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豊穣祝祭期間

274: ★地味令嬢と鏡に映った地味令嬢とヤンキー

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「あんなヤツの与えた快楽なんか思い出せない位……、
 上書きしてやろうな。 ……さ、召し上がれ。」



電マがクリに当てられる瞬間が、

天蓋の鏡でハッキリクッキリ見えた…。


「やめ……!んぁぁ……!!」

こんなときに弱?!

身を捩って、目をつむって天井を見ないように頑張るものの……。

「……フェロー?……見ないのか?」

くぉぉぉ!耳許で囁くなぁ!

「ぁっ……はぁ…、ぁぁぁぁぁぁ……」

電マを突き立てられながら、耳をれろっと舐められたり、甘噛みされて、否応なく性感が上がる。
ぴちゃりと耳に響く水音が堪らなくいやらしくて。
弱の振動が、どんどん私を追い詰めていく。

「フェロー?……鏡を見て。
 鏡を見ながら悶えるフェローが見たいんだ……。
 ……俺のおねだり、聞いてくれるか?」

「!?っっーーーー!!ぁあっ!」

耳許で囁かれ、思わずイってしまった。
ずっこい。アレックスにおねだりなんかされたら、
頑張る以外の選択肢なんかない……!!

「ん?俺がおねだりしただけでイったのか?
 可愛いな、フェロー…。」

「っ~~!!はぁ、ぁ、……ばかっ、」

クスクスと耳を唇で擽りながら笑うアレックスに悪態つくも、
鏡の中の自分が、中々に淫らに身をくねらせていて、
真っ赤な顔と潤んだ瞳が、完璧に快楽に屈服していて……。

マジこんなん見せるなよ……。

「はぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、っぁあっ!!!
 んはぁ…ぃ、ィクゥ…っ~~!!!っぁ、も、やだっーーー!!」

「…やだ?自分が乱れる姿見せられて、イキっぱなのにか?
 フェロー……それはキモチイイんだよ。ほら、…言って?」

「ぁ……はっ、キ、キモチ……ィ?ア!ッッーー!!」

ヤバい、何か……もう……

「フェロー……今度はキモチイイって言っただけでイったのか?」

「……っはぁ、ヤバい…。なんか、……アレックスに言われたら…」

「ん?……俺に?」

アレックスか続きを促す。

ってことは、口から考えてる事が洩れてるって事を、
朦朧としすぎてちょっと理解出来なかった私は、促されるままに考えを纏める。

「アレックスに……言われたら、イク…。
 アレックスに、してって言われたこと、したら、イク……。
 そんで、それに、アレックスが何か言ったら、またイク……。
 ヤバい……。超ヤバい……。な、んか、おかしい…。」

荒い息を吐きながら、ぼんやりしていると、口からポロポロと考えたことが溢れていく。

電マの刺激は、もっと、とおねだりしたくなる位、丁度良く刺激的で。
私はグイグイと腰を押し付けながら、快楽に耽った。

そんな私を、アレックスがゾクゾクしながら見守ってるなんて気付かずに、只管、甘い快楽と絶頂を貪る。

「フェロー…キモチイイ?」

「あ、キモチイイ……!イッ~~~!!」

「ハハ………随分淫乱になっちゃったよな……。」

「っあぁッッーー!!~~~!!」

「俺に淫乱って言われるの大好きなんだ?
 ……フェローは好きな人に苛められて喜ぶ変態なんだな…。」

「ッッーーーー!!」


もう、何でこんな事をしているのかも忘れて、
私は只管、アレックスの甘い囁きと与えられる快楽を貪り続けた。






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