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地味すぎる転生悪役令嬢爆誕

65: ★地味令嬢とヤンキーは絡み合い、爆発霧散する。

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「フェリシア…。オマエのせいだぞ。今日は普通に洗ってやるだけのつもりだったのに。」

「…は?何言ってるんですか?人をのぼせ地獄に突き落としてニマニマ興奮してたアレックス様のせいですよ。
てか、人の意識朦朧とさせて悦ぶの変態過ぎません??
 ヘーンターイ!」

キャーー☆言っちゃった!言っちゃった!
今日の私、何だかダ・イ・タ・ン♡
いーぞ!もっとやれー!

「やーい!ぷるぷるしてやんのー!へっへーん、口では負けないですよー♪…んむっ!?」

がぷっと唇を奪われ、後頭部を手で抑えられて激しくキスをされる。
息を奪い、歯の裏、上顎、口内の感じる所全部、これでもかと蹂躙される。

いつの間にか栓を抜かれたバスタブからお湯が全て抜ける頃に、やっとキスが終わる。

唇が離れても、体に力が入らず、荒く息をするしか出来ない私を見下ろし、アレックスが言う。


「悪いが、俺もオマエには口で負ける気はしないよ。性悪猫。」

ムッカつくクソヤンキーめ。



くたり。と、体に力が入らなくなった私を支えて立たし、二人で温いシャワーでさっと体を流す。

アレックスにお姫様抱っこされて脱衣所に戻り、
タオルドライと風魔法で乾かされる。

しっかりトリートメントやらゴマージュやらオイルマッサージされた髪や肌が輝きを放つ。
わーぉ!

あ、なんだ。
ちょっと入浴剤の金ラメが肌に残ってて、私もアレックスもあちこちキラキラしてた。

でも、アレックスにお世話された輝きも結構あると思う。うん。

てか、イケメンがキラキラしててヤバい。



モコモコカーディガンだけ羽織らされて、お姫様抱っこでベッドに運ばれる。

ティファニーブルーにゴールドの刺繍をライン状に施されたベッドカバーの上に座らせられ、
甘く蕩けた表情のアレックスにスルリとカーディガンを脱がされる。

下着という戦闘服に身を包んでない私は、凄く心許なくて、思わず身を捩って胸と下を隠す。

そんな私の全身を、

アレックスの手が、

指が、

優しく滑る。


優しく、緊張を解すように。

体の力を一撫で毎に抜いていくかのように。



沢山キスをして、胸を弄られて、

指がナカに侵入ってくる…。

ぬち、ぬち、と、ゆっくり、
私を溶かし、蕩けさせる様に指がナカをかき混ぜる。

揺す揺す、グリグリ、

うっとりするような快感をいっぱいくれた後、
指が2本に増える。

さっきよりもクチュクチュと水音が激しくなる。

さっきとは違い、頭に突き刺さるような刺激的な快感が、トロトロに蕩けた意識を散り散りにする。

でも、トランポリンで跳ねるような、まだ何処か楽しめる快感に私は嬌声を上げる。

「あぁっ!アレックスさ、ま!んん!っはあぁっ!」

クリも同時に弄られて思わず背が仰け反る。


アレックスが、ギラギラと熱を帯びた瞳で見詰めてくる。
キスを止め、少し頭を離して。

私の表情を瞳に焼き付けるかのように。



ぁぁ、クる。

「ぁ、アレックス…様!んああっ!!」

ぐちゅんっ!と音を立てて指が3本に増えた。
そのままいきなりグリグリとされて、脳ミソが快感に吹き飛ぶ。

そんな私をアレックスが、欲を孕んだアメジストの瞳で、瞬きもせずに見詰めているのが判って、
羞恥で快感が更に煽られる。

「ゃ、はあっ!…へあぁ! ふああっ!!」

グリグリしては抜差し、ナカで拡げられる。

快楽を齎す為ではない動き。
次に侵入れようとしているモノを受け入れ易いように馴らす動きに、心臓が暴れ回る。

「フェリシア……。もう少し日数をかけて馴らすつもりだったが……。
悪い、限界なんだ。

……フェリシアのナカ、もう…侵入っても…良いか?」


  とうとう、 キタ。

アレックスの、切羽詰まった、少し上擦った声。

熱を帯びた瞳。

フェリシアのナカ、

と、臍の少し下を人差し指でつつっと食い込み気味になぞられて、期待か、
ナカがずくん!と跳ねる。

アレックスの熱いアメジストの瞳が、

唇が近づいてくる。

ドキドキする。

息が、出来ない。


私も、
アレックスも、

包む廻りの空気でさえも、

少しでも余計な動きをすれば破裂しそうな位張りつめていて……。

「あっ♡はぁぁぁん♡♡!!パライヴァ!さまの!あっ♡だめぇん♡おっきぃ♡♡スゴいの♡♡おくぅ!イっちゃう!イっちゃうのぉ♡♡」

「ひろいんのぉ♡あん♡あん♡壊れちゃう♡♡!あーっ♡」





   BIG  BANG!


今まさに、一線越えるぞ、という私達の張りつめた空気が爆発し、霧散する。

きょとん、でも

「「!?」」でもなく、


私達は一瞬時を止め、真っ白になった。




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