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豊穣祝祭期間
261: ★地味令嬢とヤンキーは何時までも………
しおりを挟む「ハハハ……いーよ。フェローはなにもしなくて。
口調とか何にも気にしないで、俺を感じてて……。」
あ"ーーー!官能小説でよくあるやつー!
その"俺を感じ"るのが、もう、むりなのー!脳味噌死んじゃうのー!
「や、だから、それが無理って…あっ、
ぁぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、……ッッーーーー!!」
言うが早いかガンガン突いてきて、あっという間に、
終わった感漂ってた気分が真っ最中に引き戻される。
「アッぁあ!ッーー!!はっ~~!!ふぅぅ……ーー!!」
突きながら、親指でクリを捏ねてくるもんだから、
こっちはイキまくってしまう訳で。
「も、やめっ……イ、かせ、ないで!ぁぁぁ!!っーー!!」
「そんな寂しいこと言うなよ……。
フェローのイクとこいっぱい見せてくれ……。」
「や、やぁ!も、イクのムリィ……ぁ、またっイッッーーー!!」
歯を食い縛ってビクビクと仰け反る私の、晒した喉元にキスを何度もしてアレックスが嬉しそうに囁く。
「イク時イクって言えるのもう少しだな、フェロー…イイコだ。
可愛いフェロー……。俺の性悪猫…。
何でそんなに可愛いんだ?
この土地と風の中で育てば、そんな風に皆、生意気で、
性悪で、奔放で、何処までも自由で、小賢しくて……、
愛らしく育つのか?
ムンストーンのバターがお前をそんなに甘く育てたのか?
何処を齧っても、血を啜っても甘いんじゃないか?」
恥ぁっっず!!何?詩人なの?
からの、 何か猟奇的ーー??!
「ちょ、……食べれない、ですから、ね?……あっ、もぅイッ……クッーー!」
「ハハッ……ぁあ、フェロー……俺も……くっ!」
ハァハァと荒い息を少しずつ整える。
どくどくいう心臓が少しずつ落ち着いてきて……。
「……はぁ…。じゃぁ、オブシディアンの土地と風の中で育てば、
皆、アレックス様みたいに超人に育つのですか?」
「ハハッ……さぁな…。 なぁ、敬語辞めて素で喋れよ…。」
気怠さに浸りながら問えば、そんな事を、優しく髪を撫でながら言う。
「アレックスは口が悪いのが好みなの?」
ジト目で問えば、そういう訳じゃないさ、と額にキスをしてくる。
「只、素のフェローが一番可愛いんだよ。
それに、令息ぶる方が領民受けが良いなんて言い訳で、
本当はフェロー、令嬢ぶるのが苦手だろう?
だから、俺の前では別に令嬢ぶらなくて良いかなって。
……まぁ、実際1つも令嬢ぶれてないけどな。」
ひっど!
思わず笑ってしまった。アレックスも笑う。
まぁ、確かに、一応言葉遣いには気を遣っていたつもりではあるから、きっとアレックスが言いたいのは、この事なんだろう。
「嬉しいけど、歯止めが利かなくなるので、
少しずつでいいですか?……だめ?ね、アレックス?」
嬉しそうに破顔されたので、暫くは甘える時だけタメ口で行こう。
うん、そうしよう。
なんて考えていたら、むくり、とナカのアレックスが起床する。
「え?」
「フフフ……だめか?な、フェロー?」
っはーーー!?
私が甘えるより100倍甘い!!
ッキィーー!悔しい!私がアレックスのおねだり断れないって知ってるくせに。
「……ぁ、ぁぁ…!まだ、良いって…いって、な……」
「でも、いいよって、顔してたぞ?」
「違います…、アレックスのおねだりなんて、断れるわけがないじゃないかって顔ですー。」
べっ!と舌を出したらがぷりと噛み付かれて、これでもかと舌を吸われてしまった。舌がヒリヒリする。
「っはぁ、…一緒じゃないか。」
そう言って笑い、べっ!と舌を出すので、憎たらしいその舌を掴んでやった。
………手を掴まれて、れろーーっと掴んだ指を舐め回されて激しく後悔した。
後悔先に立たず、だなんて、この役立たず。
ナカのアレックスだけがどんどんお勃ちになってくる。
「それにしても、後七回か……朝までコースだな。」
ぽそっと呟いたアレックスの言葉に耳を疑う。
「は、はぁ!?ぁ、ちょっ、ヤダ!バカ!ムリだムリ!離せ……っ!」
「ぅゎ、怒鳴るとナカがキュッキュッ締めてくる……。
キモチイーよ、フェロー♡
全く、罵られて悦ぶなんて、
俺も随分と変態に育てられたもんだ……。」
「ぁ、ぁ、ぁぁ!そなっ……人が、変態に、した、
みたいな、ぁっ、ぃい、ィ、イッッーーー!!」
反論を封じるかの様に激しく突かれて、あっという間に登り詰める。
農民の朝は早いからと、何度も切り上げをお願いしたが、
アレックスは愉しそうに私を貪り続け、結局、夜明け前、近くの村民達が起き出した気配でやっと切り上げる事になった。
「でも気持ちよかっただろ?」
なんてにこやかに言うアレックスの頬をギリギリと捻り上げ、
久し振りにポーションのお世話になった。
頬をさすって、凶暴だ、なんて言ってるけど、素をお望みなんでしょ?
角材で殴らないだけマシだと思ってくれなきゃ。
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