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後期だ!(まだ始まってない)
131: ★トびかけ地味令嬢、ヤンキーのヤンキーを堪能したと錯覚する。
しおりを挟むこれで動かれたらどうなっちゃうだろうって?
そりゃ、もう、すんごいコトになる。
ただそれだけである。
ゆっくり引き抜かれては、わーーってなって、
ぬぷ、ぬぷりと小刻みに一進一退しながら進軍されればきゃーー!
ぐぬっと貫かれれば、仰け反って、あああああ!である。
それ以外は全て消える。
上下左右の感覚も、
声が出てるとか、
私の体がどう動いているとか、全部どっかに消えて、
ただ、ナカの襞?壁?よく判んないけど、アレックスのナニに接してる部分がひたすら熱くて、
鮮烈で、
頭がパンパーーンとスパークしっぱなしである。
この部分が、こんなに脳味噌と直結しているとは思わなかった。
そして、こんなに脊髄とも太く繋がっているとも。
兎に角、一突きされる毎に脳天が花火大会になり、
一抜きされる毎に、背骨に電気が走り、
私は仰け反ったり縮んだりと忙しく喘いだ。
ピクピクと跳ねた時に当たっていたあの甘い所はやはり、イイ所だったらしく、
往路復路でそこが擦れる度に腰が快感で痺れていく。
感覚が、散り散りになりながらも快感を貪り味わう。
「ぁぁぁっ!!あれっくす!落ち、落ちちゃう!!んぁぁ!」
「はぁ、フェロー……。」
「あぁ!やめっ、耳許で呼ばない、でぇ…!ぁっ、あっ、ダメ!…ヤ、はぁぁっ死んじゃ……あぁあ!」
「大丈夫、落ちない。死んじゃわない……。
フェロー。俺の可愛いフェロー…。
ほら、こうやって俺がベッドに縫い付けておいてやるから、安心して?」
アレックスが、恋人繋ぎにした私の手をベッドに縫い止める様にして囁く。
大きく、ゴツゴツとした掌と指の感触に、またまたナカがきゅんとする。
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早く動いて、キモチイイを沢山頂戴。
まるで、そう言っているようで、全身真っ赤なのに、更に赤面する。
「や、ァァ、……あれっくすぅ…。」
思わず、敬語も忘れて呟けば、アレックスがえちえちの最中とは思えない爽やかな笑顔で返事をする。
「…なんだ?性悪猫♡キモチイーか?」
「ぁ……キモチ、イイ……。」
戸惑う意識を余所に、口からすらりと返答が出る。
「フェロー…性悪猫………俺のコト、好き?」
「好き!……あれっくふぅ、超、超、好きぃ…!」
躊躇いという機能はないらしい。
脊髄反射で胸の内から言葉が飛び出す。
嬉しそうなアレックスの顔が降りてきて口付けられる。
チュッチュッと啄み、唇をそろそろと舐められ擽ったくて開いた唇から舌がぬろりと侵入り込んでくる。
はぁ、好き。
本当に好き。
そう思いながらキスを返せば、こちらを見詰めるアメジストの瞳が蕩けそうな甘い空気を纏う。
つ、と離された唇と唇に銀の糸がかかる。
「可愛いフェロー…そろそろ、俺を、全部侵入れても……?」
暴走しそうな熱を力尽くで抑え込むような、そんな吐息混じりの声でアレックスが囁いて
……うっとり聞き惚れかけて我に返る。
え?
全部?
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