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後期だ!(まだ始まってない)
134: ★残機0の地味令嬢はヤンキーのおねだりに抗えない。
しおりを挟む静かな室内に、ハァハァという吐息の音が響く。
2つの吐息が、とか言えたら格好良いんだけど、主に私だけ荒い。
さっき、やっと意識が帰ってきた所です。
脳味噌どっか飛んでったってなぁに?
我ながら語彙力個性的過ぎない??
口に出してませんよーに。
アレックスが髪を掻き上げ、大きく深呼吸している。
ちょっと上気した顔が色っぽい。
そして全然余裕そう。
ちょっと軽くワークアウトした?寧ろUP?みたいな。
「……ん。」
色っぽい。とかキュンとしてたら、下の方もキュンとさせてしまった。
実はまだ入ってるアレックスの存在を感じてしまって、思わず声が出る。
ぁ、ぁ、ヤダ、ナカのアレックスがピクッと跳ねて、散々イきまくった身体に甘ーい快楽を一滴垂らす。
「ふっ……ぅむ。……」
つい、声が洩れて、ちょっとアレックスがやる気になってる気がする。
いやでも、疲れたしお腹へった。
令嬢はね、令息みたいに鍛えないから体力ないんですよ?
ねぇ、瞳がキラキラしてるけど、ねぇ!っあーーー!
何かナカのアレックスがムクムクと首をもたげてきたのが判ってしまった!!
これが抜かずのってやつ?嘘でしょ!?
官能小説ではお馴染みだけど、私、私、もう、ライフが0なんですけど??
「……ぁ、…ァレックス、さま、…も、ムリ…れすぅ…ぉみず…」
めっっちゃ声掠れてるー。
スッゲェー!どんだけシャウトしたんだ。
アレックスが冷たい水を近くに置いてたマジックボックスから出して、
一旦口に含んで、性懲りもなく口移ししてくる。
ので、水が零れるのも厭わず舌を絡めて、驚いた隙にボトルを奪う。
ミントウォーター?最高!!
ゴクゴクと喉を鳴らして呷れば、零れた水をアレックスがチロチロと舐め上げ、鎖骨や首筋からゾクゾクする感覚が襲う。
正直、仰向けに寝てる状態で少しだけ上体を捻って起こしてる感じなので、飲みにくいし、ペロペロされた刺激で溢すわ、腹筋が辛くなってくるわ……うっ!噎せそう!鼻から出そう!耐えろ私…!
「……ぷはっ!……はぁー。生き返っはぁむ!?…んー!」
何とか噎せずに飲みきって、爽快感にプハァッ!と人心地つく…暇もなく唇を奪われる。
何をしやがりますか?!と思うものの、
アメジストの瞳が危険な光を放っていて。
ナニをしやがるつもりですね??
フェリたんライフは0だってのに。
キスの合間に少し潤った喉で頑張って主張する。
「…待っへむ……ぅ……ぷはっ。待って下さい。
も、ムリですってば!お腹ペコペコだしヘトヘトです!」
「俺も腹ペコなんだ……。フェローが食べたい…。
そんな顔されてもイヤだ…抜きたくない…。
ほら、フェローのココも、俺を美味しそうにしゃぶってるじゃないか。
はぁ、ほら、フェローもどうぞ、召し上がれ?」
アン○ンマンか!と突っ込みたくなるよーな事を、アレックスが色気ムンムンで言ってくる。
もしかしたら、アレックスも理性がトんでるのかもしれない。
普段のお世話焼きな兄貴感ゼロで、ちょっと可愛くダダを捏ねるみたいな言い方に、反論が出来なくなってしまう。
ギャップ萌えってやつ??スッゴいエロい。
ナカのアレックスはゆるゆる動き始めており、どんどんオッキくなってきている。
アレックスが、話しかけられて中断していた胸への愛撫を再開し、私の口から小さく吐息混じりの嬌声が洩れた。
「ぁれっくす、さま…」
「終わったら、ご飯食べよう?
だから、抱かせて…。
フェローは何もしなくて良いから、さ。」
いや、前世でも良く漫画とかで見たけどさ。
何もしなくて良いって言われても、感じて喘ぐのだけでヘトヘトになるんだよ!
そう思ったけど、口には出せなくて、諦めて快楽に身を委ねた。
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