったのか?」
アイネがぽかんとしながら聞いた。完全にやられたと思ったのに、自分が生きていることが少し信じられなかった。だが、烈は剣を再度構えた。
「起きろよ。骨まで斬れた感触はなかったぜ。あの状況で突っ込んで剣の根元で受けるとは思わなかったよ」
動きを止めていたマルカネンはくっくっくっと笑い、腹筋で体を起こした。
「いやはや。気を抜くこともなしか。こりゃ完全に俺の負けだな」
「注進! 注進!」
急に伝令は大声で走ってきた。どうやら敵側の伝令のようであった。
「ゲルパ様討ち死により、ゲルパ軍が撤退。このままだと退路が混雑で埋まってしまいます」
「おいおい、まじか。ゲルパの旦那やられちまったのかよ。しょうがねえな」
どっこいしょとマルカネンは立ち上がり、そのまま部下が持ってきた替え馬に乗った。
「逃げるのか?」
烈の問いかけにマルカネンは肩をすくめた。
「ああ、どうやら役者が違ったらしい。このままだと再起の目もなくなりそうなんでな」
「大将を置いて?」
「ま、傭兵国家だからな。そういうこともあるさ。それに......」
「それに?」
「今死ぬのは勿体ねえ気がしたのよ! はっ!」
マルカネンは馬に鞭打ち走り去っていった。それを見届けた烈はようやく腕の中にある柔らかい感覚を思い出した。あっと気付いたときには腕の中に顔を真っ赤にして震えるアイネがいた。
「いつまで抱いてるんだ!」
パンっと烈は頬を叩かれた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
アレキサンドライトの憂鬱。
雪月海桜
ファンタジー
桜木愛、二十五歳。王道のトラック事故により転生した先は、剣と魔法のこれまた王道の異世界だった。
アレキサンドライト帝国の公爵令嬢ミア・モルガナイトとして生まれたわたしは、五歳にして自身の属性が限りなく悪役令嬢に近いことを悟ってしまう。
どうせ生まれ変わったなら、悪役令嬢にありがちな処刑や追放バッドエンドは回避したい!
更正生活を送る中、ただひとつ、王道から異なるのが……『悪役令嬢』のライバルポジション『光の聖女』は、わたしの前世のお母さんだった……!?
これは双子の皇子や聖女と共に、皇帝陛下の憂鬱を晴らすべく、各地の異変を解決しに向かうことになったわたしたちの、いろんな形の家族や愛の物語。
★表紙イラスト……rin.rin様より。
最強剣士異世界で無双する
夢見叶
ファンタジー
剣道の全国大会で優勝した剣一。その大会の帰り道交通事故に遭い死んでしまった。目を覚ますとそこは白い部屋の中で1人の美しい少女がたっていた。その少女は自分を神と言い、剣一を別の世界に転生させてあげようと言うのだった。神からの提案にのり剣一は異世界に転生するのだった。
ノベルアッププラス小説大賞1次選考通過
【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?
殺陣を極めたおっさん、異世界に行く。村娘を救う。自由に生きて幸せをつかむ
熊吉(モノカキグマ)
ファンタジー
こんなアラフォーになりたい。そんな思いで書き始めた作品です。
以下、あらすじとなります。
────────────────────────────────────────
令和の世に、[サムライ]と呼ばれた男がいた。
立花 源九郎。
[殺陣]のエキストラから主役へと上り詰め、主演作品を立て続けにヒットさせた男。
その名演は、三作目の主演作品の完成によって歴史に刻まれるはずだった。
しかし、流星のようにあらわれた男は、幻のように姿を消した。
撮影中の[事故]によって重傷を負い、役者生命を絶たれたのだ。
男は、[令和のサムライ]から1人の中年男性、田中 賢二へと戻り、交通警備員として細々と暮らしていた。
ささやかながらも、平穏な、小さな幸せも感じられる日々。
だが40歳の誕生日を迎えた日の夜、賢二は、想像もしなかった事態に巻き込まれ、再びその殺陣の技を振るうこととなる。
殺陣を極めたおっさんの異世界漫遊記、始まります!
※作者より
あらすじを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
熊吉(モノカキグマ)と申します。
本作は、カクヨムコン8への参加作品となります!
プロット未完成につき、更新も不定期となりますが、もし気に入っていただけましたら、高評価・ブックマーク等、よろしくお願いいたします。
また、作者ツイッター[https://twitter.com/whbtcats]にて、製作状況、おススメの作品、思ったことなど、呟いております。
ぜひ、おいで下さいませ。
どうぞ、熊吉と本作とを、よろしくお願い申し上げます!
※作者他作品紹介・こちらは小説家になろう様、カクヨム様にて公開中です。
[メイド・ルーシェのノルトハーフェン公国中興記]
偶然公爵家のメイドとなった少女が主人公の、近世ヨーロッパ風の世界を舞台とした作品です。
戦乱渦巻く大陸に、少年公爵とメイドが挑みます。
[イリス=オリヴィエ戦記]
大国の思惑に翻弄される祖国の空を守るべく戦う1人のパイロットが、いかに戦争と向き合い、戦い、生きていくか。
濃厚なミリタリー成分と共に書き上げた、100万文字越えの大長編です。
もしよろしければ、お手に取っていただけると嬉しいです!
男装の皇族姫
shishamo346
ファンタジー
辺境の食糧庫と呼ばれる領地の領主の息子として誕生したアーサーは、実の父、平民の義母、腹違いの義兄と義妹に嫌われていた。
領地では、妖精憑きを嫌う文化があるため、妖精憑きに愛されるアーサーは、領地民からも嫌われていた。
しかし、領地の借金返済のために、アーサーの母は持参金をもって嫁ぎ、アーサーを次期領主とすることを母の生家である男爵家と契約で約束させられていた。
だが、誕生したアーサーは女の子であった。帝国では、跡継ぎは男のみ。そのため、アーサーは男として育てられた。
そして、十年に一度、王都で行われる舞踏会で、アーサーの復讐劇が始まることとなる。
なろうで妖精憑きシリーズの一つとして書いていたものをこちらで投稿しました。
アサの旅。竜の母親をさがして〜
アッシュ
ファンタジー
辺境の村エルモに住む至って普通の17歳の少女アサ。
村には古くから伝わる伝承により、幻の存在と言われる竜(ドラゴン)が実在すると信じられてきた。
そしてアサと一匹の子供の竜との出会いが、彼女の旅を決意させる。
※この物語は60話前後で終わると思います。完結まで完成してるため、未完のまま終わることはありませんので安心して下さい。1日2回投稿します。時間は色々試してから決めます。
※表紙提供者kiroさん
エルティモエルフォ ―最後のエルフ―
ポリ 外丸
ファンタジー
普通の高校生、松田啓18歳が、夏休みに海で溺れていた少年を救って命を落としてしまう。
海の底に沈んで死んだはずの啓が、次に意識を取り戻した時には小さな少年に転生していた。
その少年の記憶を呼び起こすと、どうやらここは異世界のようだ。
もう一度もらった命。
啓は生き抜くことを第一に考え、今いる地で1人生活を始めた。
前世の知識を持った生き残りエルフの気まぐれ人生物語り。
※カクヨム、小説家になろう、ノベルバ、ツギクルにも載せています
黒猫の王と最強従者【マキシサーヴァント】
あもんよん
ファンタジー
地上の支配権をかけた神々の戦争が終りを告げ、「秩序」という信仰の元『世界』は始まった。
戦に負け、その座を追われた神は黒猫に転生し、唯一の従者と『世界』を巡る旅に出る。
膨大な魔力を持つかつての神「黒猫タロ」と、その神より絶大な力を授かった「従者アリス」。
だが、アリスはタロの魔力なしでは力を行使できず、タロもまた魔力しか持たず力は発揮できない。
そんな一人と一匹の冒険は多くの人との出会いや別れを繰り返し、やがて『世界』と『神』を巻き込んだ物語へと繋がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる