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豊穣祝祭期間
259: ★令息ぶる地味令嬢は皮肉り、罵り、ヤンキーを悦ばす。
しおりを挟む「アレックス殿は変態だな。」
苦々しげに言う私に、アレックスは嬉しそうに電マを突き立てた。
「ァァァァアアアッ!!ッッーーーー!!」
「ハハハ……フェリシア様、気持ち良さそうだ……。」
「~~~!!っ…黙れよ…ッーーー!!ぁぁっ!」
うっとりと私を見つめながら電マグリグリしてくるアレックスに、
皮肉の1つも言いたくなってきた。
「アレックス…殿…が、~~~!!っくそ!ぁぁっ!……んむっ」
殆んど何も言えない内に唇を塞がれてしまう。呼吸を奪われると、
最近快感に慣れてきたとはいえ、頭がぼんやりしてしまう。
「何を言おうとしたのか判らないが、なんかもう、最高だ、フェロー……!」
「それは、それは……ぁぁっ!
お気に、召して、っ何より、だよっーーーー!!っはぁ…へぁっ」
何だかちょっと、皮肉を言ってやりたくて、途切れ途切れに皮肉れば……
どうやら、悦ばせたみたいです。
ギラギラした瞳で見下ろし、口内に指を突っ込んで掻き回されたかと思ったら、またキスされて。
「ッッーー!!…っ~~!!ーー!!………………!!」
キスで塞がれたまま、呼吸もままならず体を弓なりに反らせて絶頂を繰り返す。
手が空を泳ぎ、アレックスの肩を必死に叩くが口をがぶりと塞いだアレックスは、舌の吸いを強くするだけで一向に離してくれなかった。
全身が痙攣し、もうそろそろ……と言うところでやっと解放される。
新鮮な空気をたっぷり吸い込み、吐く前に、少し離してくれていた電マを再び当てられ、吸った息が全部喘ぎ声になる。
「あああっ!はぁっ…ちょっ、待ってくれ……!アレックス、待て!やめっ…アァっ!イッ……くぅ、~~~!!」
「あぁ、今の最高ですよ、フェリシア様……!」
こっちは息を吸おうとしてるのか吐こうとしてるのか判らないくらいにぐちゃぐちゃだというのに!
嬉しそうに電マを押し付けてくるアレックスを必死に押し返し、少しでも逃れようと身を捩るが、何だが何をしても興奮を煽っているようで。
「はぁぁぅ…!やめ、て、くれ…ぁあ!もぅ、もぅ、ムリ!
やぁぁ!あ、あれ、くす、も、ムリィ!おねがぁい!
死んじゃぁう!んえっ?…っああーー!!」
口調を変えなきゃいけなかったとか、そんな事すっかり忘れて、
アレックスに泣きつけば、
はあっ、と欲情を堪えるようなため息をついて身震いしたアレックスが、ズドン!と一気に貫いてきた。
「ッッーーーー!!っあ!はあっ!何するっ~~~!!アァッ!!…クソッーー!!ッ!~~~!!」
脳天にガツンと来るような凶暴な快楽に、瞳を潤ませて怒れば、
蕩けるようなアメジストの瞳が絡み来る。
アレックスの舌が、酸素を求めて逃げ回る舌を捕らえ、嬲り、
口内を隅から隅まで蹂躙していく。
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