66 / 78
村での二日目
第66話
しおりを挟む道場へ近付くと、他の外にいた人達が次々と中へ入っていくのが見えます。
皆どうも入口で誰かに話しかけられているみたい。
最後に戻ったのは僕達のようです。
「こんにちは! 初めまして」
開け放たれた扉の向こうから声を掛けられました。
「イケメン!」
メルティさんが声を上げる。
「あは。カヤネの弟子のヤンマです」
あ、まだ戻ってなかった二人のうちの一人。
「ヤンマたん、他のお弟子さん達より年上?」
「はい。カヤネよりたぶん上ですし」
「たぶん?? なのに弟子なのっ?」
「ええ。カヤネより後にスマイル先生に拾われましたから」
「ふぅん。あちきはメルティだよ!」
「僕はアレンです」
「お二人ともよろしくお願いします。村のために来ていただいて感謝いたします」
深々と頭を下げるヤンマさん。
ウェーブのかかった明るい栗色の髪を持つ涼しげな笑顔の少年。
確かにイケメンです。背も僕よりけっこう高い。
道着は緑色で端正に着こなしています。
頭を上げた時に額に掛かった髪をさらりとかきあげる仕草が様になっている。
「ぷぷっ」
そこでなぜか吹き出すメルティさん。
道場の中からカヤネが近づいてきました。
「なぁ、ヤンマ」
「ん? 何だい?」
「あの人本当に大丈夫なんか?」
カヤネが少し振り向いて視線を向けた先。道場の隅。
げっそり痩せた男の人が膝を抱えてうずくまっています。よれよれの町着。手入れをしてなさそうな長い灰色の髪。
ヤンマさんが連れてきた傭兵さんなのでしょう。
「何かずっとブツブツ言うてんで?」
「うん。シャイなんだね」
「そういうレベルか? 強いん?」
「うーん、戦ってないから分かんないけど」
「おい」
「でもかなりの戦力になるはずだよ」
「ほんまか?」
「毒の吹き矢を使うんだ」
ヤンマさんは事の成り行きを話し始めました。
それによると最初に目をつけた武芸者に挑んだヤンマさんは負け、この人ならと傭兵の件を持ちかけました。
が、武芸者はけんもほろろに断った。それどころかヤンマさんが持っていたお金だけを奪おうと襲いかかってきたといいます。
ヤンマさんは敵わなかった相手です。あわやというところで、しかし、武芸者は突然倒れて気を失ってしまった。
何が起こったのか分からず呆然としているヤンマさんの前に、野次馬の輪の中から進み出てきて立ったのがあの痩せた男の人。
そして、金はいらないから自分を傭兵として村に連れていってくれと頼んできたというのです。
男の人が武芸者を倒すのに使ったのが吹き矢。
「その時は即効性の麻酔薬を矢に塗ってたらしいけどね。猛獣を殺せる毒だって使えるっていうんだ」
ちょっと得意げにヤンマさんは言います。
「へえ、そないか。過去におらんかったタイプやな。でも何で金目的でもなく志願してくれはったんやろ」
ちらりと僕の顔を見るカヤネ。目が合うとフンと顔をそらす。
「それは聞いても教えてくれないけど……。元国軍兵らしいから、話を聞いて義勇の心に火がついたのかな?」
ヤンマさんが首を捻ってそう答えると、カヤネも首を傾ける。
「どっちかというと萎れてる感じやけどなあ」
ちょっと待って。
元……国軍兵?
「ま、もう一人は分かりやすいわ。つわものやな」
もう一人? あ、お金が浮いたのでヤンマさんはもう一人雇ってきたんだ。それで遅くなったのかな。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ! またわし様の勝ちじゃ」
「ちきしょうっ! これじゃ貰った傭兵代がなくなっちまう!」
奥から大声が聞こえてきました。
中に入った僕とメルティさんは、ラミアさん達がたむろしている中に加わり座りました。
「アレン! もう、捜したのにどこいたのよ? 女連れて」
ふくれっ面をするトリアさん。
「えっ、ガンプさん達と剣の稽古を」
「それは知ってるわ。その時は邪魔しちゃ悪いと思って声を掛けなかったのよ」
「えっと、その後は村をぶらぶらして、それから……」
何で僕は細かく行動を報告しているのでしょう。
「尻に敷かれてるの?」
イチョウが言う。
「そんなことない」
なぜかラミアさんが答える。
ルキナさんとトーマさんが顔を見合わせました。
「ズバンヌたん、賭けすごろくをやってんの?」
奥を見てつぶやくメルティさん。
そう、ヤンマさんが雇ってきたらしき新顔さんとズバンティーヌさんが、すごろくの盤を前に向き合ってサイコロを振っているのです。
ガンプさん、フィンさん、それに他の男の人達が周りで見物している。あとテンテもいる。
「姉ちゃん、金がのうなったら体で払ってもええぞ? あんた好みじゃ。うひゃひゃ」
「無理! マゾン族結婚まで処女守る」
「じゃ結婚しよう」
「………………」
黙り込んで真っ赤になるズバンティーヌさん。
「ぷぷっ」
吹き出すメルティさん。
「体で払えって! 体で払えって!」
嬉しそうに反応するイチョウ。
新顔さんはズバンティーヌさんに求婚するような歳には見えません。
老武芸者といったおもむきなのです。
ただ老いてもたくましい体。
右目に黒い眼帯。左目からは離れていても分かる生き生きとした眼光を放つ。
日に焼けた浅黒い顔にも、たくし上げた袖からのぞく太い腕にも残る多くの傷痕。その左手には包帯。
歴戦のつわものに違いないでしょう。
髪は真っ白ですが豊かで長く伸ばし、カラフルなビーズをいくつも付けています。
そして、同じく白い口ひげもフサフサと垂れている。
背筋をしゃんと伸ばして正座をし、丈の長い土色のコートの裾は床に広がる。
コートの下は伊達な開襟シャツとズボン。派手なストールを腰に巻いている様子。
あぐらをかいて姿勢を崩した九分九厘裸のズバンティーヌさんとは対照的です。
「ぶひゃっひゃっひゃっ!! 今度もわし様の勝ちじゃ!」
笑い声は下品ですけど。
「やめやめ! もうやめる!」
ズバンティーヌさんがわめいて立ち上がりました。
「何じゃ、せっかく良い眺めじゃったのに」
「何が?」
言って答えを待たずにドスドスとこちらに向かってくるズバンティーヌさん。
見物人の中にいるマンドレッドさんは顔をしかめています。
「よし! 次は俺がやる!」
名乗りを上げたのはクラッツさん。
「男とはやらん」
老武芸者さんはそっぽを向きました。
「何いっ! なぜだっ!」
「お主っ! お前っ! わし様に抱かれたいのかっ?! わしゃ嫌じゃ」
「体で払わせるの前提かっ!!」
「じゃ、おいらがやるっ!」
テンテ……。分かっているのでしょうか。
「ふぅむ。微妙じゃな。三年後に抱かれると証文を書くならよかろう」
顎をさすりながら目を細め答える老武芸者さん。
ルキナさんが跳ぶように立ち上がってテンテの方に向かいました。
入れ違いにズバンティーヌさんが来て、イチョウの横に乱暴にお尻を落としてあぐらをかきます。
「くそう! ひらひらがいっぱい付いた豪華なドレスを買うつもりだったのに」
悔しそうに頭を掻きむしるズバンティーヌさん。
「ズバンヌくんは野の花を胸のアーマーに挿すだけで素敵なレディーになるよ!」
トーマさんが歯をきらめかせて微笑みながら言いました。
わっ、臆面もなくこんなこと言うんだ。そういえば女性に人気があるのでした。
ラミアさん命の人だから下心なんかないナチュラルな発言なんでしょうけど。
「へげっ? そ、そうか?」
再び真っ赤になるズバンティーヌさん。
メルティさんは笑いをこらえています。
プレートアーマーがまた浮いたズバンティーヌさんの股間をじっと覗き込んでいたイチョウが顔を上げて聞く。
「あての腕くらいなら入りそう?」
「あ? 何の話だ?」
「それは無理さ。きっと小さな天使だってこじ開けるのに苦労するよ!」
イチョウもトーマさんも何を言っているのでしょう。
テンテを引っ張ってルキナさんが戻ってきました。
「教育に悪い環境ですわ」
「あの霊山の小屋だって相当だったでしょ」と、トリアさん。
僕は立ち上がりました。
「新しくきた傭兵さんに挨拶してきます」
賭けすごろくの見物人達は散り、老武芸者さんはつまんなそうにしています。
僕が横に立つと顔を上げる。
「男とはやらんと言ったじゃろ。それとも仮面の下は女か? 乳がないぞ?」
「えっ、いえ、あの、挨拶に」
「挨拶だあ?」
気のない声。
「はい。一緒にワタリ熊と戦うアレンです。力を合わせて頑張りましょう」
「そやの。ブローレンスじゃ。向こうにいる女、一人分けてくれるか?」
肘から先に分厚く包帯を巻いた左腕をトリアさん達の方に向ける。
包帯はこぶしを握った状態で巻きつけてあるようで、腕の先は丸くなっています。
「ええっ、僕にはそんな力は……」
僕はぶるぶる首を振りました。
「そうか、じゃあな。行っていいぞ」
「え、あ、はい」
引き返しながら僕はもう一人の新入りさんの所にも行くかどうか迷いました。
なにしろ隅っこの壁際に身を縮めて顔を伏せている元国軍兵さんは、あからさまに人を拒絶するオーラを発散しているからです。
でも、挨拶だけ。
僕は思い切って彼の方へ足を向けました。
「あの、こんにちは」
話し掛けると元国軍兵さんは両膝の上で組んだ腕の中に顔を埋めたまま、ピクリと肩だけ動かしました。
聞き取れない小声で何やらボソボソつぶやいていたのが止まる。
「今回の傭兵仲間となるアレンです。よろしくお願いします」
「…………スカラボです……よろしく…………」
ああ、よかった。顔は上げないけど答えてくれた。
「おらはドン・マルチネスというだ。よろしくお願いするだよ」
背後からの声に少し驚きました。いつの間にかドンマルさんも来ていたようです。
「あんたは国軍にいたと聞いただよ。辞めた事情は色々あるだろうから聞かねぇだ。おら、ただ国軍に入りたいだで、その辺のこと教えて貰えるとありがてぇだ」
スカラボさんは黙っています。
「まず入隊するにはどうしたらいいだかね? 手続きする役所があるだか? 保証人は必要なんだべか? 所属する部隊は希望が通るのかどうなのか。おらドモラ平定軍に入りてぇだ。第二希望はラミア軍討伐で」
容赦なく話しかけるドンマルさん。スカラボさんの両肩がぷるぷると震え始めました。
「あー、あの、すみません」
ヤンマさんが大股でやってきました。
「その人はそっとしておいてあげてもらえませんか? えーっと、その、戦いに備えて精神統一なさっているところなので」
「えっ、そうだっただか。そら悪いことしただ」
頭を掻きながらきびすを返すドンマルさん。
僕もその後に続きました。
「……国軍になんて……入るな……」
背中からスカラボさんがつぶやく微かな、小さな声。僕には確かに聞こえました。
「お前ぇ! まぁだそんな事言ってやがんのか?」
大声でクラッツさんがドンマルさんに突っ掛かってくる。
「正義の心が揺らぐわけねぇだ」
「馬鹿やろう! この村の今の状況だって治安隊がやることやらねぇからこうなったんだろうが」
「治安隊は職務が変わったんだべ? 国軍は国軍だ」
「熊退治なんざ国軍がやったっていいんだよ! その気になりゃあな」
「賊が暴れるから手が回んねぇだ。賊のせいだべ」
「てめぇっ! だからっ! くそっ!」
「来年はおらが国軍を率いて熊を追っ払いにこの村に来るだよ!」
「つっこみどころが豊富だなっ!!」
もう皆はやれやれという顔をするだけで特には反応しません。
「お待たせやーー!!」
ヤンマさんと話した後はそのまま道場を出ていっていたカヤネが、大皿を手に戻ってきました。
村の女の人達もそれぞれ膳や鍋や食器を持って入ってくる。
そして、それぞれ傭兵達のもとへ食事を運ぶ。
「おおっ、娘さん、ここに座りんさい。一緒に食べよ」
ブローレンスさんの生き生きとした声が聞こえてきます。
配膳に来た気の弱そうな若い女の人の腕を掴んでいる。
「わっ、私はっ……こ、困り」
しどろもどろの小さな声。ぐいぐい引っ張られてしまう。
「わし様は年寄りじゃで歯が弱いんじゃ。あんたが咀嚼したものを口移ししてくれんと食えん」
……何を言ってるんでしょう。
あの人、相当なくせ者のようです。
「バニヤンはんも起きやーー!!」
元気なカヤネの声に、いびきをかいて寝ていたバニヤンさんが身じろぎします。
ニトロが鍋を持って僕達の方に来ました。
「あ……いた。さぼってる……」
イチョウの顔を見て言う。
カヤネが振り向きました。
「ほんまや。いないと思ったら」
「テンテだってさぼってるもん」
イチョウが開き直りました。
「ええっ! おいらもう、もてなす側なの?!」
驚いてキョロキョロし始めるテンテ。
「手伝いに来た! 私が!」
聞き覚えのある声。
マライヤさんが膳を持って入り口から現れ、走ってくる。
「あっ、あんたはやらんでええて!」
カヤネが叫ぶ。
次の瞬間、マライヤさんは転んで膳の上のお椀や皿をクラッツさんとドンマルさんに向けて飛ばし、二人の争いに終止符を打ちました。
「おおっ! パンツ見えたぞ」
ブローレンスさんの嬉しそうな声。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる