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第1部
その54 マリアナside 最悪ですわ
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マリアンナside
最悪ですわ…何故可愛くて天使のようなマリアが下々のようなことをしなければなりませんの?
それに2年の平民に偉そうに支持されるとムカつきますわ!
マリアを誰だと思っているんですの!? 公爵令嬢ですわよ!
「ルーロさんお疲れ様あとは薪に火をつけるんだけどそれは危険だから僕らに任せて」
「ルーロ嬢は他の班の女子に混ざって一緒に調理をしてくれ。」
「はぁ!? 嫌ですわ! 何故マリアがそんなことをしなくてはなりませんの? やるとすれば貴方々平民ですわ! 絶対に嫌ですわ!マリアは絶対にしませんわ………」
あら? あそこにいるのは……マリアのルッソ様ですわ!
あらあらあら? お姉様や邪魔な平民女は見当たりませんわね! これは好奇! お姉様達より出し抜いて二人の愛を育みますわ~!
「あっ! こら…ルーロさん! どこへ!」
「ほっとけあんな奴」
「同じ公爵令嬢でもここまで違うもんかね?」
などという後ろでそんなことを言われている何て知らずマリアは愛しのルッソ様の後を追いかけましたわ。
ルッソ様はズンズンと人気のない所にまで入っていきそこで立ち止まりました。
「ルッソさまぁ~♡ こんなところでぇ何を…」
マリアはルッソ様だと思いこみ後ろから思い切り抱き着きましたがルッソ様にしてはかなり大きくそれにルッソ様はこんなに体が大きく見えましたかしら?
「ルッソ様?」
呼びかけると同時にルッソ様は振り返りましたがそこに居たのはルッソ様ではなく巨漢な醜い男でした!
「ルッソ様じゃない!? あ…あなた誰ですの!?」
「ぐふふっ アリアたん…僕の後を着いてきたことは分かってたよぐふっぐふふふ♡」
気持ち悪い笑いをする醜男はマリアにゆっくり近づいてきましたわ。
「近づかないでくださいまし! これ以上近づくなら叫びますわよ!」
「いいよぉ~叫んでもぐふっ でも? ここは最深部だからだぁ~れも助けには来てくれないよ ぐふふふふふ♡」
「ふん! そんなのデタラメですわ!」
男の言うことはハッタリだと思いマリアは大声で助けを叫びましたがマリアの声が反響するだけでしたわ
「ほ~らね、だから助けを呼んでもむだなんだよ?
ほらマリアたん、こっちにおいでよ 僕と愛を育もう」
「嫌ですわ! 誰があなたみたいな醜男と愛なんて!アタシが愛しているのは…」
……愛しているのは…?
あら? マリアはルッソ様を愛しているはずですのに何故だか心がモヤモヤ致しますわ?
どうしてですの?
「愛しているのは僕でしょ? 照れ屋さんなんだからっ!」
「しまっ…」
いつの間にか目の前に来てマリアの手を掴んでいた。
「痛い…! 放してくださいまし!」
「大丈夫 僕が着いてるよマリアたん!」
はあはあと暑苦しく息切れを起こす目の前の男に益々気持ち悪さが跳ね上がりマリアはお腹の底から大きく「きゃあああ!」と悲鳴をあげました。
するとどこからともなく大きな人影が草むらから飛び出し醜男を倒しました。
そしてマリアを助けてくれたのは…
「あ…貴方は……っ」
最悪ですわ…何故可愛くて天使のようなマリアが下々のようなことをしなければなりませんの?
それに2年の平民に偉そうに支持されるとムカつきますわ!
マリアを誰だと思っているんですの!? 公爵令嬢ですわよ!
「ルーロさんお疲れ様あとは薪に火をつけるんだけどそれは危険だから僕らに任せて」
「ルーロ嬢は他の班の女子に混ざって一緒に調理をしてくれ。」
「はぁ!? 嫌ですわ! 何故マリアがそんなことをしなくてはなりませんの? やるとすれば貴方々平民ですわ! 絶対に嫌ですわ!マリアは絶対にしませんわ………」
あら? あそこにいるのは……マリアのルッソ様ですわ!
あらあらあら? お姉様や邪魔な平民女は見当たりませんわね! これは好奇! お姉様達より出し抜いて二人の愛を育みますわ~!
「あっ! こら…ルーロさん! どこへ!」
「ほっとけあんな奴」
「同じ公爵令嬢でもここまで違うもんかね?」
などという後ろでそんなことを言われている何て知らずマリアは愛しのルッソ様の後を追いかけましたわ。
ルッソ様はズンズンと人気のない所にまで入っていきそこで立ち止まりました。
「ルッソさまぁ~♡ こんなところでぇ何を…」
マリアはルッソ様だと思いこみ後ろから思い切り抱き着きましたがルッソ様にしてはかなり大きくそれにルッソ様はこんなに体が大きく見えましたかしら?
「ルッソ様?」
呼びかけると同時にルッソ様は振り返りましたがそこに居たのはルッソ様ではなく巨漢な醜い男でした!
「ルッソ様じゃない!? あ…あなた誰ですの!?」
「ぐふふっ アリアたん…僕の後を着いてきたことは分かってたよぐふっぐふふふ♡」
気持ち悪い笑いをする醜男はマリアにゆっくり近づいてきましたわ。
「近づかないでくださいまし! これ以上近づくなら叫びますわよ!」
「いいよぉ~叫んでもぐふっ でも? ここは最深部だからだぁ~れも助けには来てくれないよ ぐふふふふふ♡」
「ふん! そんなのデタラメですわ!」
男の言うことはハッタリだと思いマリアは大声で助けを叫びましたがマリアの声が反響するだけでしたわ
「ほ~らね、だから助けを呼んでもむだなんだよ?
ほらマリアたん、こっちにおいでよ 僕と愛を育もう」
「嫌ですわ! 誰があなたみたいな醜男と愛なんて!アタシが愛しているのは…」
……愛しているのは…?
あら? マリアはルッソ様を愛しているはずですのに何故だか心がモヤモヤ致しますわ?
どうしてですの?
「愛しているのは僕でしょ? 照れ屋さんなんだからっ!」
「しまっ…」
いつの間にか目の前に来てマリアの手を掴んでいた。
「痛い…! 放してくださいまし!」
「大丈夫 僕が着いてるよマリアたん!」
はあはあと暑苦しく息切れを起こす目の前の男に益々気持ち悪さが跳ね上がりマリアはお腹の底から大きく「きゃあああ!」と悲鳴をあげました。
するとどこからともなく大きな人影が草むらから飛び出し醜男を倒しました。
そしてマリアを助けてくれたのは…
「あ…貴方は……っ」
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