6人の勇者の中にチーター勇者がいるけどそれ私です

みさにゃんにゃん

文字の大きさ
上 下
30 / 53
8話 炎の勇者

ブチッ

しおりを挟む
「勇者様! どうかヒダルマを倒してください!そいつのせいで我々は毎日夜も眠れません!」

嘘こけ、昨日爆睡だったじゃねぇか。

「あのおじーさん鼻ちょうちんだして寝てたよね ぐっすりだったよね」
「おいデブそこは言わないのが優しさだろうが」
「そうよそうよ! ツバサくんの言う通りだわ! デブスは引っ込んでなさい!」

ひどい言われようである、ちなみに私は人を見た目で判断はしない。

「とにかく私達勇者3人であのデカブツを倒す、メルとそこのポニーテールは集落内にいるフェリム人を非難させろ」
「は、はい!」
「私に命令しないでよ! 私に命令していいのはツバサくんただひと…」
「やれロッテ」
「ツバサくん…!(私の事名前で呼んでくれた…!)
私頑張る! その後結婚ね!ツバサくん!」

気が早ぇよ それにツバサ当人は無視して二丁拳銃でバンバン撃ってんぞ。

「鉛玉効くの?」
「水属性の弾で撃ってんだけど全然効かねぇ 」
「やっぱ村長の言うことは本当だったか…」
「だからさっきから言っておりますよ!」
「…村長倒し方とか知らんの?」

「あるにはあるのですが… このヒダルマを倒すことが出来るのは"炎の加護"を持っている方でないとこのヒダルマは倒せません」

私たち3人は黙って村長を見たあとお互いの持っている加護を言い合った。

「お前ら加護属性はなんだ? おれは光と闇だ」
「厨2かよ 服装もそうだけども」
「シバくぞへそ出し」

へ、へそ出し!? 確かにちらりとだけどへそは見えるし!? ちょっと奇抜なファッションだとは思うけど今言うことか!?

「ぼ…僕はまだ加護ない…」
「「だろうな」」

だって加護受けに行かす暇すら与えなかったし

「で? お前は?淫乱女」
「おい、なんでへそ出しから淫乱女にランクアップしてんだよ ぶっ転がすぞ このデブを」
「僕なの!?」

という冗談はさておいて…

「私の属性加護? 水だよ 」
「そうか」

「でも、属性加護を貰ってもその力すら使えないから意味なし」

するとツバサは呆れながらもため息をついてきやがった。

「お前こんな簡単なことも出来ねぇの?」


ブチッ
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

原産地が同じでも結果が違ったお話

よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。 視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-

星里有乃
ファンタジー
 旧タイトル『美少女ハーレムRPGの勇者に異世界転生したけど俺、女アレルギーなんだよね。』『アースプラネットクロニクル』  高校生の結崎イクトは、人気スマホRPG『蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-』のハーレム勇者として異世界転生してしまう。だが、イクトは女アレルギーという呪われし体質だ。しかも、与えられたチートスキルは女にモテまくる『モテチート』だった。 * 挿絵も作者本人が描いております。 * 2019年12月15日、作品完結しました。ありがとうございました。2019年12月22日時点で完結後のシークレットストーリーも更新済みです。 * 2019年12月22日投稿の同シリーズ後日談短編『元ハーレム勇者のおっさんですがSSランクなのにギルドから追放されました〜運命はオレを美少女ハーレムから解放してくれないようです〜』が最終話後の話とも取れますが、双方独立作品になるようにしたいと思っています。興味のある方は、投稿済みのそちらの作品もご覧になってください。最終話の展開でこのシリーズはラストと捉えていただいてもいいですし、読者様の好みで判断していただだけるようにする予定です。  この作品は小説家になろうにも投稿しております。カクヨムには第一部のみ投稿済みです。

処理中です...