29 / 51
28話 ベタなお仕置
しおりを挟む
「大変なことになったねまさかこんな暴動みたいなことが起こるなんて!」
「もう起こっとるわ!」
「と、とにかく何とかしなきゃ!」
私達は必死に追いかけたげ全然追いつけない
「ねえ、獣人達早くない!? 私もう限界…」
「諦めるな!1人の命も無駄にさせるな!」
「おー、なんか黒川主人公っぽい! これが漫画とかの世界だったら黒川絶対主人公だよ!」
「佐山、今そんな話はどうでもええねん!」
「だってー!私みんなみたいに脳筋でも運動出来るわけでもとらっちみたいに身軽じゃないもん!」
「うだうだ言っとらんと置いてくで!」
「いいよ!置いていってもー!私は私のペースで行く!」
「非常時に己は…!」
ていうかこの2人よく雑談しながらこの険しい道走っていけるなあと感心しながら走って行くとさっきは気づかなかったけどなんか羽の生えた子供があの集団に混じってふよふよ飛んで着いて行ってた。
あんな子いたかな? でも他にも魔族は居たからいても不思議はなかった。
でも何か様子が変だし、村人達が変になったのと何か関係があるのかな?
「まずいもうすぐ断崖だ!」
斎藤氏のような?って、それどころじゃない!
今まさに村人達は「落とせ落とせ!」とコールを始めた。
「間に合わない!」
もうダメかと思った瞬間なにか…黒い何かがが横をすごい速さで通り抜け落とされた村長を救出したのはさっきまでこんな騒ぎになっても起きなかった魔王だった。
「ま…魔王リアハンナ様…!?」
「何故ここに…」
動揺と混乱する村人を他所にキッと飛んでいた男の子をすごい目付きで睨みつけた。
「ゲルデ…貴様これはどういうことだ?」
「…これは、その……」
ゲルデと呼ばれたショタ悪魔は魔王の恐ろしい形相を見たせいか足は震えて、なんならおもらしもしていて酷く怯えていた。
「我は言った筈だが? 「弱き者をあまり追い込むな」とお主の力はほかの悪魔以上に強力なのだ、それを言いつけをも破ってこのような騒ぎを引き起こして……
お前何様のつもりだ?」
「別に…何様って訳じゃ…」
「ではなんだ? 先の事で心が弱り切っている民達にお前は「増悪」と「怨み」…あと何を使った?」
「…ハイテンションも使いました…」
魔王は盛大なため息をついた後ポキポキと指を鳴らしてゲルデ君に近づく。
「待てリア!殺すのは…!」
「安心しろ我が夫、殺しはしない」
え?殺意マシマシなのに?
「とっても悪い子にはきつーく灸を据えんとな!」
魔王はゲルデを抱えたあとズボンをおしりが見えるくらいまでずり下ろした。
まさかアレは────!
「悪い子にはお尻叩き100叩きだ!」
「うわあああんごめんなさぁぁぁぁい!!もうしません!」
「「もうしませんもうしません」って何度言う気だ! これで666回目だぞ!」
「悪魔の数字…」
「ヨハネの黙示録…」
「うわ、痛そぉ…」
みんなは思い思いに感想を述べ魔王によるお仕置をただただ眺めることしか出来なかった。
ちなみに村長も村人もゲルデの魔法のせいでおかしくなってたみたいだったからこの後盛大に謝られた。
まあ、でも何事もなく済んで良かった…のかな?
「もう起こっとるわ!」
「と、とにかく何とかしなきゃ!」
私達は必死に追いかけたげ全然追いつけない
「ねえ、獣人達早くない!? 私もう限界…」
「諦めるな!1人の命も無駄にさせるな!」
「おー、なんか黒川主人公っぽい! これが漫画とかの世界だったら黒川絶対主人公だよ!」
「佐山、今そんな話はどうでもええねん!」
「だってー!私みんなみたいに脳筋でも運動出来るわけでもとらっちみたいに身軽じゃないもん!」
「うだうだ言っとらんと置いてくで!」
「いいよ!置いていってもー!私は私のペースで行く!」
「非常時に己は…!」
ていうかこの2人よく雑談しながらこの険しい道走っていけるなあと感心しながら走って行くとさっきは気づかなかったけどなんか羽の生えた子供があの集団に混じってふよふよ飛んで着いて行ってた。
あんな子いたかな? でも他にも魔族は居たからいても不思議はなかった。
でも何か様子が変だし、村人達が変になったのと何か関係があるのかな?
「まずいもうすぐ断崖だ!」
斎藤氏のような?って、それどころじゃない!
今まさに村人達は「落とせ落とせ!」とコールを始めた。
「間に合わない!」
もうダメかと思った瞬間なにか…黒い何かがが横をすごい速さで通り抜け落とされた村長を救出したのはさっきまでこんな騒ぎになっても起きなかった魔王だった。
「ま…魔王リアハンナ様…!?」
「何故ここに…」
動揺と混乱する村人を他所にキッと飛んでいた男の子をすごい目付きで睨みつけた。
「ゲルデ…貴様これはどういうことだ?」
「…これは、その……」
ゲルデと呼ばれたショタ悪魔は魔王の恐ろしい形相を見たせいか足は震えて、なんならおもらしもしていて酷く怯えていた。
「我は言った筈だが? 「弱き者をあまり追い込むな」とお主の力はほかの悪魔以上に強力なのだ、それを言いつけをも破ってこのような騒ぎを引き起こして……
お前何様のつもりだ?」
「別に…何様って訳じゃ…」
「ではなんだ? 先の事で心が弱り切っている民達にお前は「増悪」と「怨み」…あと何を使った?」
「…ハイテンションも使いました…」
魔王は盛大なため息をついた後ポキポキと指を鳴らしてゲルデ君に近づく。
「待てリア!殺すのは…!」
「安心しろ我が夫、殺しはしない」
え?殺意マシマシなのに?
「とっても悪い子にはきつーく灸を据えんとな!」
魔王はゲルデを抱えたあとズボンをおしりが見えるくらいまでずり下ろした。
まさかアレは────!
「悪い子にはお尻叩き100叩きだ!」
「うわあああんごめんなさぁぁぁぁい!!もうしません!」
「「もうしませんもうしません」って何度言う気だ! これで666回目だぞ!」
「悪魔の数字…」
「ヨハネの黙示録…」
「うわ、痛そぉ…」
みんなは思い思いに感想を述べ魔王によるお仕置をただただ眺めることしか出来なかった。
ちなみに村長も村人もゲルデの魔法のせいでおかしくなってたみたいだったからこの後盛大に謝られた。
まあ、でも何事もなく済んで良かった…のかな?
1
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説

農民の少年は混沌竜と契約しました
アルセクト
ファンタジー
極々普通で特にこれといった長所もない少年は、魔法の存在する世界に住む小さな国の小さな村の小さな家の農家の跡取りとして過ごしていた
少年は15の者が皆行う『従魔召喚の儀』で生活に便利な虹亀を願ったはずがなんの間違えか世界最強の生物『竜』、更にその頂点である『混沌竜』が召喚された
これはそんな極々普通の少年と最強の生物である混沌竜が送るノンビリハチャメチャな物語

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転移したからモンスターと気ままに暮らします
ねこねこ大好き
ファンタジー
新庄麗夜は身長160cmと小柄な高校生、クラスメイトから酷いいじめを受けている。
彼は修学旅行の時、突然クラスメイト全員と異世界へ召喚される。
転移した先で王に開口一番、魔軍と戦い人類を救ってくれとお願いされる。
召喚された勇者は強力なギフト(ユニークスキル)を持っているから大丈夫とのこと。
言葉通り、クラスメイトは、獲得経験値×10万や魔力無限、レベル100から、無限製造スキルなど
チートが山盛りだった。
対して麗夜のユニークスキルはただ一つ、「モンスターと会話できる」
それ以外はステータス補正も無い最弱状態。
クラスメイトには笑われ、王からも役立たずと見なされ追放されてしまう。
酷いものだと思いながら日銭を稼ごうとモンスターを狩ろうとする。
「ことばわかる?」
言葉の分かるスキルにより、麗夜とモンスターは一瞬で意気投合する。
「モンスターのほうが優しいし、こうなったらモンスターと一緒に暮らそう! どうせ役立たずだし!」
そうして麗夜はモンスターたちと気ままな生活を送る。
それが成長チートや生産チート、魔力チートなどあらゆるチートも凌駕するチートかも分からずに。
これはモンスターと会話できる。そんなチートを得た少年の気ままな日常である。
------------------------------
第12回ファンタジー小説大賞に応募しております!
よろしければ投票ボタンを押していただけると嬉しいです!
→結果は8位! 最終選考まで進めました!
皆さま応援ありがとうございます!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

異世界転生漫遊記
しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は
体を壊し亡くなってしまった。
それを哀れんだ神の手によって
主人公は異世界に転生することに
前世の失敗を繰り返さないように
今度は自由に楽しく生きていこうと
決める
主人公が転生した世界は
魔物が闊歩する世界!
それを知った主人公は幼い頃から
努力し続け、剣と魔法を習得する!
初めての作品です!
よろしくお願いします!
感想よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる