本編完結【R18】地味すぎる転生悪役令嬢、攻略対象と関わらずに…俺様ヤンキー公爵に絡まれる。Why?

syarin

文字の大きさ
上 下
134 / 354
後期だ!(まだ始まってない)

135: ★ヘトヘトペコペコ不機嫌地味令嬢と脳味噌と幸せヤンキー。

しおりを挟む


空き教室には窓がない。正確には全て塞がれている。

そのせいで時間を忘れる。今何時なんだろう……?

腹ペコのままアレックスに抱かれて、
2回目なせいか、最初からMAXキモチイーセックスに散々喘がされて、
今丁度アレックスが果てた所である。

私?私は何だか今ふわふわしてます。

スパークがパンパーンで、全身が何だかスースーする。

ベッドの上なんだけど、まるで浮いてるみたいで、視界に映る手なんかはブルブル痙攣してるけど、全然そんな感覚がなくて、雲の上みたい。

「ぁ、ぁっああ……」

「はぁ、こんなに蕩けて…性悪猫は可愛いな。…フェロー?おーい、フェロー…。」

「ふぁっ……ぁ、…ぁぁんっ……ふぅ、んっ」

優しく撫でるアレックスの掌が、全身に炭酸の泡みたいなプチプチと細かい快感をもたらして、鼻にかかった声が洩れる。

凄く、甘くてキモチイイ。

うっとりとその細やかな快感に酔いしれる。

「……フェロー?…何だか凄くエロいぞ?どーした?」

半ば眠りそうな気分だったが、呼ばれたのでアレックスの方を見る。

もう、身体はピクリとも動かせない。
今はこの倦怠感ですら心地良い。

ゆっくり、一回、アレックスの腰が動く。

それだけで私の腰はヒクヒクと誘うように前後に揺れる。

それとは別に、先程から腰回りの筋肉があちこち痙攣しているようだった。

ごくり、と喉を鳴らしてアレックスがもう一回腰を動かす。

手前のイイ所を擦りながらゆっくり進んでゆっくり帰っていくその快楽に、背中が弓なりに浮いて、ゆるゆる戦慄きながらベッドに沈む。

舌舐めずりしたアレックスが、私を喰い入る様に見詰めながら再度腰を動かす。

先程よりしっかりとした腰の動きに、小さく嬌声が溢れる。

そのまま、もう一度、

更にもう一度、

スピードを増しながら腰を動かされる。



そうして、いつの間にか私は両手首をアレックスにベッドに縫い止められて、アレックスの激しい突きを奥で受け止めて啼き叫んでいた。

アレックスが、果てた後、私からごぽりとあふれた自身の白濁に嬉しそうにしてたのと、

愛おしそうに頬を撫でるアレックスの表情に、凄く幸せを感じたのは覚えている。




気が付けば真っ暗な室内に、塞がれた窓の隙間から青白い光がぼんやり射し込んでいた。

明け方かぁ。

重ーい身体に鞭打って辺りを見回すと、隣でアレックスがグースカ眠っていた。

暗い中、うつ伏せの肩から背中にかけての艶やかな肌に包まれたたくましい筋肉が微かに見える。

その無防備な肉体美に、


ああ、とうとうヤったなぁ…。


と1人感慨に更ける。

全身筋肉痛な体をよいしょぅ!と胡座をかく形にして一息つく。

これで、煙草でも吸ったら絵面は完璧なんだけど、生憎喫煙者ではないし腹ペコで目が回りそう。


明かりを付けたいけど、習ってないから良く判らないんだよね。
どーも、この世界の魔法はややこしい。

しかも、生活魔法って言われてメイドに教わったクリンナップは魔法じゃないとか前期に教わるしぃ。

なんて考えていたら、もそり、とアレックスが上体を起こした。

「おはようございます、アレックス様。」

不機嫌を隠さず声を掛けたのに、凄く幸せそうな笑顔で頬にキスされた。

「おはよう、フェロー…。
 脳味噌はちゃんと頭の中に帰ってきたか…?」






チックショーー……。


しおりを挟む
感想 122

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

処理中です...