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6話 決着の時
異常
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『この国獣人や色んな種族の女の子がいるの!?』
『ええ、ここは男性禁制女人国です。
ただし禁制と言っても許可されたものしか入国は認められておりません』
『許可?』
『この国の検問審査の女人に許可証、手形、重要許可証などでないと入れません 万が一入れたとしても警備隊が出動してあっと言う間に捕らえるでしょう。
ですが王族や勇者などは許可書なしでも入れることは入れます』
『なるほど~ じゃあ僕は召喚されちゃってるから堂々としてればいいんだよね!』
『はい、 後ほど貴方の証明許可証を…』
『そんなもの要らないよ』
『!?』
『だってさぁ~ そんなものがなくても結局は僕入れちゃうんでしょ? それに僕この国から出るつもりないし』
そう言いながらマサトは偉そうにソファーにふんぞり返る。
『で…ですが貴方はこの国の…いえ、この世界の"5人の勇者"の内のその1人ですので…それに魔王を倒してもらわないと…』
『はぁー? なんで僕が そんな危ないことしなくちゃいけないわけ? そんなの残りの雑魚勇者に任せるよ僕は桃源郷に召喚されたから思う存分女の子のハーレムを作らなきゃ行けないんだよ!』
その言葉に何人もの兵士が血管を浮き上がらせ顔を真っ赤にしてマサトに剣を向けた。
『貴様ァ! 女王様の御前でなんという無礼!!
貴様みたいなのが勇者だと我々は認めん!』
『ふーん? じゃあ今ここで認めさせてあげるよ』
するとマサトの周りから桃色の霧が発生し周りの兵士を霧が飲み込んだ。
『これは…フィーネ…! (召喚されて間も無いのにもう扱えるなんて… それにこのフィーネは状態異常…) ハッ ミューリエ! クロエ! ミューリエは!?』
『は、はい! 姫様は…』
『母上~! 勇者を見に来たのじゃ~!』
最悪の状況でこの国の姫君ミューリエが王の間に勢いよく駆け込んできた。
その状況に女王もメイドのクロエも焦り始める。
『ミューリエ! ここに来てはなりません!』
『ほぇ? なぜなのじゃ? 母上…?』
ミューリエは今の状況を全く理解しておらずゆっくりと女王の元へ小走りして行った。
『止まりなさい!』
『! は…母上…?』
『今は来てはなりません!』
ミューリエがオドオドとしている間に兵士たちを包んでいた霧が晴れそこに飛び込んできた光景はマサトの周りで膝をつきつつも自我をなんとか保っている兵士たちの姿だった
『ど…どうしたのじゃ!? みんな!』
『ぐぅ……貴様…! 我々に一体何をした…?』
『妙な技を使いおって……!』
『(妙な技… やはり状態異常系の魔法! このままではまずいわ… 私には戦う力なんてないしこの子を守りきれるかどうか…)』
『姫様…女王様、お逃げ下さい! 我々だけでもここは食い止めます』
騎士や兵士たちは力を振り絞りながらマサトに刃を向ける。
『いいのかな~? 俺にそんなことしちゃって~? 君たちは僕に従うしかないんだよ』
『巫山戯るな! 我々は貴様のような下賎な男を勇者とは認めん!』
『いいや、俺の事を認めるし好きになっちゃうよ、今すぐにね!』
そう言うと霧が部屋中を包み込んだ
『お二人共! お許しください!』
メイドのクロエはそう言うと勢いよく2人を王の間からせり出した
『クロエ! お主もここから出るのじゃ! 早く…!』
『女王様、姫様申し訳ございません… できるだけ遠くへお逃げ下さい…』
「そのあとはなんとか城内を逃げていたのですが勇者様にみつかり私は地下牢…ミューリエは運良くどこかへ身を隠した見たいです」
「……なるほど、分かりました じゃあその、バカをシバキに行きましょう」
「……………え?」
『ええ、ここは男性禁制女人国です。
ただし禁制と言っても許可されたものしか入国は認められておりません』
『許可?』
『この国の検問審査の女人に許可証、手形、重要許可証などでないと入れません 万が一入れたとしても警備隊が出動してあっと言う間に捕らえるでしょう。
ですが王族や勇者などは許可書なしでも入れることは入れます』
『なるほど~ じゃあ僕は召喚されちゃってるから堂々としてればいいんだよね!』
『はい、 後ほど貴方の証明許可証を…』
『そんなもの要らないよ』
『!?』
『だってさぁ~ そんなものがなくても結局は僕入れちゃうんでしょ? それに僕この国から出るつもりないし』
そう言いながらマサトは偉そうにソファーにふんぞり返る。
『で…ですが貴方はこの国の…いえ、この世界の"5人の勇者"の内のその1人ですので…それに魔王を倒してもらわないと…』
『はぁー? なんで僕が そんな危ないことしなくちゃいけないわけ? そんなの残りの雑魚勇者に任せるよ僕は桃源郷に召喚されたから思う存分女の子のハーレムを作らなきゃ行けないんだよ!』
その言葉に何人もの兵士が血管を浮き上がらせ顔を真っ赤にしてマサトに剣を向けた。
『貴様ァ! 女王様の御前でなんという無礼!!
貴様みたいなのが勇者だと我々は認めん!』
『ふーん? じゃあ今ここで認めさせてあげるよ』
するとマサトの周りから桃色の霧が発生し周りの兵士を霧が飲み込んだ。
『これは…フィーネ…! (召喚されて間も無いのにもう扱えるなんて… それにこのフィーネは状態異常…) ハッ ミューリエ! クロエ! ミューリエは!?』
『は、はい! 姫様は…』
『母上~! 勇者を見に来たのじゃ~!』
最悪の状況でこの国の姫君ミューリエが王の間に勢いよく駆け込んできた。
その状況に女王もメイドのクロエも焦り始める。
『ミューリエ! ここに来てはなりません!』
『ほぇ? なぜなのじゃ? 母上…?』
ミューリエは今の状況を全く理解しておらずゆっくりと女王の元へ小走りして行った。
『止まりなさい!』
『! は…母上…?』
『今は来てはなりません!』
ミューリエがオドオドとしている間に兵士たちを包んでいた霧が晴れそこに飛び込んできた光景はマサトの周りで膝をつきつつも自我をなんとか保っている兵士たちの姿だった
『ど…どうしたのじゃ!? みんな!』
『ぐぅ……貴様…! 我々に一体何をした…?』
『妙な技を使いおって……!』
『(妙な技… やはり状態異常系の魔法! このままではまずいわ… 私には戦う力なんてないしこの子を守りきれるかどうか…)』
『姫様…女王様、お逃げ下さい! 我々だけでもここは食い止めます』
騎士や兵士たちは力を振り絞りながらマサトに刃を向ける。
『いいのかな~? 俺にそんなことしちゃって~? 君たちは僕に従うしかないんだよ』
『巫山戯るな! 我々は貴様のような下賎な男を勇者とは認めん!』
『いいや、俺の事を認めるし好きになっちゃうよ、今すぐにね!』
そう言うと霧が部屋中を包み込んだ
『お二人共! お許しください!』
メイドのクロエはそう言うと勢いよく2人を王の間からせり出した
『クロエ! お主もここから出るのじゃ! 早く…!』
『女王様、姫様申し訳ございません… できるだけ遠くへお逃げ下さい…』
「そのあとはなんとか城内を逃げていたのですが勇者様にみつかり私は地下牢…ミューリエは運良くどこかへ身を隠した見たいです」
「……なるほど、分かりました じゃあその、バカをシバキに行きましょう」
「……………え?」
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