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後期!
212: ★地味令嬢とヤンキーの麗らかな再戦交渉
しおりを挟む「ハァー…フェロー、キモチ良かった。
………もう一回しよう?」
えっ
「えっ、えっ、なんて?」
「 もー、 一回、 しよ? 」
アレックスが笑顔で小首傾げて言う。
爽やかな顔面をフル活用すな!
「……最後に、もう一回だけ……な?」
返す言葉を探していると、今度はひそひそと耳許で囁いて、耳や項にキスをチュッチュッと降らす。
イケボでコンボ決めるなぁ!
「ぁ、……ぁぁ……っ…ん……」
なんか、凄い終わった感出てたのに、何でもう一回なんだろう。
それに、正直私に拒否権はない。
だって、アレックスがその気になったらすぐ、
こうやって陥落させられちゃうから……。
「ハハ……耳や首にキスしただけでそんなに蕩けて……。
可愛い…。ほんと、可愛いよ、俺のフェロー……。」
そっちこそ、アメジストの瞳がトロトロだぞ。
とでも言ってやりたいところだが、残念ながら、そんな余裕がないほどあっという間に追い詰められてしまった。
何回もイカされて敏感になった体は直ぐに火が着いて。
アレックスに導かれるまま上体を起こし、
アレックスの胸に額を擦り付けて吐息を洩らす。
「よっ……と」
小さく呟いて、アレックスが私を膝に跨がらせる。
そっと、私のソコに彼を宛がって……。
「っ………はぁ…。」
ゆっくりと私に潜り込ませながら、アレックスがごろりと寝転がる。
「へへへ……いー眺め。」
初めて聴く、見る、ヤンチャ坊主みたいな、はにかんだ笑みに思わずキュンとする。
馴れない騎乗位とか、自分だけがこの広い草原で淫らな事をしているよーな気分に陥る見晴らしとか、
そんなものが吹っ飛ぶくらい、はにかんだアレックスが少年ぽくて。かわいくて。
何を言われてもアレックスに従ってしまいそーな位、今、アレックスにメロメロになってしまっていた。
「なぁ、フェロー? 俺のお願い、聞いてくれるか?」
メロメロなのに、おねだり、だと……?
ぐはっ!ときた!ぐはっ!!と。
一も二もなくコクコクと高速で頷く。
なになになぁに?おねーさんが何でも聞いてあげる♡
この状況でお願いなんて、ロクなもんじゃないって少し考えたら判るもんなのに、
可愛いアレックスに夢中で、私は全然気付かなかった。
「自分でスカート捲り上げて、動いて。な、頼むよ……。」
ピシリと固まる私に、アレックスが笑いながら言う。
「してくれたら、キモチ良くて俺、喘いじゃうかもしれないな……。」
そんな事言われたら…、8割はそんな事あるかよ…と思いながらも、
残り2割に期待して従わずには居られなかった。
何でそんなに、アレックスの喘ぐ姿が見たいのかと言われても困るが、
好きな人のなら、どんな姿も見たくなるもんでしょ?
顔も耳もカッカと燃えるように熱いが、無視してスカートを手繰し上げた。
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