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後期だ!(まだ始まってない)
105: ★地味令嬢は限界、ヤンキーは至福を味わう。
しおりを挟む延々と続くかと思っていた単調なイキ地獄が様相を変える。
「ぁ…?…っ!!……………~~~~カ…ハッ!」
…息…が、でき…な、い、…
ナカで何かを探っていたアレックスの指が、丁度表と裏で、電マと指でクリを挟むようにした瞬間に、
ぶわっと全身の毛穴が開くような感覚して、
体が限界まで仰け反り、突っ張ったまま力が抜けなくなる。
腕も指先も、太腿も、全身がぶるぶると震えているのに、
アレックスの呑気な声が聞こえる。
「わぁ、凄いなフェリシア。
これ、そんなにキモチイー?…ここ?」
「……ハッ………!…!…!…………っくぅ………………ァ………ゃ…」
やめて、アレックス、マジしんじゃうよ、これ。
アレックスがこの快楽をもたらしてる箇所を正確に探ろうと指を動かす度に体が大きく揺れ、
その弾みで少しだけ息が出来る。
失神寸前を保たれているようで、
その恐怖がまた快感を煽る。
「…ぁぁっ………っは!………ぐ、…ふぐっ。…クッ。」
どうにかして、アレックスに限界を伝えたいが、
体が全く言うことを聞かない。
手で縋ろうにも手は電マに拘束されている。
私がそんな絶望にいるって云うのに、アレックスは、
電マを腹で押さえ、左手を自由にしてうっとりと囁く。
「凄いぞフェリシア…。
イく瞬間に時が止まったみたいだ。
深いなぁ。
キモチイー?
キモチ良くてしんじゃいそうか?」
ひくひくと仰け反る喉を指がつつっと撫でる。
あちこちにキスをされる。
その度に電マがグリッと動いて、小刻みに痙攣する体が大きく跳ねる。
そうやって少しずつ酸素が入ってくる。
おかしい。
視界は白いし、何か頭の芯がひんやりする。
上半身だけ音のない静かな銀世界に突っ込まれたみたい。
遠くからアレックスの声が聞こえる。
「俺が、…俺だけがフェリシアをこんな風に出来るって思うと凄く興奮するな。
……可愛いよ、フェリシア。
もっと壊したくなる……。…ほら、イって。」
「…!、!、…ック、……~~~!!…」
未経験の快感に対する恐怖のせいか、妙に意識がクリアで、
意識を失いそうな位快感が押し寄せて来るのに、
気絶できず、全ての快感を受け止めて脳ミソが凍りつきそう。
凍えそう。
それなのに…。
「なぁ、強にしたらどうなるかな……?フェリシア。」
「…っぁ!ヒァッ、ヤェ…!!!ゥ"グッッーーーーーーー!!!」
一瞬、アレックスが体を起こした事で電マが少し離れ、その瞬間に息を大きく吸い、やめてと伝えようとする。
だが、一足遅く、アレックスがスイッチを強にして電マを押し当ててきた。
再び仰け反り、喉から声にならない咆哮が放たれる。
先程よりも激しく体が痙攣し、
アレックスが拘束を解いたのか、手や足がバタバタと動いている。
腰が一際高く跳ね上がり、アレックスが笑いながら何か言ったが、全部向こうの世界の出来事だった。
激しい嵐の真ん中、台風の目の様な感じで、私自身は佇んでいた。
音のない銀世界、でも、何処か水の中に居てるかの様で。
そんな静かな所から、激しく動く景色、自分の腕、
その先のアレックスの恍惚とした表情を眺めていた。
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