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後期!

210: ☆地味令嬢とヤンキーの麗らかな戯れ。

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一息ついて、抗議をしようと振り返れば唇を奪われた。

そのまま、深く、ながーくキスをする。ああ、蕩けそう。


ジャケットもシャツも着たままで、シャツの中に潜り込んだ手がモゾモゾと蠢いているのが視界に入り、
何だか凄くイケナイ気分になる。

ていうか、こんなピカピカの天気に、こんな見晴らしの良いところでだなんて、
最後までしなくても、凄い抵抗が……。

え、これ、最後まではしないよね?……よね?

なんて願いも虚しく、アレックスの手が、スカートの中に潜り込んで、
膝から腿、ゆっくりと撫で進んで、腰骨や内腿を撫で始める。

ちろちろと、下着のサイドを探られ……、
サイドのラインに沿って指が中心の近くに降りてくる。

「ぁ……。」

ゾクゾクする弱い刺激に、思わず身震いし、
キスの合間に、微かな嬌声が洩れる。

「はっぁぁぁ………!」

乗馬コースで誰かが駈けている音がして、思わず緊張した瞬間、
ショーツの上から閉じた花弁をこそこそと撫でられてしまい、思わず声が出る。

アレックスが近距離正面に陣取ってるせいで、膝を割らざるを得ず無防備な花弁を、
ショーツの上から人差し指がツルツル撫でる。

止めたいのか、止めたくないのか。

狂おしい程もどかしい快楽に段々思考が溶けていって、
いつの間にか私は、両手で押し戻していたはずのアレックスの腕にしがみつき、
アレックスの肩に頭を預け、ハァハァ息を荒げて快楽に酔いしれていた。

「…んっ………ふぅ、ん……」

布越しにクリをトントンとノックされる度、甘い声が洩れる。
まだ、直接すら触ってないと言うのに、ショーツがグッショリ濡れてしまっている。
自覚してるから、わざわざチュクチュク音をさせるの止めてよ…。
気恥ずかしくて目を閉じたまま俯く私の顎を掴み、アレックスがまたキスをする。

獣みたいな激しいキスに、呼吸が奪われ、眩眩しながら私はクッションに倒れこんだ。

上に覆い被さりながら、アレックスがショーツを少しずらして蜜を指に絡める。

抜けるような青空と、キラキラ輝く、赤みの金髪と見せつけられる粘性の蜜。
その対比が背徳感を煽って、思わず、

「へ、変態……」

と、呟けば、

「こんなの、フェローだけだから許して。」

と、いつかも聞いたよーな台詞と笑顔が返ってきた。

クリンナップしようかと思った矢先に、蜜をペロリと舐められ、顔から火が出る。

「ん……相変わらず美味しい。」

やめて!顔がマグマだから!!
くっっっそ!!いつか、私もアレックスのを口にした時、そんな風に言えるんだろうか……。

いや、意地でも言ってやる!百倍返ししてやる!

そんな風に決意を固めていると、アレックスがすっと下がり、私の腰へと顔を近付けていく。

片方だけショーツの紐を解き、ショーツを靴下留めみたいに太腿にくっつけたまま、私の腰を持ち上げ、私の秘所に口付ける。

見せつける様に。

「ちょっ……待ってくださいぃ、まさか、まさか、此処で??」

恥ずか死の極致なんですけどぉ!?

「ん。此処で、だ。
 明るくて、フェローの隅々まで良く見えるな。
 大丈夫。誰にも見えない様にしてるし。」

へ、へんたいーーー!

「やだぁ、こんなトコやだぁ……。スースーしますぅ」

「スースー?ドキドキの間違いだろ?
 まだ触ってもないのにこんなに濡らして…ワルイコめ。」

下っ腹に響く低音ボイスで言われて、全身がカーーッと熱くなる。

アレックスが、尖らせた舌をチロチロと動かして花弁やクリを舐め回す。
明るいせいで、その様がまざまざと見れてしまって……。

ついつい、いつもなるべく言わないようにしている、いや、とか、ヤダ、とかが口から洩れる。

「珍しいな、フェローがイヤイヤするなんて……。
 いつも、イヤって言わないようにしてるだろう?
 イヤイヤしてるのも可愛いよ、フェロー……。」

「わ、かるん、ですか?」

「判るさ。フェローの事はお見通ーしだ。
 本当に嫌なら判るから、
 恥ずかしい時は素直にイヤイヤしてもいーんだよ。
 それで、止めてあげたりはしないけど。」

ぁぁぁ……れろれろとそんな所舐めるのを見せつけながら言われたら……。

行為に照れてるのか……、見透かされてるのに照れてるのか……判んなくなる。

「いや、止めたりしないから、安心して……の方が正しいかな?」

「んっ!」

「ハハハ…本当の事を言われて、跳ね上がるとか、
 フェローは隠し事が下手だな。」

もーやめて……。
顔が真っ赤過ぎて痛い。

恥ずかしくて堪らなくて、思わず両腕で顔を隠すが、
すぐにアレックスに腕を顔から剥がされてしまった。
隠せないように魔力の蔦で地面に縫い止められて、
私は羞恥する顔を文字通り白日の元に晒す。

つぷり、と指と舌がナカに浸入ってきた。




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