本編完結【R18】地味すぎる転生悪役令嬢、攻略対象と関わらずに…俺様ヤンキー公爵に絡まれる。Why?

syarin

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夏休み領地篇

72: 帰還した地味令嬢と愉快な仲間達。

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「「「「お帰りなさい!フェリシア!!」」」」

馬車から降りると、父母兄姉揃ってお出迎えしてくれていた。

実は、4個下の少し年の離れた弟が居るのだが、彼は今、母方の子爵家にお世話になっている。
母の兄が家を継いだが子供が早世してしまい、跡継ぎが居ないのだ。
弟は小さいときからメチャ賢く、しかも伯父さん夫婦と馬が合うみたいで、将来養子になる予定なのである。

そのせいで、領地の勉強も兼ねて一年の半分は子爵領で過ごしている。

そんな超賢弟以外の全員が笑顔で迎えてくれている。
その様子に、思わず私のテンションがMAXぶち上がった。

「皆、ただいまー!!」

ていっと兄姉にラリアットをかます様に飛び付く。

「こら!フェリシア!はしたないから飛び付かないの!!」

「しおらしく降りてきたから、ちょっとは大人になったかと思ったのに、お前と来たら……!」

へへへ、マミーとダディの説教が心地良いぜ。

「フェリシア!あんたってば相変わらずね!ほら、早く着替えてお茶でもしよーよ!」

「フェリ!学園どうだった??兄ちゃんの言った通り魔術論理の期末テストは氷結の魔術陣が出ただろ??」

「いーや、絶対今年は炎上の魔術陣だったでしょ??」

うん!アレックスの言った通り、雷電の魔術陣だったよ☆と心の中でごちる。

やっぱさ、ムンストーン家の、大半が当てずっぽうな情報とは格が違う。

私のヤンキー執事テラ有能。

そんなやり取りと共に屋敷に入り、
着替えて中庭でお茶して、
庭散歩して、
夕食食べて、
風呂も入ったし、

さーゴロゴロしようかなーなんて思ってたら、


ドアをばぁん!と開けて





兄姉が犬のように飛び込んできた。






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