6人の勇者の中にチーター勇者がいるけどそれ私です

みさにゃんにゃん

文字の大きさ
上 下
32 / 53
8話 炎の勇者

テッテレー!は定番でしょ!?

しおりを挟む
黒煙を纏った刀……なんかのアニメで見たことあるな…

「行くよ【黒炎竜乱舞】」

名前も厨2っぽい!

やつの放った攻撃はヒダルマに完全にクリンヒットし、そしてヒダルマは黒焦げとなって灰になった。

「一瞬で灰に…」
「(コイツ…もしかして…)」

男は刀を鞘に収めニコッと笑いながら振り返った

「フェリムの集落の皆さんこれで大丈夫ですよ ヒダルマは僕達6勇者のうち4人の勇者が倒しましたから」
「アンタも勇者だったんだ…」
「もしかしてお前がじーさんの言っていた"炎の勇者"か?」

イケメンはニコリとさわやかに笑った。

「チアルタ京都市みやことし 第2勇者旭川拓哉 炎の勇者名乗らせてもらってるんだ、よろしくね」
「これ私らも名乗らなきゃいけないパティーン?」
「状況的にな」

まじかまあいいけど。

「俺はティグリティアって国の第1勇者やってる 常磐 翼だ」
「私はレディアンの第2?勇者の佐々木 瞳羽」
「僕は━━━…」
「変態で非常食」
「違うでしょ! 僕は獣人のおんにゃの子だらけのハーレム王的な感じで召喚された勇者霧島 勝斗だよ!」
「自分でハーレム王とか…」
「「引くわー…」」

私とツバサでハモリながらドン引く。

「あはは…よ、よろしくね」

引き笑いしてんぞ

などと会話をしているとフェリムのジーさんが出てきた

「おお! 貴方様はもしかして炎の勇者! 
いやはや…助かりました なんとお礼をして良いやら… 」
「いえいえ、勇者として当然のことをしたまでですよ長老様」
「あなた方も我々フェリムの他身の安全面を考慮していただきありがとうございます。
これはお礼ですが」

じーさんは宝石を渡してきた。

「うぇへい! え!こんなに!? マ!?」
「落ち着け…」
「長老様…受け取れません 僕らは宝石目当てで戦った訳では…」
「分かっております ですがこれはあなたがたにとっては役に立つ代物です」

金にしろってか?

「この魔力結晶はあなた方の属性に合わせてくれる宝石です。 お役に立てるでしょう。」
「…ありがとうございます長老様」
「ジーちゃんありがとう」
「ありがたく貰う」
「ありがとう!」
「テッテレー! 勇者は魔力結晶を貰った」
「うるせえ」

我々が宝石を受け取った瞬間に宝石が光輝いた。
私は水の加護があるから魔力結晶はサファイアみたいな綺麗な色になった。

ツバサはなんでか2つに分裂したけどあ、そういえば光と闇とか言ってたな。
白黒とは……

「お前今思ってること口に言ったらぶっ飛ばすからな」
「いや!なんも思ってねぇよ!」

オセロと思っただけだけど。

タクヤはルビーだ炎だから ていうか私らってわかりやすい色だなおい。

デブ…もといマサトは……なんか…あれ…名前なんだっけ…トパーズ? なんかそれっぽい綺麗な黄色い色だ。

「お前加護受けてないって言ってなかったか?」
「な、なんでだろう…」

知るか

「多分おそらくフォルファナは召喚と同時に加護を投与されているかと」
「メルちゃんお疲れ それってその国だけなん?」
「はい フォルファナの召喚の祭壇は地龍ダンデ様の祠もありますので」
「なるほどこいつは初めから加護持ち勇者ってことだったか。」

「つーかこれからどうすんだよ?」
「それならチアルタがここから近いからしばらくの間休んでいきなよ。」
「まじか じゃあお言葉に甘えよう」

私たちはフェリムの集落をあとにした。

「てってれ~! タクヤが仲間になった」
「それもういいわ!」
「あはは…ありがとう」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

原産地が同じでも結果が違ったお話

よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。 視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-

星里有乃
ファンタジー
 旧タイトル『美少女ハーレムRPGの勇者に異世界転生したけど俺、女アレルギーなんだよね。』『アースプラネットクロニクル』  高校生の結崎イクトは、人気スマホRPG『蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-』のハーレム勇者として異世界転生してしまう。だが、イクトは女アレルギーという呪われし体質だ。しかも、与えられたチートスキルは女にモテまくる『モテチート』だった。 * 挿絵も作者本人が描いております。 * 2019年12月15日、作品完結しました。ありがとうございました。2019年12月22日時点で完結後のシークレットストーリーも更新済みです。 * 2019年12月22日投稿の同シリーズ後日談短編『元ハーレム勇者のおっさんですがSSランクなのにギルドから追放されました〜運命はオレを美少女ハーレムから解放してくれないようです〜』が最終話後の話とも取れますが、双方独立作品になるようにしたいと思っています。興味のある方は、投稿済みのそちらの作品もご覧になってください。最終話の展開でこのシリーズはラストと捉えていただいてもいいですし、読者様の好みで判断していただだけるようにする予定です。  この作品は小説家になろうにも投稿しております。カクヨムには第一部のみ投稿済みです。

処理中です...