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後期だ!(まだ始まってない)

129: ★地味令嬢は花びらの役目を知り、ヤンキーは地味令嬢の花を散らす。

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思わずバチコーンと脚が閉じ、アレックスを挟んでしまった。


その衝撃でナカをグリッと刺激されて、そんなアレックスを引き離そうと夢中でアレックスの頭をぐいぐい押す。
脚も何度も閉じようとしたし、バタバタさせたかもしれない。

アレックスが何か言ってた様だが、
私もわぁわぁ喚いていたので、ちょっと良く聞こえなかった。



気が付いたら、アレックスに両手首をベッドに抑えつけられ、脚の間に体を割り込まされていた。

ちょっと髪を乱して疲れた様子のアレックスが上から見下ろしてくる。

「落ち着いたか?…フェリシアが、言い付けを守る系のお仕置きが苦手だと云うことが良ぉく判った。」

まぁ、犬じゃなくて猫だもんな。なんて言いながら花びらをぐいぐい鼻に押し付けてくる。

ちょっ、流石にこれはおかしい。

アレックスが花を掴む為離した左手で、花を防ぎながら問う。

「アレックス様、ちょっ、これ何ですか?この花びら、何か効果があるでしょ?!ナニコレ!」

「何だ、知らないのか。
 小説にもいつも、初夜のシーンにはベッドに花びらを散らしてあるだろう。
 何の為のモンだと思ってたんだ?
 ほら、しっかり吸い込め。」

ちょっと、押し付けないでよ!口に入るじゃん!

てかさ、

「アレックス様も、そーゆーシーンのある小説…読むんですね…。」

意外に思ってそう返せば、ピタリと動きを止めたアレックスの顔がみるみる赤くなる。

恥じらうアレックスは貴重。可愛い。

「今のは失言だ。聞かなかったことにしろ……。」

そう言って、そっと人差し指で唇を塞がれてしまった。

何だかニマニマしちゃう。

「ラルバの花粉と花の香りは、リラックス効果と、痛みを和らげる効果がある。
 だから、初夜のベッドには花びらを沢山撒いておくんだよ…。
 ほら、吸って?」


え………それって。つまり……、今日、私達……。

急に胸が高鳴り、暑くなる。

そのドキドキを宥めるように、花びらを掴んで胸いっぱい香りを吸う。

途端に、パウダリーな香りとショウガのようなお香のような香りが脳に飛び込み、気分をふわふわにする。



「フェリシア……。いい、な?」


アレックスが手短に同意を求めるのに、私はふわふわ頭でコクリと頷いた。

気が付けばアレックスはもう、前を寛げていて、
屹立するソレに手早く蜜を絡め、さっと私の入り口に宛がう。

あ、とうとう……

と思って、その様を眺めていた私は、

その凶悪なフォルムにちょっとだけ我に返る。


そーだった!アレは無理だと思って私……。

待って!もっと解そう??

「ァアアレックスさまぁ!あっ!ああぁあ!!」

制止する間も無くアレックスが侵入って来た。

一気に、という程ではないけれど、ゆっくりでもない、そんなスピードで、アレックスは私のナカを切り開き進軍した。

大分馴らされていたせいか、破瓜の鋭い痛みはなかったが、
強烈な快感と共に、みちみち肉を掻き分ける圧迫感と骨盤がみしみしいうような鈍い痛みに支配され、
私は仰け反ったままブルブルと震え、アレックスに縋った。


今回は、ヒロインの嬌声に邪魔される事なく、静寂の中、
アレックスがゆっくりと息を吐く音が大きく聞こえる。

気遣わしげなアメジストの瞳が私を覗き込む。


「フェリシア……フェロー。俺のフェロー……ゆっくり、ゆっくり息を吐いて。ほら、フーーって。」


アレックスの、髪を撫でる指が心地いい。

ゆっくり、ゆっくりと呼吸する。



こうして、この日、

とうとう私とアレックスは繋がったのだった。


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