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地味すぎる転生悪役令嬢爆誕
34: ★トンだ地味令嬢とヤンキーだけが知る愛しい性悪。
しおりを挟む気がつくと、アレックスが指でナカをゆっくりかき混ぜていた。
「ん……?」
「あ、お帰り♪ちょっと刺激が強すぎたな。悪かった。」
目蓋にキスが降ってくる。が、状況がいまいちわからない……。
「?……私、どうなったん…ですか……?」
声がカスカスになってる。
「んーー………」
ぇっ?言えない程惨状??
「……何も覚えてないのか。…ふーん。
……何て言うのかな、目開けて寝てるみたいな。夢うつつで、ずっとトロンとしてて、呼び掛けても聞いてるよーな聞いてないよーな反応なんだけど、触るとそこそこ反応があるんだ。
……まぁ、可愛かったよ。」
ナニソレ、私大丈夫?後、
「じゃぁ、今、指が入ってるのは……?」
「正気に戻るの待ってたんだが、反応が可愛くて、つい……な。」
「ぁあっ…」
そう言って、中でグリッと回されて思わず声がでる。
「さて、意識がハッキリしてきた事だし、チャチャっと済ませようか。…後、7回♪」
「ぇ、あ!ちょっと……!」
何だって?
と思う間も無く、上体を起こされ、いつの間にか存在するクッションの山を背に座らせられる。
「ほぃょ。電マ。もう、一人でのやり方は分かったよな?」
ポン、と電マを渡され、少し躊躇うも、先にスイッチを弱で入れ、おずおずと下に滑らす。
まだ耐えられる快感に安堵しつつ身を任せる。
細やかな快感のさざなみに、みるみる思考が溶けていく。
ヴーー……
ヴヴヴヴィーーーー……
ヴィーーーーーゥ"ゥ"ゥ"ヴヴヴィィィーーーー…
「…………ぁ、…これ、自慰……?」
「ぅん?……うん。そうだな。」
「……っはぁ。…ぁ、あれっくすの、したコト、思い出して触るの、も?…」
「勿論、自慰だ。」
「じゃぁ、……本、…読んで、……その通りに、撫でる、のは……あれ、は……自慰?」
「撫でるだけ?……直接触ったり、服の上からでもグリグリしたりはしなかったのか?
…こんな風に。」
「や、ぁ、ぁ、……~~!!っはぁっ
………ん、くそやんきィ…!……した、コト、なか…た!よ!アッアッくぅ~~…んんっ」
「んーー……撫でるだけだったのか。ならビミョーだな。だがまぁ、自慰の一番軽ーいヤツだよ、きっと。
少なくとも、俺にはそう見えたし。」
「……あれも、…自慰。」
ああ、そっか。自慰かぁ。
そうだ、自慰ってあれじゃん。
マスとかオナるとか、良くアイツとダベって、
ヤベーって笑って…。
ああ、何で忘れてたんだろう。
知ってたのに。
何だか、ずっと側にある抽斗の中に仕舞われてたけど、今まで私は、それを抽斗だと認識してなかったような…そんな奇妙な感じだった。
34歳フリーターの事、しっかり全部覚えてると思ってたけど、意外と穴だらけなのかもしれない。
そう分析する思考もまた、快感にほろほろと溶けていく。
「フフッ…それにしてもフェリシア、やっと帰ってきたと思ったのに、また理性トンじまったんだな。
ヤンキーだの、アレックスだの、全く…口の悪い……。」
「……あれっくすぅ…」
「ハァ、聞いちゃいない。…何だ?」
「ワタシ、……自慰、知ってた。」
「…そうか。まぁ、それは知ってたよ。」
「ん、……あれっくすっ……ふっ…ん。」
「あーもう、後5回、強にしてとっととイケ!ほら、手伝うから。」
「あっ!アッ!!ゃめ!ぁぁぁああああああ!~~っぅ!!…ぅ!はっ、何すあぁぁぁ!ーーー!!!ィィィ!離っ!クソ!クソ!ヤン、キィィィん"ん"ん"っ!!」
「誰がクソヤンキーだ、この性悪め。
ほら、後2回。さっき話してた店に連れてってやるから頑張れ。気絶するなよ!ホラ、オラ、イケ!!」
「ぁあぁっ!ゃっ!やっ!!死んじゃぅっ!!アッ!!~~~~!!!んくぅ!…………はっ、はぁっ、はっ!ハッ!ハッ!!はアァぁ~~!!!ー!!、!、!んぁっ!!」
「………ふぅ。お仕置きタイム終了♪お疲れ。良く頑張ったな。
……って、聞こえてないか。
フフフッ……可愛いフェリシア。少し寝ときな。起きたら約束通り、旨いステーキ食わせてやるから。」
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