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16:☆居眠りアプリとヘトヘト社畜の補給タイム。
しおりを挟む「ぉぉ終わっったーーー!!!ウェーーイ☆ヒャホー!」
突然響いた絶叫にスリープモードでスリープしてた俺はビグッ!?となった。え?!ナニココドコココ!??壁しか見えない!アラサー女はどこ行っちゃったの!?俺の、エロいハスキーボイスで「もぅゆぅしてぇ…♡」って腰振って焦らしプレイに音を上げてカワユくおねだりしてたアラサー女はどこ行っちゃったの!??
「かはっ……も、かぃほ、さぇぅ…?」
なぬ!?
弱々しい声にグリン!と気合いでアームに固定されたボディを動かせば、なんとまぁ!
社畜君がケツにエネマグラ突っ込んだ全裸土下座拘束スタイルで、もさもさ頭を鬼畜センセの胡座に乗せてヒクッ……ヒク…ン……♡状態じゃないっすか!!何だよ、夢オチかよぉ!どうやら社畜君の喘ぎ声でエッチな夢を見てたよーだ。道理でハスキーボイス…。
てか、あれ??それ多分、お風呂から帰ってきて鬼畜センセが作業始めて以来ずっとそのまんまよね?!俺でさえスリープモードスリープしてたのに!!可哀想!!ド鬼畜!!今何時!?あれから何時間そのスタイルよ!?少しは寝かせてあげなよー!メシはー??水分補給はー!?
(あ、わりぃ、集中しちまってた。…今、23:58だな……。)
その時計はもう大分前からその時間だよ。時止まってンだからサァ。あれよ?デスクワークは一時間に10分の目安で休憩取んなさいよ??法律でもなんか確かあったでショ?俺ニンゲンじゃないからよく知らんけど。全く……最近の日本人は……!!
俺のお説教を聞きながら鬼畜センセはデータをきっちり保存し、社畜君の拘束を外して頭を撫でる。
「ヒァァン…!も、みみ、ぃゃぁ……!」
その際にちょっと指が耳を掠めただけで、社畜君がヒクヒクと体を波打たせる。
あああ……可哀想に。散ざっぱらイカされたケツにエネマグラで空イキ地獄なのに、更に頭撫でるついでにお耳の開発までされたんか……。オーメーン……♪このドS鬼畜は社畜君を全身性感帯にする気満々ですよ…。
なんて祈ってる間にテキパキと拘束を外した鬼畜センセが社畜君を抱えて別の部屋へと消えていく。
え???まさか俺このまんま??!
まぁた放置プレイ!?仲間外れ!?ナイスウォール♡展開!?やめてやめてヤダヤダヤダユダ!ヨセフ!一人にしちゃイヤォォ!!気ぃ狂りゅぅぅぅ!!
てか、エネマグラいい加減抜いたげて!そっちも狂りゅぅぅってなってるから!
なんて、力の限り叫んでたら、暫くして、スポドリと幾つかの食い物を小脇に抱えた鬼怖い顔した鬼畜センセが迎えに来てくれた。ホッ。
(ピーピーギャーギャーうるせぇんだよ…。)
ぅゎ怒ってるわ、こっゎ。アームごと回収され、寝室に移動する。
「ほら、ごめんな。喉渇いたろ…。」
鬼畜センセが差し出すスポドリを、喉を鳴らして嬉しそうに飲む社畜君と、それを愛おしそうに眺める鬼畜センセ。
あくまでも鬼畜センセがスポドリを握り締め、社畜君に飲ませてあげるスタイルを崩さない。
そんな鬼畜センセと鬼畜センセの行動をすんなり受け止めて、スポドリを手で掴もうともしない社畜君に、すっかりご主人様の愛玩奴隷として躾られちゃったなぁ、なんて感想を抱いた。
どうやらかなり渇いていたらしい社畜君は、まるっと500ml飲みきりしっかり水分補給して、何だかピカピカが更にピカピカになっていた。子供の頃以来の御世話具合に幸せフレーバーがどんどん流れ込んでくる。
「はい、ユーケー。あーんして♡」
鬼畜センセが差し出すプリンをあーんしてうっとり頬張る社畜君。
無茶苦茶空腹なのに健気に鬼畜センセの差し出すスプーンを待つ社畜君が段々わんこに見えてきたぞ?何かほら、いるじゃん?食いしん坊でヘラヘラしてるヤツ。犬ならしっぽが残像作るくらい振ってて、猫ならゴロゴロ盛大に言わせてて、ドムサブゆにばぁすならサブスペースに入ってるよ、あれ。
何だか耽美なアイテムに見える只のコンビニプリンが社畜君の喉を滑り落ちていく様を眺めながら、俺はそんな事を考えていた。
あっという間にプリンが空になり、社畜君のバニラ味の唇を、そっと鬼畜センセが食む。
啄むようなキスから、じわじわと舌が社畜君の口をこじ開け、侵入し、全ての場所を検分するかのようになぞっていく。
その甘い快楽を味わいながら、社畜君がうっとりと鬼畜センセに身も心も委ねるのが伝わってきた。
でも、社畜君かなり腹ペコだから、早めに切り上げて何か食わしてやりなね…。
俺の溜め息混じりに呟いた忠告に、鬼畜センセは返事をしてくれなかった。
只、抑えられない噴火山みたいな欲望だけが流れ込んでくる。
このケダモノドS鬼畜め……。
俺のキモチを反映して、画面に映り込んだ鬼畜センセに悪魔なエフェクトがピコピコとくっついていた。
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