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後期だ!(まだ始まってない)

148: ★地味令嬢とヤンキーは語り合うタイミングを選ばない。

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「アレックス様を、ナカに……挿入れても…?」


……他に、文句が思い付かなかったんだけど……、

また萎えたりしないよね?


エイヤッとアレックスを押して後ろに手を着かせ、跨がれば、準備完了である。

とっくに蜜を溢れさせてる私のソコを、ゆるゆるとアレックスのナニに擦り付け、位置とかタイミングを計る。

よくよく考えれば、今生、ソコを触れたこと無くて、位置が微妙。

ドキドキする。

又、口の中がカラカラ。

おでこをアレックスの胸につけ、指先が微かに震える腕を、
アレックスの肩に超リラックスしてる風に乗っけて……。

ぬこぬこと腰を前後させ、クリからの甘い快感で緊張を宥めると共に蜜を絡めて、アレックスの大きさを維持する。

さぁやるぞ!

そらやるぞ!

今だ!

Now!

Let's Go!

……せーの!


アレックスの顔を見る余裕もなく、何度も唇を舐めて、下唇を噛んで……。

興奮で、はーーー。はーーー。と深いストロークで呼吸しながらタイミングを計る。



「フェロー…キス、させて?」

上からアレックスのひどく優しい声が降ってきて、そっと顎を持って顔を上げさせられる。

ひどく優しく、嬉しそうな、蕩ける笑みが近付いて口を塞ぐ。

唇が、舌が、私を宥める様に動く。

アレックスの指が私の足の付け根に這い、腰骨付近の肉の柔らかさをナデナデと堪能する。

そのぞくぞくする快感が堪らなく心地好くて、うっとり味わう間に緊張が解れる。

いつの間にか指先の震えも消えて、自分からアレックスを咥え込もうとしていたことも忘れてキスを貪る。


「ふむ……ん…はっ……ん?!…へぁっ!んむぅぅ!ーーーーー!!!」

舌を強めに吸われたと思ったら、ふいに、アレックスに腰をがっしりと掴まれ、

ズン!!と一気に奥まで貫かれた。

連日の行為で受け入れやすくなっているとはいえ、解す事なく貫かれたソコは、みちみちとアレックスに切り拓かれ、初っ端から私を快楽の渦中に叩き堕とす。

強烈な快楽に全身をヒクヒクと波打たせながら悦ぶ私に、
アレックスが唇を離して優しく語りかける。

「フェロー、可愛いフェロー。
 オマエから誘ってくれて、とても嬉しいよ。有難う。
 でも、無理しなくていいからな?」

別に無理なんかしてないし。

「無理……してな……。」

「そうか?余裕そうに振る舞いたかったんだろうが、
 俺のに腰を沈められなくてプルプルしてたじゃないか。」

そんな風に見えてた?なんかショックー。

「さっきのも可愛かったし、ゆくゆくは、自分から跨がって腰を振って快楽を貪るよーな淫乱猫にしたいと思ってるし、もっとド淫乱も大歓迎だが、
 別に今すぐそうなって欲しいわけでもない。」

ヒエッ!?さりげに怖い事言ったよ!?

「…今すぐに恥や躊躇いを捨てなくて良いってことだ。」

「私、羞恥とか、前々世に置いてきたから……。あんまりない…」

「だからって、羞恥しない訳じゃないだろう?
 よく顔を赤くしてるじゃないか。羞恥心が余り無いからって、
 全く無い振りをしなくて良いってことだ。
 勿論、恥ずかしい振りも、だが。」

何だか、心に刺さる。

前世からの、妙なコンプレックスを見透かされてる気がして…言葉が出ない。

色々黒歴史を思い出して、右に左に視線だけがうろうろしてしまう。

「普通恥らう所で恥じらわなくても、恥じらっても、
 普通恥じらわない所で恥じらっても、
 それがフェリシア・ムンストーンだ。

 ……人は変化する。
 以前恥ずかしかったこと、出来なかったことが出来るようになっても、
 出来てたことが出来なくなっても、
 それも、フェリシア・ムンストーンだ。

 全て、変わらず俺の可愛い性悪猫だ。」

「~~~~っ!」

ヤバい、どうしよう。

自分を演出しながらも、周りのラベリングと自分のラベリングのズレに悩んだ前世のコンプレックスに、アレックスの言葉が刺さると共に、
妙に下っ腹が、ポカポカひくひくしてくる。

そーです。お忘れの方も居るかもしれませんが、
私、ナカにアレックスのがぶっ刺さったままです。

優しい声であんなことを囁いてるアレックスもナカで硬さを保ったままです。

なんだろう、何でこんなことになってるんだか。

コンプレックスを優しく解されてむず痒いのか、

性感的ななむず痒さなのか、

もう、何が何だか。


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