6人の勇者の中にチーター勇者がいるけどそれ私です

みさにゃんにゃん

文字の大きさ
上 下
20 / 53
5話 2人目の勇者君

フォルファナの女王

しおりを挟む
天空やしろ ──神の間───

「良かったのですか? 全神様 あの者に洗脳の解き方を教えなくて」

「うん だってポンポンポンポン 答え教えちゃったら自分のためにもならないでしょ?
だからあの子には時に自分で考えることをさせなきゃ成長はできない」





◇◆◇◆◇◆◆


「ゼェゼェ… ここまで来れば……  (それにしても逃げてる間にいつの間にか地下牢? でいいのか? そんなところにまで来てしまった。)」

「そこに誰かいるのですか?」

「! 誰!?」


謎の声に驚き勢いよく振り返るとケモ耳を生やした綺麗な女の人が牢屋の中にいた。



「レティアンの2代目勇者様ですね?
お初にお目にかかります 私はこのフォルファナ王国第3代目女王 エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナと思うします」
「女王…?  何故この国の女王様がここに?」

「はい…それは昨日のことです…」





────────── 1日前


『皆さん、準備はよろしいですね?』
『はい、フォルファナはいつでも』
『チアルタも完璧よ』
『こちらもよろしいです』
『万全だ』

『それでは! 5国勇者同時召喚を始めます!』


モニター会話をしながら5国の召喚主又は王達が儀式を始めようとしていた。


『(伝承通りに成功すれば 5人の強い勇者が現れる時平和へと導く…でしたね、例えどんな勇者が召喚されたとしてもこの国の…この世界の英雄となる御方だから仮に男が召喚されても差別なく扱いましょう)』

レティアン王国の召喚主メル・アンジュが呪文を唱え終わり空に虹色のオーロラが現れた。

『来たれ!5人の勇者よ!』

その言葉を合図に5つの光が分散されその1部の光がこちらにフォルファナ王国に飛んできた。



『女王陛下…!』
『遂に来ましたね 我が国の召喚勇者が───…』

眩い光はゆっくりと治まり勇者が姿を現した。


『女王様! こやつ男です!』
『如何なさいます!?』
『まあ、待ちなさい』

女王は、ゆっくりと召喚勇者に近づいて行った。



『ようこそ フォルファナ王国へ 召喚勇者様
私は貴方の主でこの国の女王エミーエ・フォン・シュトラルク・ドゥ・フォルファナです あなたの名は?』

『え、あ…き  霧島…勝斗マサト……』

『マサト様ですね それでは貴方様にはこの国の事、世界の事をお伝え致しましょう』














「それまでは良かったのですが その後で勇者様はいきなりと豹変してしまいました」

「豹変?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

原産地が同じでも結果が違ったお話

よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。 視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?

シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。 クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。 貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ? 魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。 ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。 私の生活を邪魔をするなら潰すわよ? 1月5日 誤字脱字修正 54話 ★━戦闘シーンや猟奇的発言あり 流血シーンあり。 魔法・魔物あり。 ざぁま薄め。 恋愛要素あり。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-

星里有乃
ファンタジー
 旧タイトル『美少女ハーレムRPGの勇者に異世界転生したけど俺、女アレルギーなんだよね。』『アースプラネットクロニクル』  高校生の結崎イクトは、人気スマホRPG『蒼穹のエターナルブレイク-side イクトス-』のハーレム勇者として異世界転生してしまう。だが、イクトは女アレルギーという呪われし体質だ。しかも、与えられたチートスキルは女にモテまくる『モテチート』だった。 * 挿絵も作者本人が描いております。 * 2019年12月15日、作品完結しました。ありがとうございました。2019年12月22日時点で完結後のシークレットストーリーも更新済みです。 * 2019年12月22日投稿の同シリーズ後日談短編『元ハーレム勇者のおっさんですがSSランクなのにギルドから追放されました〜運命はオレを美少女ハーレムから解放してくれないようです〜』が最終話後の話とも取れますが、双方独立作品になるようにしたいと思っています。興味のある方は、投稿済みのそちらの作品もご覧になってください。最終話の展開でこのシリーズはラストと捉えていただいてもいいですし、読者様の好みで判断していただだけるようにする予定です。  この作品は小説家になろうにも投稿しております。カクヨムには第一部のみ投稿済みです。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

処理中です...