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マランダ

第58話

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 思いついた計画について、僕は頭の中でざっとシミュレーションしてみました。
 成功確率は本当に高いのだろうか。
 しくじった場合、僕らにとってもルルベルやマランダの町にとっても最悪の結果にだってなりかねないんだ。
 失敗は許されない。慎重に……慎重に……。

 そうだ、いざという時に噛まないようセリフの練習もしなくちゃ。
 イメージトレーニングでもしておこうかな。
 こいつは上玉だ。高く売れそうだぜ。こいつは上玉だ。高く売れそうだぜ。
 うーん、『上玉だ』は『べっぴんだ』の方がいいかな?
 どうだろう、分からない。
 フィンさんに聞いてみよう。もっといい脚本を練り上げてくれるかも。
 

 あれ?
 僕、何だかわけが分からなくなってる?
 これそんなに大事なこと?
 ああ、思考がひどく混乱してる感じです……。
 大事な人を失うのが怖い。
 冷静じゃないんだ、今の僕は。
 この計画、やっぱり不安しかない。
 


「あの女の人、なんかかわいそうだな」
 テンテが呟きました。
「……そうね」
 と、トリアさん。
「お師様の毒があれば何とかなりそうなのになぁ」

 あっ!
 テンテが飲まされた毒……。

 確かに死病を装えればルルベルは連れていかれやしないでしょう。
 良い手なのかもしれない。
 でも、あの毒、本当に間違いなく安全なのか確信が持てない。
 そもそもホウライ山に戻って険阻な山奥に潜むお師様を見つけ出さなければ毒は入手できません。国軍だって周辺をうろついているはずなのに。
 時間の余裕もない今、そんな状態で毒を貰ってくるのは到底無理だ。


「焼け石に水だけど、私も寄付してくるわ」
 トリアさんが騒然とする人々を掻き分けて歩き始めました。

 ルルベル誘拐計画はラミアさん達に力を貸してもらえるかまだ分からないですし、うまくいくかどうかをちゃんと検証する必要もある。
 だから僕も、僕も今はせめて寄付をしたい。
 なのに僕はもうお金を全然持っていません……。

 あっ!
 そうだ!
 不意に思いついて僕もトリアさんの後を追う。テンテもついて来る。


「旅の者だけど。これも縁だから」
 ちょび髭の商人さんの横を通ってシートの前に出たトリアさんは、数枚のお札を置いてあった誰かが持ってきた壺の中に入れました。
「まことにかたじけない」
「あっ、ありがとうございまひゅ」
 マランダ卿と鼻水をすすり上げるルルベルが感謝の言葉を口にします。

 続いて僕が前に出ました。
 横目にルルベルを間近に見て胸が高鳴る。鼻水が垂れてるけど。
「あのっ、僕も同じです。いくらになるか分かりませんが……」

 僕は荷袋から首飾りを取り出しました。
 ホゾンの町に行く途中で賊に襲われた女性から、出産の手伝いをしたお礼に貰ったものです。
 ルナシーへのプレゼントにするつもりでしたけど……ごめん、ルナシー。
 ルナシーには、いつかまた自分のお金で首飾りを買ってあげよう。

「ちょっと待ちなさい」
 トリアさんに習って首飾りを壺の中に入れようとした僕を商人さんが止めました。
「それ、よく見せてくれんかね?」
 そう言いながら手を差し出してくる。
「えっ? は、はい」
 僕は首飾りを商人さんに渡しました。
 受け取ると商人さんは首飾りをまじまじと見つめる。
 更にポケットからルーペを取り出し、なおも見る。
「これをどこで?」
 商人さんは厳しい目を僕に向けました。
「えっ? あの、その」
「失礼だが、君のような身なりの者が持てる品ではない」
「ええっ!」
 確かに、こんな素敵な女性用の首飾りを僕が持っているのは不自然だ。
 トリアさんに預けて寄付してもらえばよかった。

「なぜ顔を隠しておいでなのかな?」
 商人さんは追及してきます。
「こっ、これは、病気と火傷の痕で顔が……」
「…………」
 商人さんは不信の表情を隠そうともしません。
 どうしよう。顔を見せてくれと言われたら……困る。
 麻袋を剥ぎ取られて鉄仮面を目にされたら……。その噂が王都に届いたら……。

「ホントだぞっ! 目玉が飛び出して鼻は溶けててゲジゲジ眉でほっぺにウジが湧いてるんだぞっ!」
 テンテが口から出まかせに一生懸命ひどい援護をしてくれます。
「ほう、それはそれは」
 商人さんは決して納得はしていない様子です。
 見ている人達がざわつき始める。
 向こうでトリアさんは不穏な気配を立ち昇らせています。
 あ、暴れちゃダメですよ……。

「バッハ君、本当に失礼だぞ」
 マランダ卿が戸惑いの声を上げます。
「しかし、この品は余りにも出自が怪しすぎます」
 バッハと呼ばれた商人さんは、そう返しました。
 やっぱり盗品か何かだと思われてるんだ。
 まずい。説明しなきゃ。
 ルルベルはポカンとした顔で見ている。

「あっ、あの、それは身なりの良いご婦人にお礼として貰ったものです」
 僕は慌てて本当のことを言いました。
「お礼に?」
「はい。数日前にホゾンに向かう馬車が賊に襲われているところに遭遇しまして、仲間が賊を倒したんです。そしたら乗客の妊娠中のご婦人が……」

「おお! なんと! 例の事件?!」
 僕の言葉をさえぎり、バッハさんは目を丸くして驚きの声を張り上げました。
 どうやらあの件を知っているようです。
「は、はい……事件をご存知でしたか?」
「もちろん! いや、そうか、なるほどなるほど。ならばこれはお嬢様の! であれば、そうか」
 何だかむやみに納得しているバッハさん。
「分かりました。失礼いたした」
 最後に謝罪してくれました。
 ああ……よかった。

「しかし、これをポンと差し出して良いのですかな?」
 すっかり表情が和らいだバッハさんが確認してきます。
「はい。ただで貰ったものですし。勝手に譲渡してあのご婦人には申し訳ないですけど……少しでもこちらのお役に立てればと」
「そうですか」
 バッハさんはマランダ卿の方を振り向き、言いました。
「この首飾り一つで所領税の全てを支払って、更に多額のお釣りがきますぞ!」
「……えっ??」
 マランダ卿は絶句。
 目を丸くするテンテ。
 集う人々からは息を呑む音。
 そして、僕も呆然。

 あのご婦人……そんなとんでもない物を……。

「だっ、だめですよ! 見ず知らずの方からそんな高価な物、いただくわけには……」
 胸の上に両手を重ねてルルベルが叫びました。
 僕は涙を溜めたルルベルの目を見つめる。
「いいんです。お気になさらず受け取って下さい」
「でっ、でも……」
「ル、お姫様のためだけではありません。お姫様がいなくなったら悲しむ領民の皆さんの気持ちを思えば受け取るべきでしょう? 犠牲者が出かねない反抗を起こさせないためにも」
 ああ、ルルベルと会話できた。

「その通りだぁ! いいぞっ! あんちゃん! 男前だねぇ!!」
 職人さんの声が飛ぶ。
 続いてワッと歓声と拍手が沸き起こりました。
「ほら、皆さんもああ言っておられます」
 僕は有無を言わせぬ口調で言いました。
「…………あふっ、はい……あっ、あのっ、あっ、ありがひょうございまひゅ……」
 ルルベルの顔がくしゃくしゃに。
 ルルベル、また泣くんだね。


「君、ありがとう。本当に、ありがとう」
 マランダ卿が握手を求めてきて頭を下げました。
「礼というには程遠いが、せめて館に招いて歓待させていただきたい」
「いえ」
 トリアさんが出て来ました。
「私達、先を急いでるの。礼には及びませんよ」
 トリアさんも驚いていた様子でしたが、冷静な態度で対応してくれます。
 そう、ルルベルと食事などしたいけど、そんなことして後々迷惑をかけるわけにはいきません。僕らは王宮に弓引くラミア軍なんだ。
「でもっ、こんなに良くしていただいて、何もお礼できないのは……」
 何だかオロオロするルルベル。
「そうだっ! でしたら」
「はい?」
「僕を、少しだけ、抱きしめてもらえませんか?」

 つい口をついて出た言葉。
 いけない、衝動的に変なこと言ってしまった。
 ルルベルのきょとんとした顔。

「それを、お礼に?」
「あっ、いえ、とんでもない無礼なことを! すみません、忘れて下さい」
 す、とルルベルは近づいてきます。
「そんなことで、いいんですか?」
「えっ……はっ、はい。僕みたいな者が、お姫様に抱かれるのは、一生の思い出になりますので……」
「くうう! ものすごく気持ち分かるぞ! あんちゃん!」
 職人さんの声。
「正式なお礼は後ほど改めてさせていただきたいのですが……」
 微笑むルルベル。

 ルルベルは両手を広げ、目の前に。
 ゆっくりと腕を閉じ、僕を優しく包み込む。
 そして、腕に力を込め、ぎゅっと。

 あの頃の、幸せだったあの頃の感覚が蘇る。
 同じだ。
 時をさかのぼったみたいに同じ。
 あの頃のまんま。
 あったかい……。


「へえ、アレンぃはあんな人が好みなんだ」
 テンテの声が聞こえてきます。
「えっ?!」
 トリアさんの上擦った小さな叫び。
「兄ぃと一緒にいる女はみんな基本、気が強そうだもんね。泣き虫に惹かれるんだよ、アレン兄ぃは」
「えええっ?!」
 崩折れるようなトリアさんの声。
 困りました。変な誤解を与えてしまったようです。

 焦りながらも、ずっと抱きしめていてくれるルルベルに僕はいつまでも甘えていました。



 宿へ戻る道のり、トリアさんは何だかちょっと不機嫌です。
 は、話しかけづらい……。

「それにしてもびっくりしたなぁー。あんな物持ち歩いてるなんてさすがお尋ね者だよ!」
 テンテはしきりに感心しています。
「でも良かったよ! 貰った物だなんて雑な嘘で誤魔化せて」
 いや、本当に盗品なんかじゃないんだよ……。
 
 それはそうと……落ち着いてよく考えてみると、自分がどんなに浅はかだったか分かります。
 みんなに賊になって暴れてもらってルルベルを攫うだなんて……。
 確実にラミア軍の本来の目的の障害となる愚策でした。
 平穏に解決できてよかった。
 首飾りをくれたあのご婦人のおかげです。
 
 そう、凄まじく高価な首飾り。
 あの方はいったいどんな家の人だったのでしょう。




 宿の部屋に戻るとトーマさんと騎士の中の人が仲良く談笑していました。
「あっ、おかえり! この人は昨夜の騎士さん! ドン・マルチネス・ポラリアーノなんとかさんだよ! 略してドンマルさん!」
 紹介してくれるトーマさん。
「ああ、朝方はどっ、ども」
 顔を赤らめながらドンマルさんは頭を下げます。
 トリアさんを先頭に僕達も会釈して中に入っていきました。
「ミノス軍に戦いを挑みに行くんだって話したら意気投合してね!」
「義勇兵の皆さんだったとは恐れいっただよ。おらも国軍に入ったら上官に進言してすぐに応援に駆けつけるつもりだ」
 能天気な台詞にトリアさんはちょっと呆れ顔です。

 すぐにルキナさんも戻ってきました。
「この町の神殿はアースにある正殿からの分殿ですけど、なかなかどうして格式高い佇まいでしたわ」
 ほうっ、と満足そうに溜め息をつく。
「さすがは古代八家ゆかりの神殿ですわね」
 町の神殿にお詣りに行っていたみたいです。

 続いて帰ったのはフィンさんとガンプさん。
「古代八家の伝統を感じさせる物があるかと思ったんだけどねぇ」
「平凡な刀剣しか置いとらんかったのう」
 こちらは二人して刀剣店へ行っていた様子。
 どうやら期待外れだったようです。
「あ、これ持ってなよ」
 フィンさんは僕に短剣を差し出しました。
「お土産」
「あっ、ありがとうございます」
 確かに短剣くらいは持っていた方が良さそうです。

「そうだ、フィンさん」
「ん?」
 僕は首飾りの件を話しました。
「へえ、ボクが貰った懐中時計も相当高価な物だとは思ってたけど、そこまでとはねぇ。まぁ、懐中時計持ってる時点でレベル違うよね」
「あの方達のお名前は……」
「ブラウン夫妻と名乗ってたよ。珍しい名字でもないし、どういう人なのかは分かんないね。奥さんの旧姓は知らないし」
「そうですか。機会があればちゃんとお礼を言いたいのですが……」
 奥さんの名を旦那さんが叫んでいましたが、何という名前だったかどうしても思い出せません。
 あのバッハさんって人に詳しいことを聞いておけばよかったと悔やまれます。


「お腹へったー。お昼はー?」
 テンテが大の字に寝転びながら言いました。
「ラミアちゃんが戻るまでちょっとお待ちなさい」
 ルキナさんが答えます。

 しばらく歓談していると階段を昇ってくる音。
「ただいまー」
 飛び込んできたラミアさん。
 途端にトーマさんとルキナさんが鼻血を噴きました。
「どう?」
 ラミアさんはくるっと一回転。

 胸元が大きく開いたノースリーブの、丈が短く薄い生地のトップス。
 おへそを出してローライズのマイクロミニスカ。全て純白。そして生足。
 なんて格好してるんでしょう。買い物ってこれ?
 調子に乗りすぎではないでしょうか。
 露出の多い格好への憧れをずっと抑圧し続けてきたのかも知れませんが、反動がひどい。
「町を歩いてたら誰もが振り返って見るの!」
 そりゃその服装でガミガミ女の仮面を被っていたら……。
 部屋のみんなは黙って引き攣った笑顔を見せるだけです。
 ただ、テンテだけがぽつりと感想を述べました。
「盛りのついた白猫みたい」


 昼食を終えると僕達は出発の準備を始めました。
 ドンマルさんは「おらも途中まで一緒に行くだ」と、昼食前にそう言い残して自分の部屋に戻っています。
 さすがにラミアさんは元の姿に。
 ぞろぞろと宿を出ると甲冑フル装備で馬に跨がるドンマルさんの姿。
「あれ、異質すぎて笑えるねぇ」
 フィンさんがひどいことを言います。
 王宮の伝統騎士団も似たようなものだと思うのですが。
 ただ、戦場でもない町の中にあの姿で一人ぽつんといるのは確かに違和感ありすぎなんですけど。
 
 ドンマルさんと合流すると、僕達は町の出入り口に向けて歩き始めました。
 僕はちょっと名残惜しくて、列の最後を歩きながら何度も来た道を振り返る。
 ルルベルが手を振りながら走ってきてるんじゃないかって。
 宿の場所とかスケジュールとか、何度聞かれても一切教えなかったので有り得ないんですけど。
 ドモラからの帰りにまたルルベルに会えるといいな。

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