6人の勇者の中にチーター勇者がいるけどそれ私です

みさにゃんにゃん

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5話 2人目の勇者君

謎のデブ

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フォルファナ王国 検問前

「さて、着いたな」
「着きましたね、フォルファナは入国審査があるので厳しい検査の後に入国できます」
「どんな検査されるのやら…」

少し呆れながらに私は検問受付へと向かう

「フォルファナ王国へようこそ あっ、貴女は女性なのでどうぞお入りください。
あのあのお方・・・・もお喜びになります」

あのお方?

「ねえ、すんなり入れたけど 厳しい検査するんじゃなかったの?」
「おかしいですね… 女性も男性も念入りに持ち物検査や入国目的を聞くはずなのですが…」

「ということはギルドマスターの言う通りこの国の勇者が何かしたかこの国自体に何か異変が起きたかの2択だな」
「ですね とりあえずファフュリア城へ向かいましょう」

噛みそうな名前の城 と思いながら私達は城の方角へ進んだ。


◇◆◇◆◇◆◇

「あ、貴女は女性ですね はいいですよどうぞどうぞお入りください! 
あのお方は女性が大好きなので貴女がたもきっと気に入られるでしょう!」

「は、はあ?」

城の見張りの兵も検問の人と同じようなことを言っていた。
やはり何かあったとしか思えない。

そう思いながら白の中に入るといきなり空間が歪み、気づけば玉座の部屋に到着していた。

「これは…空間転移魔法…!」

さすがファンタジーようやくそれっぽいことをさせてきやがる。

そんなことを考えているとさっきまで誰も座っていなかったハズの玉座から笑い声が聞こえてきた。

「デュフフフフフフフフフ… 新しい女の子だぁ~ 2人とも結構か、可愛いねぇ デュフ…デュフフフフフフフ…」

「「………」」

声の主が現れた瞬間私達は絶句+ドン引きした。
いや、ね? ただこいつが玉座に座ってふんぞり返ってるならまだしも こいつ素っ裸でしかも周りに露出度の高い女どもはべらせてる!
その光景に私達はドン引きせざるを得ない…


「デュフフフフ 僕がとっても魅力的だからうっとりしてるんだね さあさあ こっちにおいでよ
い~~~っぱい、い、いいいい、いいことしてあげるよぉ… デュフフフフフフフ」

何がいいことだ気持ち悪い こんなくそデブに誰が魅力を感じるか 馬鹿だろこいつ

「はぁ~い♡♡ かわいがってくださぁ~い♡♡♡♡」
「!?    メ…メル…ちゃん!?」

なんかメルちゃんの目がハートになってる…?

「ほら~ そっちの君もこっちおいでよォ~ 楽しいこといっぱいしようよ~」

「は? するわけねぇだろ気持ち悪い てかまず鏡見てこいキモヲタクソデブ とっとみんなを元に…」
「お前……今なんて言った?」

「気持ち悪い、鏡見てこい、キモオタクソデブ」
「僕の嫌いなワードを出すなぁァァ!!」
 
嫌いなワード?  てかこいつメンタル弱いな
たったこれだけのワードでキレるとか。
自分をかっこいいとでも思ってんのかねこのクソデブは


「お前はこれからものすごーく恥ずかしい辱めを受けてもらう! 覚悟しろへそ出し! ハレンチ女!」

「てめぇーにだけは言われたかねぇよ!!」

さて、あっちも本気だ本気になった程度こんなやつ一瞬だがな。
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