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5話 2人目の勇者君
フォルファナの女王
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天空社 ──神の間───
「良かったのですか? 全神様 あの者に洗脳の解き方を教えなくて」
「うん だってポンポンポンポン 答え教えちゃったら自分のためにもならないでしょ?
だからあの子には時に自分で考えることをさせなきゃ成長はできない」
◇◆◇◆◇◆◆
「ゼェゼェ… ここまで来れば…… (それにしても逃げてる間にいつの間にか地下牢? でいいのか? そんなところにまで来てしまった。)」
「そこに誰かいるのですか?」
「! 誰!?」
謎の声に驚き勢いよく振り返るとケモ耳を生やした綺麗な女の人が牢屋の中にいた。
「レティアンの2代目勇者様ですね?
お初にお目にかかります 私はこのフォルファナ王国第3代目女王 エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナと思うします」
「女王…? 何故この国の女王様がここに?」
「はい…それは昨日のことです…」
────────── 1日前
『皆さん、準備はよろしいですね?』
『はい、フォルファナはいつでも』
『チアルタも完璧よ』
『こちらもよろしいです』
『万全だ』
『それでは! 5国勇者同時召喚を始めます!』
モニター会話をしながら5国の召喚主又は王達が儀式を始めようとしていた。
『(伝承通りに成功すれば 5人の強い勇者が現れる時平和へと導く…でしたね、例えどんな勇者が召喚されたとしてもこの国の…この世界の英雄となる御方だから仮に男が召喚されても差別なく扱いましょう)』
レティアン王国の召喚主メル・アンジュが呪文を唱え終わり空に虹色のオーロラが現れた。
『来たれ!5人の勇者よ!』
その言葉を合図に5つの光が分散されその1部の光がこちらにフォルファナ王国に飛んできた。
『女王陛下…!』
『遂に来ましたね 我が国の召喚勇者が───…』
眩い光はゆっくりと治まり勇者が姿を現した。
『女王様! こやつ男です!』
『如何なさいます!?』
『まあ、待ちなさい』
女王は、ゆっくりと召喚勇者に近づいて行った。
『ようこそ フォルファナ王国へ 召喚勇者様
私は貴方の主でこの国の女王エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナです あなたの名は?』
『え、あ…き 霧島…勝斗……』
『マサト様ですね それでは貴方様にはこの国の事、世界の事をお伝え致しましょう』
「それまでは良かったのですが その後で勇者様はいきなりと豹変してしまいました」
「豹変?」
「良かったのですか? 全神様 あの者に洗脳の解き方を教えなくて」
「うん だってポンポンポンポン 答え教えちゃったら自分のためにもならないでしょ?
だからあの子には時に自分で考えることをさせなきゃ成長はできない」
◇◆◇◆◇◆◆
「ゼェゼェ… ここまで来れば…… (それにしても逃げてる間にいつの間にか地下牢? でいいのか? そんなところにまで来てしまった。)」
「そこに誰かいるのですか?」
「! 誰!?」
謎の声に驚き勢いよく振り返るとケモ耳を生やした綺麗な女の人が牢屋の中にいた。
「レティアンの2代目勇者様ですね?
お初にお目にかかります 私はこのフォルファナ王国第3代目女王 エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナと思うします」
「女王…? 何故この国の女王様がここに?」
「はい…それは昨日のことです…」
────────── 1日前
『皆さん、準備はよろしいですね?』
『はい、フォルファナはいつでも』
『チアルタも完璧よ』
『こちらもよろしいです』
『万全だ』
『それでは! 5国勇者同時召喚を始めます!』
モニター会話をしながら5国の召喚主又は王達が儀式を始めようとしていた。
『(伝承通りに成功すれば 5人の強い勇者が現れる時平和へと導く…でしたね、例えどんな勇者が召喚されたとしてもこの国の…この世界の英雄となる御方だから仮に男が召喚されても差別なく扱いましょう)』
レティアン王国の召喚主メル・アンジュが呪文を唱え終わり空に虹色のオーロラが現れた。
『来たれ!5人の勇者よ!』
その言葉を合図に5つの光が分散されその1部の光がこちらにフォルファナ王国に飛んできた。
『女王陛下…!』
『遂に来ましたね 我が国の召喚勇者が───…』
眩い光はゆっくりと治まり勇者が姿を現した。
『女王様! こやつ男です!』
『如何なさいます!?』
『まあ、待ちなさい』
女王は、ゆっくりと召喚勇者に近づいて行った。
『ようこそ フォルファナ王国へ 召喚勇者様
私は貴方の主でこの国の女王エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナです あなたの名は?』
『え、あ…き 霧島…勝斗……』
『マサト様ですね それでは貴方様にはこの国の事、世界の事をお伝え致しましょう』
「それまでは良かったのですが その後で勇者様はいきなりと豹変してしまいました」
「豹変?」
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