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次女逞しい
しおりを挟むアイリーンは気づけば地面に伏していた。
反撃しようと動いたアイリーンはシャシャにアイアンクローをかまされそのまま地面にたたき落としたのだ。
「ア…アンタ…! 私の綺麗な顔になんてことをするのよ! 傷でも着いたらどうするつもり!? 女なのよ私!」
「悪いが私は男だろうが女だろうがなんだろうと容赦なく地面にたたき落とす 女だからと言って全て許されると思うなよ?」
それを見ている他の令嬢動けずにいたり拍手までしてる強者までいる。
「あ…あの…令嬢相手にそんな乱暴なことは…」
1人の令嬢がおずおずと口を開く。
正論である。
「まあ、何も無ければ私も何もしない、だけど先にしかけてきたのはこのドドガ女だ」
「ド…ドドガ!?」
「ああ、すまない無知な貴様にドドガといっても伝わらんな、ドドガというのは西のサアント地方の地に生息してる知能数が低く醜い……いや、お前に比べたらトドガの方が可愛いな ククク。」
シャシャはベンチに座り直しアイリーンを見下し嘲笑う。
「さて、テミー子爵令嬢まだ侮辱したりないならいくらでも聞いてやるがお前の意識が飛ばないことを願うばかりだな 」
「この悪魔! 学園長にいいつけてアンタを学園から追い出してやる! こんなの虐めよ!」
「虐め? 教育的指導と言って欲しいな それにお前が学園長に言ったところで「はいそうですか」と言って退学になると思うか? なあ?お前に学園長を動かせるほどの権力があるのか? なあ?」
「あ…あるに決まってるじゃない! 私の家は子爵よ! お金と権力があれば学園長だって動くわよ!」
「まあ、普通の平民学校ならな、ここは貴族がほとんど通っているエムオン学園だあとエムオンってどこかで聞き覚えないか?」
エムオンという言葉を聞いて周りの令嬢は目を逸らすがアイリーン・テミーだけは何もわからずにいた。
━━━━━━━━━━━━━━━
ドドガについて
ドドガとは西の大陸サアント地方に生息している豚によく似た恐ろしく醜い姿をした動物でとても知能が低い、そのためすぐに捕まえることが可能。
そしてサアント地方民にとってドドガは主食として食べられている。
おすすめの食べ方は唐揚げが美味しいとか
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