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後期だ!(まだ始まってない)
178: ★お目覚め地味令嬢はイタズラし、ヤンキーは静かに観賞する。
しおりを挟むはっと、目が覚める。
脳味噌は無事。
思わず頭とお腹をさする。
あれ?何かおなかに侵入ってますよ??
ベッドの上、クッションの山に背を預けてアレックスがぐうぐう寝てる。
どうやら私は、そのなだらかな傾斜を作ってるお腹に、対面座位な感じで座って、
ぺちゃりとカエルみたいに潰れて寝てたらしい。
さらりと、掛けられてた薄いシーツが背中を滑って落ちる。
なんだろう。
ヤりまくって、眠くなったから、さっと布掛けてそのまま寝た。みたいな?
そんな限界までヤらなくて良くない?
何だか好き放題されてる感じがして、腹立たしく思い、
ぐうぐう寝てるアレックスの寝顔を眺めながらそっと、ナカを動かす。
「………ふ、ぅ……。」
キモチよさそーに寝てる顔がピクリと眉を動かし、睫毛を細かく震わせる。
途端にイタズラ心が超超元気になって、そーーっと腰を動かす。
振動なんかで起きたりしないように注意して、ナニだけ刺激するように。
ゆーくり前後させたり円を描くようにして…。
マダそんなに大きくないアレックスのソレは扱いやすく、
少々動かしてもゴリゴリとナカを擦り上げたりしないので何だかドンドン楽しくなってくる。
何の夢を見ているのか、アレックスの睫毛がピクピクと揺れ、
投げ出された腕の先でピクンっと指が跳ねる。
少しだけ、頬が上気してきて、はぁ、と小さく吐息が洩れる。
その一挙一動全てが可愛くて、愛しくて、
少しずつ動きが大胆になっていく。
今、アレックスを好き放題しているという悦びと、
イタズラする愉しさで笑いが込み上げてくる。
両手で口を塞いで、腹筋ふるふるさせながら、腰を動かす。
まだ、寝てる。
まだ、起きない。
まだ、イケる。
「んぅ……。」
少し右向きだったアレックスの顔が、くりっと左を向いて、少しクッションに頬擦りしながら嬉しそうに吐息を洩らす。
ぐうぐう寝てた時とは違う意味のキモチよさそうな表情に、
塞いだ手の隙間からクスクス笑いを洩らしながら動き続ける。
結構眠りが深いみたいで、少し弾みをつけて上下に動いても起きない。
寝ているアレックスの素直な反応が嬉しくて、
ちょっとした意趣返しから始まったイタズラが愉しくて、
この行為がその後、アレックスにどんな行動を取らせるだろうか、なんて微塵も考えなかった。
只愉しくて夢中になった。
段々ナカのアレックスが大きく硬くなってきて、一回動く度に中々の快感を与えてきたが、
ハァハァと荒く息をつきながらも休まず腰を動かした。
快感に意識がぼんやりしていたのかもしれない。
アレックスが小さく洩らす吐息を、
鼻にかかった微かな呻きだけを求めて動く。
淫らに動くソコが、ずちゅっ、ずちゅん、と卑猥な音を立てていることも、
行き帰りでイイトコロが擦れて嬌声が洩れていることも気付かなかった。
アレックスがとっくに起きていることも、
寝相で手を額の上に置いたように見せて、その陰からしっかりこっちを眺めている事も。
何にも気付かず、
夢中でアレックスを見つめて腰を上下させる。
ふと、
腕で、可愛く震える金の長い睫毛や
ピクリと動く凛々しい眉が隠れてしまっている事に気付く。
ふるふる震えたり甘く吐息を洩らす唇、
ごくりと動く喉仏も見てて愉しいけれど、やっぱり、
反応してくれる睫毛や眉が見たくて。
クスクス笑い、そっと、手をずらして囁きながら覗き込む。
「ふふふ……こんな動いてるのに、まだ寝てるの?
アレックスったら……。」
「ハハッ…そんなワケないだろう。起きてるよ?フェロー。」
えっ。
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