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11: 我、魔王様にして勇者の御主人様♡
しおりを挟む「ぁあっ…ヨルノダール…さまっ……ふぁ、あっ!アアッ!!…ひぃん…も、イくの……ツラ…ぁ、ああっ!も、ヤダッ……っーー!!」
魔王に言われるまま自身を扱き続け、何度も白濁を撒き散らし息も絶え絶えな勇者の訴えに、魔王がうっそりと微笑み、その頬を長い舌で舐め上げる。
「イくのがツラいか……?もう、イきたくないのか……?可愛いリンデールよ……。」
魔王の言葉に、勇者がコクコクと懸命に頷く。
「そうか…、良い、許そう。可愛いリンデール。もうイかずともよい。その右手でそのまま自身をきつく握っておくがよい。」
「ぁ…そ、な……」
そっと魔王の漆黒の手が勇者の右手に重なり、勇者自身をしっかりと握るよう導いていく。
魔王の掌が勇者の紋章に触れ、凝った闇と勇者の紋章が互いに喰い合い、しゅうしゅう音を立てたが、それすらも魔王を楽しませた。
しっかり闇を取り込んだ紋章はとろりと昏い黄金色に煌めき、暫く見つめても光を増すことは無かったが、魔王の掌は一瞬、褐色の人肌を晒し、直ぐに漆黒に戻った。
魔王はその差異に気分を良くし、勇者の握り締めた右手からひょっこり顔を覗かせている朱い勇者の先端を掌でグリグリと愛撫した。
「…っぐぁあっひぃ、や、ぁあっ!ぁ、ヨ、ルノダ、ル、さ、まっぁあっ!」
勇者がビクビクと身体を跳ねさせ、首を振って懇願するのを愉しそうに眺めた魔王は、ベロリと勇者の強すぎる快楽に溢した涙を舐め上げ、若葉と菫の瞳を眺め、その目蓋に口づけした。
「ぁあっ…や、も、イカせてぇ……!」
グリグリと先端を捏ねられ齎される強すぎる快感に勇者は何度も身体を跳ねさせるも、魔王の闇がたっぷり染み込んだ右手は頑なに自身を縛り付け、射精せない快楽がグルグルと体内を駆け回り、出口を求めて膨張する。
「何だと?リンデールよ…。貴様先程、もうイきたくないと言ったばかりであろう?」
ふるふると潤んだ瞳で首を振る勇者に、魔王は大いに満たされ嗤った。
「違う、と?……つまり今のは嘘だと?
……我に嘘を吐いたか。勇者の癖に悪いコだな、リンデールは。
それに、主人に嘘を吐くのは雌奴隷としても悪いコだろう…?」
ふるふると純朴そうな肉体を震わし魔王を見つめる勇者の口をそっと親指を入れて開かせ、魔王は長い舌で勇者の舌を引き出した。
「仕置きをしてやろう…。嘘など吐けぬように、な。」
魔王の長い舌から凝った闇が細い糸になって勇者の舌に絡んで溶け込んでいく。
その後に齎された甘い口づけに、勇者は何をされたか判らないまま酔いしれた。
上顎を擽り、喉奥を優しく撫でる魔王の舌に呼吸を支配され、与えられる唾液を飲み干せば喉がじわじわと闇に染まって熱を帯びる。
とろりと蕩ける勇者の肌を、魔王はうっそり笑んで唇を滑らせていく。
「あっ…ひンッ」
漆黒の指先で勇者の胸の尖端を転がし、勇者の右手から覗く先端をグリリと苛めれば、ビクビクと面白いように勇者の体が跳ねる。
「アッ…はぁ、はっ……も、っ……?ぁあっ!っっ………?!」
快楽に喘ぐ勇者が何かを言おうとして、はくはくと左手で喉元を押さえて困惑する。
(な、何だ…!?これ。普通に声は出るのに……!)
「ぅ、うあっ!?」
その様子をくつくつ喉で嗤って堪能した魔王は、おもむろに勇者を後ろ向きにし、腰を引き寄せた。
突然の事に勇者が慌てて左手を床に付き、バランスを取る。
全裸の勇者が魔王の玉座の前で膝をガクガク震わせて尻を付き出している様は実に愉快で、魔王は上機嫌で香油を自らの掌に垂らした。
右手で自身をきつく握り締め、左手と両足の三本足で立つ勇者がガクガクと膝を震わせ、苦しそうに吐息を漏らす。
膝を着けば楽だろうが、魔王はそれを許すつもりはなかった。
構わず勇者の尻に香油を塗りたくり漆黒の指を一本、つぷりと差し入れる。
「ふっ……ヒッ!? ヤ、あ、ぁあッ!?……」
「イイコだ、リンデール。そのまま尻を高く上げておけよ。」
「あぁっ……ョ、ヨルノ、ダール…さまっ……ぅあっ…」
魂と深く直結している丹田、その直ぐ近くに闇を注がれ、勇者が嬌声をあげる。
グリグリと中を指で掻き回し、見つけたイイトコロを執拗に責めれば、ガクガクと尻が揺れ、それでも言いつけ通りに尻を高く上げようと勇者が奮闘する。
その健気な姿に魔王はうっとり目を細め、ピシャリと勇者の尻を叩いた。
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