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荒れそうな姉

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「隣国のって…もしかしてジョシュ殿下!?  なんでそんな方がうちの天使と…! 有り得ないわ!」

「シャルロット様…現にこうして現実に起こっているのですから目をそらさないでください」

「嫌よ!嫌よ! 私は絶対に認めないわ!絶対に!」

諦めの悪い姉に追い打ちをかけるように次は部屋の扉がノックされる。


「シャルお姉ちゃん、シャシャちゃん入っても…いい? 」

「シャネット! シャネットの声よ!」

「分かってるさっさと開けたらどうだ姉上」

「分かってるわ………ハッ  これは本当にシャネットの声かしら…もしかしたらクソが私を陥れるための罠…!」

そんなわけないのだが勝手に妄想ワールドを広げる姉に呆れシャシャは扉まで歩き出す。

「シャネットさっさと入ってこい姉上がおかしくなってるから」

「ちょっ、まだ心の準備が…」

「お邪魔しまぁ~す…」

ぎぃとシャネットが扉を開けて入ってくるとそこには本当にジョシュ王太子殿下の姿があった。


「これはこれはジョシュ王太子殿下様、このような場所においでくださり恐縮にございます。」

持ち前の外ズラで何とか淑女モードに入りカーテシーをするシャルロットにシャシャは呆れつつも続けてカーテシーをした。

「2人ともシャネットねジョシュ君とお付き合いすることになったのぉ」


淑女モードになっていたシャルロットはピシッと固まった笑顔で。


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