完結【R18】魔王様カッコイー!抱いて♡って思ったら、え、俺が勇者?!

syarin

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17: 俺と開通と再会と。そして幸せになりましたとさ。

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「ハハハ……先程処女を失ったばかりだと言うに、もうこんな盛大にところてんが出来るとは、リンデールは天性の淫乱雌奴隷だな。」

訳も判らず、いきなりの強すぎる快楽に飲み込まれた俺がヒクヒクと体を痙攣させて酸素を求めているのに、魔王様♡は実に愉しそうに嗤った。

「あ、あッ…アア!!も、ムリ…ああっ!?ああアッ!??」

突き当たりに先端を押し当てたまま、ゆさゆさと小刻みに揺すられ、俺は訳の判らない感覚に襲われた。
腹の奥がどうにかなってしまいそうだ。

「ヒィイイ!!…んはぁっ!ッーーー!!」

ずるぅり…と抜けていく感触に身悶えし、再び勢い良くイイトコロを突いてから突き当たりにぶつかる熱い魔王様♡の魔王様♡に目の前に火花が散る。

貫かれる。ダメ、ムリ、お腹破ける。

強烈な感覚に思考を千千に乱しながらも俺は必死に魔王様♡に縋り、ダメだと首を振った。

「フフ…揺らされる度に気持ち良さそうに精を洩らして…なのにイヤイヤをするとは、リンデールはワルいコだな…。」

「ひぃン!ムリ、れう!ムリィ!ァアァァァ!!」

数回押し付けたまま揺らし、ギリギリ迄引き抜いてから一気に突く。
その繰り返しに、もう俺はとんでもなく乱れ、上下すら判らないまま叫び、シーツにぶら下がり、魔王様♡を呼んだ。

「ヨルろ、だぁる、さま!ヨルろ、だぁるはまァっ!!」

「可愛いリンデール……。そろそろ奥の奥開通処女貫通しそうだぞ。そら♡」

ぐぽっ♡という奇妙な感覚が腹のど真ん中辺りからして、俺は気が付いたら叫んでいた。

「ぁ?っっぐ………ああアーーー!!!」





「「「「「ふぇ?!」」」」」

途端に真っ白な空間に放り込まれ、沢山のサキュバス達が俺を驚いた顔で見る。

「え??」

何が起こったか判らなくて混乱する俺にサキュバスが群がる。

「ちょちょっ…ダメだよぉ!帰って帰って!」「気絶したの!?」
「早く戻って!ほらほら!!」「奥の奥開通オメ!!」「気絶とかキャヮヮ♡ほら戻んなー??」「何来てんのよぉ!さぁ、起きて起きて!!」「キャーキャー!」

「……っは!?ぁ、アアッ!??くぁぁ!!」

何だか良く判らないが押し戻され、気付いたら又腹がぐぽっ♡ぐぽっ♡と何かが引っ掛かりつつ出入りするような強烈な感覚に支配され、ふっ…と目の前が白くなる。

「やーん!又来たァ!!?」「だから、ダメだってばァ!!」「リンデールふぁいとぉ!!」「気合いよ気合いー!!」「ちょっと皆、押し返すの手伝ってぇー!」「おらおら、帰んなー??」

「アッ!ヒァァ!!は、ァアン!!ッッアーー!!」

「ワルいコだ、リンデール♪サキュバスの所に行くのが癖になってるな?変な行き癖をつけおって……。行く度にお仕置きしてやろう。」

「そなっ!?ァアァァァ!!」

「わぁあ!!押せー!押しもどせー!!」「頑張れー!」「フレ!フレ!リンデール♪」「来ちゃなんねー!!」「お仕置きとか滾るぅ♡」

「……っは!ァアン!も、おかしくなるぅぅ!!?」






こうして、俺は二度目の処女もめでたく魔王様♡に貰って頂き、身に余る快感に意識を手放すも即座にサキュバス達に復活させられ、再び快感に貫かれるという快楽無限地獄を魔王様♡が満足するまで味わい、更にエッチなお仕置きもたっぷりされて、名実ともに魔王様♡の淫乱雌奴隷となった。

魔王様♡はそんな俺を大変可愛がって下さり、俺は魔王様♡に四六時中可愛がられ、お仕置され、あっという間にサキュバスも裸足で逃げ出す(本人達談)エロエロボディに育った。

自他共に認める立派な魔王様♡の淫乱雌奴隷となった俺だけど、何て言うか、サキュバス達に聞いてた淫乱雌奴隷って、もっと性欲処理って感じだったんだけど、魔王様♡の扱いってどちらかというと、伴侶とか番に対する溺愛って感じで…♡俺は今、超絶幸せです♡

「こんな所にいたのか、我が可愛い雌奴隷よ……。」

するりと後ろから滑らかな黒薔薇の腕が俺を絡めとり、耳許で低く甘い声が囁く。

はぁ……と思わず甘い吐息を洩らせば、その吐息ごと食べてしまうかの様に激しいキスをされる。

「我の為に果物を剥いてくれていたのか…?ありがとう。リンデールは可愛いな。
だが、我が今食べたいのはリンデール…お前だ。……おいで。」

最近、闇が薄まったせいか、深夜に明かりなしで見ている程度に目鼻立ちの判別が着くようになった魔王様♡は、食事もするようになり、俺は貢ぎ物にあった旬の果物を差し上げようと思っていたのだ。
だが、魔王様♡の嬉しいお誘いにコクリと頷き、剥いていた手を止めて魔王様♡にしなだれかかった。


きっと果物は誰かが保存魔法をかけてくれる。

俺はそっと目を閉じ、魔王様♡の漆黒の唇を受け入れた。






    
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