6人の勇者の中にチーター勇者がいるけどそれ私です

みさにゃんにゃん

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9話 チアルタ鳳凰録(上ノ巻)

大事な事は結局後々知ることになる

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東の都チアルタ京都市みやことし

私達はフェリムの集落を抜けしばらく歩いた後チアルタに到着した。

「これは…」

私達は到着した同時に少し戸惑っている。
なぜかと言うと街並みが江戸時代っぽい雰囲気で住人もそれっぽいのも居れば大正ロマンみたいな感じの人もいて反応に困るというのが今の現状である。

「僕もここに召喚された時驚いたよ」
「ていうか建物とかマジで日本建築なのは別にいいけど住民の服装が西洋だったり和服だったり…統一してくんね……まあ、個人のファッションに関して口出しはしねぇけどさ…」

ひとしきり街を案内されながら私達はとある屋敷に連れていかれた。

「ここは?」
「ここは僕の師範に当たる人が住んでる屋敷で僕もここにお世話になってるんだよ。」
「師範つーと…やっぱその人もこの国のお偉いさんか元勇者っていう?」
「まあ、そうだね まっててジンさんを連れてくるから」

私達は道場的な場所で待機となりタクヤが戻ってくるのを待った。

「ド○○もんみたいな雷ジーさん的なやつだったらどうする?」
「まっさかー もしそうだったら爆笑もんだよ」

などと話していると背後に妙な気配を感じた。

「!」

振り返った瞬間に背後にいたやつはいきなり木刀で斬りかかってきた。
当然私とツバサは避けたがマサトだけ木刀の餌食に。

「お前仮にも勇者なら避けろし」
「ダメだ聞こえちゃいねぇ気絶してるわ」
「おふた方!また来ます!」

メルちゃんの声にハッと気づいて私達は襲ってきた相手の攻撃をかわしていく。

「(こいつは一体なんなんだ? 新手の道場破りなのか!?)」

男の容姿はまるで侍のように髪をポニーテール的な感じで結っていて着物は袴ではなくあの…ほら伝わる?男の人でもさ女の人と同じ感じの着物着てる…そうあんな感じ名前知らんけど多分着物で合ってると思う。

「佐々木!」
「なんだ常ちゃん!」
「常磐だ!常磐!」
「で?なんだよ 」

ツバサは呆れまじにり私を睨んだ後溜息をつきながら二丁拳銃を取りだした。

「いいか、俺は後方支援お前は前線攻撃を頼む」
「無茶ほざけ 私の武器は鞭だ私も後方支援の分類に入る! そうだよね!メルちゃん!」
「あ、いえ…その言い忘れていたのですが勇具は持ち主が望めばどんな武器にも姿を変えます…」
「大事なことを9話になって言うことか!?」
「お前何言ってんだ?」

ほんと自分でも何言ってんだか…9話って何?
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