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後期だ!(まだ始まってない)
173: 地味令嬢と西訛令嬢の商談成立と、青春の蒼い光。
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「そーだ、マジックボックスどーする?
品質保持も付いてない超簡素だけど。」
「や、それでもマジックボックスは貴重やで。
……おとんの分と、2つ買うてもええ?」
「あー……なら、センセーから、仲良い人に譲る程度の商売に留めとけって言われてるからさ、
私がオマエに2つ売って、1個オマエが父親にレンタルしたら?
2つで金貨三枚。で、父親に金貨三枚出させて三年間貸出し、
その後は月小金貨1枚なり年金貨1枚なりの契約結べば、取り敢えず、バレリーの出費なしで買えるやん?」
「それ良い!おとん、そんくらいやったら出せるわ!
男爵仲間にめっちゃ自慢出来るやろーから、ホイホイ金出すわ。」
「なら、決定な。
父親とでもレンタルは、契約、書面にしとけよ?
私は逆に書面なしで即金金貨三枚貰うけどね。
……石の色とか、指輪型とかブローチ型とかどうする?」
「ほんなら、私の瞳の深緑で2つお願い出来る?
汎用性が欲しいから、シンプルなペンダントトップにして欲しいな。
せやったら、腕輪なり何なり、鎖や紐に通して作れるやろ。」
「あーーー。成る程、それ、良いな。判った。これも明日明後日には出来るよ。」
思わぬ所でナイスアイデア!頂きます♪
自分じゃ思い当たらなかったので思わずホクホクする。
「アンタ、ほんま多才よな……。」
そんな私に気付かず、1人呆れるバレリーと別れ、早速魔道具作成に空き教室に向かった。
遮音結界護符を取り敢えず40、
それからマジックボックスを、黒で1つ、深緑2つ、
何にでも合うやろ……、オーロラクリスタル5つ、
それから、そだ、マジックボックス内に品質保持ボックスと冷蔵ボックスと冷凍ボックスと保温ボックスを作って入れたら良さげ?
これは、箱を用意しないとやから、取り敢えず術式を纏めとこう。
あ、全然違うけど、あのアレックスのメッセージ板!
あの機能、をスマートウォッチっぽく指輪に付与したい!
無理?無理やな。ギチギチや。
おんなじように銀線で指輪を作るか。
確か前に術式メモってたよな。これをこの2ミリの銀線に……刻み込めぇ!!なるべく短く、50mm内……イケるか!?イケろ!ヤれる!んほぉおおお!滾る!!ハァハァする!
色眼鏡を拡大機能にして、2ミリの銀線に魔力ゴテで極小の魔術式を書き込んでいく。
ぁぁぁ……私、今、生きてるぅ!
マンスターを相棒に、コリコリと地道な作業を続けて、ふと気が付けば、窓から蒼い光が漏れていた。
嗚呼、青春だなぁ、
なんて呟いて、
私はそのまま机の上のモノをマジックボックスに全て詰め込んで突っ伏した。
品質保持も付いてない超簡素だけど。」
「や、それでもマジックボックスは貴重やで。
……おとんの分と、2つ買うてもええ?」
「あー……なら、センセーから、仲良い人に譲る程度の商売に留めとけって言われてるからさ、
私がオマエに2つ売って、1個オマエが父親にレンタルしたら?
2つで金貨三枚。で、父親に金貨三枚出させて三年間貸出し、
その後は月小金貨1枚なり年金貨1枚なりの契約結べば、取り敢えず、バレリーの出費なしで買えるやん?」
「それ良い!おとん、そんくらいやったら出せるわ!
男爵仲間にめっちゃ自慢出来るやろーから、ホイホイ金出すわ。」
「なら、決定な。
父親とでもレンタルは、契約、書面にしとけよ?
私は逆に書面なしで即金金貨三枚貰うけどね。
……石の色とか、指輪型とかブローチ型とかどうする?」
「ほんなら、私の瞳の深緑で2つお願い出来る?
汎用性が欲しいから、シンプルなペンダントトップにして欲しいな。
せやったら、腕輪なり何なり、鎖や紐に通して作れるやろ。」
「あーーー。成る程、それ、良いな。判った。これも明日明後日には出来るよ。」
思わぬ所でナイスアイデア!頂きます♪
自分じゃ思い当たらなかったので思わずホクホクする。
「アンタ、ほんま多才よな……。」
そんな私に気付かず、1人呆れるバレリーと別れ、早速魔道具作成に空き教室に向かった。
遮音結界護符を取り敢えず40、
それからマジックボックスを、黒で1つ、深緑2つ、
何にでも合うやろ……、オーロラクリスタル5つ、
それから、そだ、マジックボックス内に品質保持ボックスと冷蔵ボックスと冷凍ボックスと保温ボックスを作って入れたら良さげ?
これは、箱を用意しないとやから、取り敢えず術式を纏めとこう。
あ、全然違うけど、あのアレックスのメッセージ板!
あの機能、をスマートウォッチっぽく指輪に付与したい!
無理?無理やな。ギチギチや。
おんなじように銀線で指輪を作るか。
確か前に術式メモってたよな。これをこの2ミリの銀線に……刻み込めぇ!!なるべく短く、50mm内……イケるか!?イケろ!ヤれる!んほぉおおお!滾る!!ハァハァする!
色眼鏡を拡大機能にして、2ミリの銀線に魔力ゴテで極小の魔術式を書き込んでいく。
ぁぁぁ……私、今、生きてるぅ!
マンスターを相棒に、コリコリと地道な作業を続けて、ふと気が付けば、窓から蒼い光が漏れていた。
嗚呼、青春だなぁ、
なんて呟いて、
私はそのまま机の上のモノをマジックボックスに全て詰め込んで突っ伏した。
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