本編完結【R18】地味すぎる転生悪役令嬢、攻略対象と関わらずに…俺様ヤンキー公爵に絡まれる。Why?

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地味すぎる転生悪役令嬢爆誕

55: ★トンだ地味令嬢の帰還、トばしたヤンキーの約束。

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重い頭が、うわんうわん揺れる。

くちびるが離れ、アレックスがあっちこっち触ってる。

アレックスが私を見詰めてる。

アレックスが近くてとおい。

揺れる。

揺れてる?

違う、私が、 ???



「……あれっくす?」

「やっぱりトンだか。俺の可愛い性悪猫。」

きゅっと乳首をつねられて、クリクリされる度に頭が痺れる。

「なん、で?」

「何で? フフフッ…何でだろーな?
多分、フェリシアは精神力が尽きると、理性が飛ぶんだよ。それでかな?
……予め精神力をギリギリまで削っとけば、飛ぶかな?と思ったんだが、本当にキス一つで飛ぶとは…
フフッ訓練様々だな。」

「ふーーーん?……よくわかんないけど、もー考えたくないー。」

「アハハ……じゃあ、これは?」

乳首を捏ねる手が片方、滑り降りて、ショーツの上からクリを引っ掻く。

「あっ!はぁ……!ソレ…はあっ…んっクリ…ぁ…! …? ゃ、もっと、…してよぉ…」

なんでとめるの?

「可愛い性悪。蕩けた顔して、キモチイーか?……フフッおねだりする時はどうするんだった?」

イジワルだ。でも、よくかんがえたら、ごしゅじんさまってナニ?

「ぁ、…ご主人、様ぁ?……なんでご主人様ってよばすの?」

「今日は随分会話が出来るな♪
ご主人様って呼ばせたら、俺だけのモノに出来たみたいだろ?しかも、今のフェリシアは、理性の向こうに隠された本能だか無意識だかが剥き出しのフェリシアだろう?
そんなオマエにご主人様って言わせたら、
……俺がご主人様だって刻み込んだら、一生確実にフェリシアを捕まえてられるんじゃないかって、……そんな夢を見てるんだよ。
……だから、ご主人様って呼ばせたいんだ。」

?……ふーーん?

「ふーーん?……頭がおもいぃ。ゆれるぅ」

「……まぁ、なんだ。男のロマンだよ。ご主人様って呼ばすのは。」

「ふーーん?」

「………3+5は?」

「ふーーん?……………はち?……」

「成程、ふーん?ってのは興味がないんじゃなくて考えてるんだな?
考えるけど頭が回らないんだな?
可愛い、フェリシア。理解しようとしてくれてる声なんだな……。」

「あれっくすぅ…?」

「フェリシア、頭回らないのに色々言ってごめんな?キモチイーこと沢山してやるから、何も考えず、いっぱい感じて…♡」

「ふーーん?…ぁっ、ぁぁ!」

まっ白な頭の中、降ってくるアレックスの声をきいてたら、ナカに指が入ってきた。キモチイー…。

あれ、……ナカ、……指?………何かアレックスに言うこと…あった………?

「フェリシア…そのトロ顔エロい。可愛いよフェリシア。
指、揺す揺すキモチイー?グリグリは?キモチイー?」

「ぁぁあれっくすぅ…はぁっ、きもちいー…。揺す揺すきもちいー。…あっ!グリグリも、キモチイー……!ゃ、胸、噛まないでぇ……あっ!」

くちゅっ……グチュンッ…グリッグチュンッ…

あ、指、2本。キモチイー。

「あっ!あれっくすぅ…ふぅぅん…」

グリングリンと2本指でかき混ぜられたり揺す揺すされたり、時々拡げるようにされたりするのを、ボーッとした頭で享受する。

何だか言わなきゃいけなかったんだよね…?

「ぁ、キモチイ…あれっくすぅ…あれっくすに言わなきゃイケないこと、あった気……する。」

「ん?なんだー?フェリシア。ん?」

アレックスがクスクス笑いながら聞いてくる。

でも、なんだっけなー。

「思い出せない……でも、言わなきゃだったの。」

「そっか。じゃぁ、ゆーっくり思い出しな?
そろそろ指3本侵入れてやるから。」

奇跡か、火事場の馬鹿力か。

その瞬間、スパークするみたいに思考がクリアになる。

私はガバッ起き上がってアレックスの手を止めた。
朝を思い出して瞳が潤む。


「それ!3本!!3本でグリグリしちゃダメ!
しんじゃうの!!」

「ぇ?!ぉ、おい!フェリシアッ?!」

「ダメなの!
朝もグリグリしちゃダメ!って言いたかったの!!
3本グリグリはしんじゃうの!!禁止!禁止!!」

今、正に、ナカに侵入ろうとしていたアレックスの右手を両手で抑え、私はプルプルと必死に懇願する。

「フェリシア……そうだったのか。おねだりじゃなかったんだな、あれ。」

そーだよね、おねだりと思うよーな言い方だったよね。ごめんねアレックス!

「……判ったよ。約束する。指3本の時は、フェリシアがしんじゃわないように気を付けるし、グリグリは連続でしないようにする。
……だから安心して?」




……え?  連続でしない? なんで? え?

抑えていた手が、私の制止なんかものともせず、ゆっくり進軍する。

やだ、侵入っちゃう…。

ぇ、 え?? ぁ、 ぇっ? ぁれ??

「大丈夫。すぐ慣れるよ」

そう言って、爽やかに笑うアレックスは、とてもカッコ良かったけど、

瞳が、

瞳がヤバい熱を孕んでいた。



  あ。



『そういう事言うのは、自分から弱点を晒す行為だ。オススメはしないな。』



脳裏に、昨日のアレックスの言葉が過った。
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