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後期だ!(まだ始まってない)

162: ★お仕置き地味令嬢はヤンキーのマガイモノに嫌悪する。

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アレックスがナニカを掴んで、トイレに消えていった。


……?

直ぐに戻ってきたと思ったら、手には何か凶悪なサイズのキャンディイエローを持っていた。

え、ナニそれ。

「何ですか?それ。さっきのは何処です?」

何となく予感はするけど、いちおー訊いとく。

「だから、これは型取り型のバイブだって。言ったろ?」

えーーー。さっきそんな説明だった??

何か、ごにょっと言って終わりだったの、もしかして誘導された??

さもこれは凶悪じゃないよーな言い方で、結局アレックスのアレックスを型取りするんだからカナリ凶悪じゃん!

呆然とする私の前に凶悪な黄色が差し出される。

「濡らさないとだから、舐めろよ。」

見詰めるアメジストの瞳が熱い。

お口は初だな…。
まぁ、1、2度しようと思った事はあったけど……。

こうやって改めてしようとするとドキドキする。

アレックスを見つめながら、そっと先端に口付けし、そのまま唇でハムハムして、少しずつ舌を這わせていく。

時々唇でハムハムと引き返したりしながら、色々な所を舌で辿る。

こんなのが私のナカを我が物顔で出たり入ったりしてると思うと、何だか人体の神秘を感じる。

マジマジ見るとやっぱり凶悪だなぁ。

先端を口に含んだだけで顎の限界を感じ、思わず顔をしかめる。

これを奥まで咥えろって言われたらキッツいなぁ。
何て思いながら竿の方をれー…と舐めた所で凶悪な黄色が離れる。

アレックスを見上げると、アメジストの瞳を目一杯見開いてこっちを見ていた。

感動で頬が上気し、瞳が潤んでいる。

あ、アレックスのこの表情が見たいって昼間思った願い、叶った。

ちょっと、それが嬉しくて、ぐっと手の甲で口を拭ってアレックスを見つめる。



「じゃぁ、コレで、自分で動く練習をしてもらおうかな。お仕置きだし、100回動いて貰おう。途中でイったら最初からやり直しだ。」

んーー。相変わらず無理ゲーばっかり。

そう思いながらも、従う。
イヤって言った方がキツイコトされるってこの間学んだしね。
あーぁ。何だかいーよーに躾られちゃってるかも。

あ、でも、官能小説なんかだと、イヤイヤ言った方が盛り上がるんだよね。

うーん……。

無理かも。ヤダヤダ言うの疲れるよ。
後が怖いし。

ふんむ、私は小説の主人公には向いてないってコトだな。

「……くっ……はぁ。」

ちょいとアレックスの肩に体重を預けさせて貰って、アレックスが突き立ててる黄色いアレックスモドキに腰をゆっくり沈めていく。

「…う……冷たい…し、…何か、気持ち……わる。」

確かに、形は馴染みがある。形は馴染みがあるけれど、
その分、冷たさとか、ナカでピクリともしない無機物らしさとか、
そういう違いをまざまざと突きつけられて、吐き気にも似た嫌悪感を感じてしまった。

そんな私をアレックスが怪訝な顔で見る。

「ん?……気持ち…悪い?」

「…本物じゃない違和感が…凄いです。形が馴染んでるだけに……違和感ばっかり感じて、ヨク、無いかも…。」

「……そん…あっ」

カチッと音がして、バイブが振動する。途端に、嫌悪感が吹き飛んで甘いさざ波見たいな快楽に変わった。

「…ぁ、ぁ、ぁ、やっば、……キモチ、イ……はぁぅ…」

「…フェロー?」

アレックスの手が行ったり来たりする。

多分、本当に気持ち悪そうだったから抜こうとしてスイッチに触れてしまったんだと思う。

でも、振動したせいで、マガイモノからナカに超馴染むバイブに昇格したらしく、スッゴい気持ちいい。

しかも振動が弱いから、何か、……止めてほしくない。

「ぁ、あれっくす様ぁ、これ、キモチイーれす…。」

「何だよ…本物が良い、みたいな反応でちょっと可愛かったから、
 お仕置きはチャラにしてやろーと思ったのに。
 トロットロのキモチよさそーな顔しやがって…
 お仕置き中だぞ?判ってるのか?」

「むり、むりれす…。動いたらイっちゃうれす…。」

「そうかー…。けど、お仕置きだからな、反省してるんならしっかりそれを示して貰わないと。ほら、頑張れよ。」

「う"~~~~………」

キモチ良くて蕩けて、瞳が潤む。

これが生理的な涙ってヤツか、と思いながら、瞳をうるうるさせて懇願するも、優しく涙を舐めとって励まされるだけだった。

諦めて、アレックスが支えてるバイブからゆっくりと腰を浮かす。

この先に待ってるであろうイキ地獄を思うと戦々恐々とするが、アレックスの欲を孕んだ瞳に見つめられると、何故か従ってしまう。

私はぎゅっと瞳を瞑り、覚悟を決めて腰を落とした。




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