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14: 我、魔王はこうして可愛い番を手に入れた♡女神ザマァwwやーいやーい♪
しおりを挟む「ふ、ふぁあああっ!!…ッヒィああぁっ!!っっーーー…ぅぐっ!!」
ずるりと引き抜かれる感覚に、堪らず勇者が背を丸め、声をあげる。
その反応に魔王は屹立が更に怒張するのを感じながら、引いた腰を一気に突き上げ、勇者の突き当たりを叩いた。
そのまま再度引き抜き、勇者の腰を掴んで此方も動かしつつリズミカルに突き当たりを叩いていく。
「あっ、えあっ!うああっ、ぁぐっ、ふぁっ、ァアアッ!!」
いつの間にか右手の甲から移動した勇者の紋章が、勇者の下腹部で蕩けるような黄金色に輝いている。
その仄昏い輝きに目を細め、魔王は勇者のイイトコロを擦り上げながら突き当たりを叩き続けた。
勇者のナカは闇がたっぷりと染み込み、浄化はされているが、そのパチパチした感覚を魔王が感じる事はなかった。
勇者のナカは燃えるように熱く、ヒクヒクと痙攣し、うねり、自身には大きすぎる魔王の屹立をきゅうきゅうと健気に締め付ける。
相変わらず一突きごとに勇者の先端からは白濁がとぷとぷと溢れ、快楽に蕩けきった勇者は仰け反ったまま力無く口から喘ぎ声を洩らしていた。
時々、一際強い快楽が来たのか、藻掻いて手足をバタバタさせる。
その様子に勇者は既に限界であるのが見て取れた魔王は、攻めの手を少しだけ弱める事にした。
(このまま、衝動のままに奥の奥をぶち抜いてぐちゃぐちゃに犯してやりたいが、多分壊してしまうな…。此度は初めてをイタダいたのだ、そろそろ終わらせてやろう。)
そう考えた魔王は、仰け反った勇者を引っ張ると自身に凭れさせ、余り出し入れさせずにトントンと突き当たりを優しく小刻みに突いた。
「んあぁっ!は、はぁっ…ぁぁあっ、ぅああっ!」
もうまともに喋る事も出来ない勇者が、魔王の腹を狂おしそうに指の腹で引っ掻き、魔王の逞しい胸筋に額を擦り付ける。
その愛おしい様に、魔王がそっと麦藁の髪を手で梳けば、何かをねだる様に勇者が顔を上げた。
互いの視線が絡み、どちらともなく口づけする。
もう、勇者の体や紋章と魔王が触れ合っても何の音も気配もしなかった。
しかし、ぽっかり口を開いた深淵にしか見えなかった魔王の漆黒も、良く見れば目鼻立ちを認識出来る程に闇を薄めていた。
「可愛いリンデール…。そろそろ慈悲をやろう…。しっかり受け止めろよ…。」
そう囁いて魔王が勇者の目蓋に優しくキスを落とせば、ヒクつく体を精一杯伸ばして、勇者が魔王の顎にキスを返す。
「うァアアッッーーー!!っっ~~~!!ッーー!!」
愛しいと言わんばかりに魔王が目を細め、グリリと今までより少し強く突き当たりに自身を押し付けて奥の奥に白濁を注げば、勇者が全身を突き抜ける快楽に震わせ、背を弓形にして叫ぶ。
「ぅ……はぁ……」
とくとくとナカに注がれ、微かに膨れていく自身の下腹を撫で、ナカで未だ脈打つ魔王の屹立を感じた勇者は歓喜の吐息をついてそっと意識を手放した。
くったり弛緩した勇者から自身を引き抜き、魔王はくつくつ嗤って独り言ちた。
「初い奴…リンデールめ。我が達するまでは意識を手放したくなかったのだな…。」
勇者を横抱きに抱え直し、その麦藁の髪に口づければ、魔王の中に満たされた思いが広がる。
とろりとした黄金色の光をゆらゆら放つ勇者の紋様は、先程より更に朱みを増したように感じた。
勇者が意識を手放したからか、ふいに女神のアクセスを感じた。
しかし、魔王が何かしようと思うより早く、勇者とサキュバスのリンクが女神のアクセスを弾いた。
(本来なら、中位のサキュバスとの繋がり如きで、勇者と女神の繋がりが弾かれるなどは有り得ない事だ。……余程リンデールは女神と勇者の使命を拒絶していると見える。)
懸命に魔王の愛を乞う勇者の姿を思い出し、魔王は独り愉しげに嗤った。
「愛しい…。可愛いリンデールよ。我が雌、我が番、我が半身……。此れはもう、我のモノだ。決して手放さぬ……。」
そう呟きを残して、魔王は急いで配下達が誂えた寝所へと転移した。
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一端此処で切ります(*´∀`)読んで下さってありがとうございます!!
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