本編完結【R18】地味すぎる転生悪役令嬢、攻略対象と関わらずに…俺様ヤンキー公爵に絡まれる。Why？

冬、到来。

283: ★やらかした地味令嬢とヤンキーの10倍返し

いてて、と背中を擦るアレックスが、じろりと目だけで此方を睨む。

「ふぅん………そういう事、するのか……。」

「ご、ごめ……スイッチ入る！って思ったらつい……。」

謝るものの、ジリジリと距離を詰められて、ドキドキする。

と、アレックスが右手でUの字を作ったと思ったら、その間にバチバチと弾ける魔力の蔦が出現した。


ああああああ……嘘嘘、嘘だよね？？

電マを握り締めた手をちょいと横にずらされる。


「ヤメヤダダメアレックスゴメンナサッァァァァ！！」

「ちゃんと反省しろよ…。」

「するするします！します！ァアア！！」

ビリビリと脳味噌が痺れるような快楽が、クリから背骨を通って駆け抜け続け、
ビクビクと背を仰け反らせて喘ぐ。

休みなく襲う絶頂の嵐に、あっという間に私は音を上げ、
泣いて啼いて許しを乞うた。

アレックスが、その舌に魔力の蔦を這わせ、
拘束していた蔦を中心に、全身に蔦を絡ませる。

「ん"ん"～～～～！！」

「ハハハ……アイツムカつくけど、面白いもの教えてくれたよな。」

アレックスが、アメジストの瞳を欲でまみれさせながら言う。

こっちはもう、全身に這い回るアレックスの舌、指、唇の感触に翻弄されて頭がどうにかなってるって言うのに。

はぁ、と大きく1つ息を吐いて、アレックスが前を寛げる。

「ん"ん"？！ん"ぁあ！へぁ"……！！」

喋れない舌で何とか声を出し、首を振ってイヤイヤするも、
うっそりと上気した顔で微笑むアレックスは容赦なく私のソコにアレックス自身を突き立てた。

「ぁ"っーー～～～！！っはぁぁ…」

侵入れられただけでイく私を、
アレックスは嬉しそうに眺め、何度も貫く。

もうお決まりになった、いきなりの侵入も、
何だかんだ心の中でぼやきながらも、期待している自分が居て…。

すっかり躾られたってやつなんだろうか。

どんどん、アレックスの手で作り替えられていく体に、
不安を覚えつつも、最近は少しソレを嬉しく思う気持ちもあって、

あれ？これ、体だけじゃなくて心も作り替えられてる？
躾られちゃってる？？

「おい、こんなにしてるのに、まだ考え事する余地があるのか？
　もっと激しくして欲しいのか？」

その言葉に慌ててブンブンと首を振る。

「何だか、すっかり、体を作り替えられたばかりじゃなく、
　心まで作り替えられてる気がするなって…思って…。
　これが、躾られるって事なのかな、って……思って…」

「くくっ……やぁっと自覚出来る程になったか…。イイコだ。
　一生、俺から離れられない体にしてやるから、
　……楽しみにしておけ。」

魔力の蔦が消えた舌でポソポソと呟けば、
瞳に仄い光を宿して、アレックスは嬉しそうに嗤った。

そんなの、困る、っていつもなら思うのに。

何だか、ちょっとゾクゾクとした快感と悦びを感じてしまって。




一生、離さないでいてくれるつもり、あるの？




聞きたいけど聞けない言葉を飲み込んで、

私はアレックスに縋るようにして快楽を享受した。

何だかその日は、朝まで、メチャクチャ気持ち良かった。