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『殺して』
頭の中で誰かが叫ぶ
その声で、私は現実世界から引き離された
容赦なく降り注ぐのは
自分で自分を傷つける夢
ガラスを叩き割り
クビをナイフで切りつけて
周りのモノを壊し
自分を追い詰めていく
ただのイメージ。
でも、問答無用で頭の中を駆け巡るソレに
私は恐怖を覚えつつも
そうしなければと思えてきた。
『殺して』
『殺して』
『殺して』
きっと、それは願望なのかもしれない。
ふと、そう思ったとき
私の最後にある足かせが弾かれた
モノクロームのイメージは
いきなり鮮やかなカラーに変わる。
否、それはイメージなんかじゃなかった
夢見心地の目で
私の周りを染めていく赤は
……私のモノで
それが本当のリアルだということに
気がつかないままに…
……私は深い眠りについた。
そう、二度と目覚めない眠りに。
頭の中で誰かが叫ぶ
その声で、私は現実世界から引き離された
容赦なく降り注ぐのは
自分で自分を傷つける夢
ガラスを叩き割り
クビをナイフで切りつけて
周りのモノを壊し
自分を追い詰めていく
ただのイメージ。
でも、問答無用で頭の中を駆け巡るソレに
私は恐怖を覚えつつも
そうしなければと思えてきた。
『殺して』
『殺して』
『殺して』
きっと、それは願望なのかもしれない。
ふと、そう思ったとき
私の最後にある足かせが弾かれた
モノクロームのイメージは
いきなり鮮やかなカラーに変わる。
否、それはイメージなんかじゃなかった
夢見心地の目で
私の周りを染めていく赤は
……私のモノで
それが本当のリアルだということに
気がつかないままに…
……私は深い眠りについた。
そう、二度と目覚めない眠りに。
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