上 下
23 / 354
地味すぎる転生悪役令嬢爆誕

23: ★地味令嬢の新たな唄、ヤンキーのピロートーク

しおりを挟む
「俺の指、気持ちいい?
きゅぅきゅぅヒクヒク締め付けてて、凄く可愛いよ……。

もっと気持ち良くしてやるから、いっぱい唄って♪」

「はぁぁ…ん、ぁっ、あ~~…アッ!?ハァゥ!ダ、ダメ!それダメェ…ぉ、ね、がぁ…ぃ!」

言い終わるや否や、アレックスが左手の親指でクリをグリグリと揉みしだいてきた。
右手はずっぷりと埋めた中指と人差し指が相変わらずグリングリン揺す揺すしてる。
背が仰け反り、内腿がガクガクと痙攣する。

「ぁぁぁぁあ!っっ、ハッ、アーー!!ァッ、ハァ~~、んん!ぁ、ハァーー…。~~!っふ!ぅぁ、ァッ、ハァーー!んぅ」

快感が背骨を登って脳天に突き刺さる。
確か、こーゆーの、クンダリーニの蛇って言うんだっけ?と、何だかインドっぽい前世の知識を思い出す。
前世、どんな感じなんだろうって憧れてたよな。
こんな感じなんだな。

「ぁ~~!…あ~~、はぁ~~、ン、はぁ~~、ンぅ、ァッ、ハァーー!」

「a-ha、成程?ナカ指でかき混ぜながらクリを弄られるとそんな唄なんだ?」

キモチイーところを責めながら揶揄ってくるアレックス。
悔しくて、何とかしたいのだが、中々声は抑えられず、只快楽に翻弄され喘ぎ続けるしかなかった。


暫く、そのまま弄られた後、クリを舌で玩ばれ、最後は伝家の宝刀電マでクリを責めつつナカをかき混ぜられた。

拘束を引きちぎらんばかりに手足を突っ張り、痙攣し、腰を付き出したり引っ込めたりとバタバタ忙しく喘いだ後、

気が付くと私はぼーっとアレックスの顔を見詰めていた。


いつからそうしていたのか。

手足の拘束は解かれ、アレックスは優しく微笑みながら、私の髪を撫でたり、色んな所にキスを降らせたりしていた。

寝ていた……訳では無いようだ。
疲労感と倦怠感が酷く、口をきくのも指一本動かすのも億劫だった。

アレックスが優しく唇に触れるだけのキスをして、苦笑する。

頭を撫でる指が、掌が、気持ち良くて、一定のリズムで動くその手を見詰めている内に、私の意識は夢の中へと沈んで行った。





ふ、と気が付く。

一瞬、此処が何処か判らなくて、はっと頭を上げると、背後から優しい声が降ってきた。

「もう少し、寝てろよ。夜になって人目につかなくなったら部屋に運んでやるから。…な?」

少し薄暗くて印象が違ったが、此処は空き教室のベッドだった。

どうやら、腕枕されて眠っていたらしい。

モゾモゾと寝返りを打つと、上半身裸で何だか満足そうにこちらを見ているアレックスと目が合った。
折角腕枕してくれていたのだし、ちょっと甘えさせて貰って、逞しい胸筋に頭を乗せる。

直ぐにアレックスが髪を撫でてくる。

何だかパーフェクトなピロートークシーンが描き上がってしまった。

恥っず。
何か、話題を探そう。

「……そういえば、私の寮室、どうしてご存知だったんですか?」

「敬語いらねーから、もっと楽に話せよ。
 ……知る方法は幾らでもある。だが、寮に行ったら五階の角部屋以外全部灯りが着いてたんだ。念の為魔法で確認したけど、一目瞭然だったな。」

ハハハ、と笑うアレックスにつられて私も少し笑う。

「……まだ疲れてんだろ? もう少し寝てろ。な?」

そう言ってアレックスが優しく頭にキスをした途端、抗えない程の眠気に襲われる。

魔法だろうか…。


ドクドクとアレックスの心臓が脈打つ音を聴きながら、私は再び眠りに落ちた。
しおりを挟む
感想 122

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した

Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

処理中です...