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28話 ベタなお仕置
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「大変なことになったねまさかこんな暴動みたいなことが起こるなんて!」
「もう起こっとるわ!」
「と、とにかく何とかしなきゃ!」
私達は必死に追いかけたげ全然追いつけない
「ねえ、獣人達早くない!? 私もう限界…」
「諦めるな!1人の命も無駄にさせるな!」
「おー、なんか黒川主人公っぽい! これが漫画とかの世界だったら黒川絶対主人公だよ!」
「佐山、今そんな話はどうでもええねん!」
「だってー!私みんなみたいに脳筋でも運動出来るわけでもとらっちみたいに身軽じゃないもん!」
「うだうだ言っとらんと置いてくで!」
「いいよ!置いていってもー!私は私のペースで行く!」
「非常時に己は…!」
ていうかこの2人よく雑談しながらこの険しい道走っていけるなあと感心しながら走って行くとさっきは気づかなかったけどなんか羽の生えた子供があの集団に混じってふよふよ飛んで着いて行ってた。
あんな子いたかな? でも他にも魔族は居たからいても不思議はなかった。
でも何か様子が変だし、村人達が変になったのと何か関係があるのかな?
「まずいもうすぐ断崖だ!」
斎藤氏のような?って、それどころじゃない!
今まさに村人達は「落とせ落とせ!」とコールを始めた。
「間に合わない!」
もうダメかと思った瞬間なにか…黒い何かがが横をすごい速さで通り抜け落とされた村長を救出したのはさっきまでこんな騒ぎになっても起きなかった魔王だった。
「ま…魔王リアハンナ様…!?」
「何故ここに…」
動揺と混乱する村人を他所にキッと飛んでいた男の子をすごい目付きで睨みつけた。
「ゲルデ…貴様これはどういうことだ?」
「…これは、その……」
ゲルデと呼ばれたショタ悪魔は魔王の恐ろしい形相を見たせいか足は震えて、なんならおもらしもしていて酷く怯えていた。
「我は言った筈だが? 「弱き者をあまり追い込むな」とお主の力はほかの悪魔以上に強力なのだ、それを言いつけをも破ってこのような騒ぎを引き起こして……
お前何様のつもりだ?」
「別に…何様って訳じゃ…」
「ではなんだ? 先の事で心が弱り切っている民達にお前は「増悪」と「怨み」…あと何を使った?」
「…ハイテンションも使いました…」
魔王は盛大なため息をついた後ポキポキと指を鳴らしてゲルデ君に近づく。
「待てリア!殺すのは…!」
「安心しろ我が夫、殺しはしない」
え?殺意マシマシなのに?
「とっても悪い子にはきつーく灸を据えんとな!」
魔王はゲルデを抱えたあとズボンをおしりが見えるくらいまでずり下ろした。
まさかアレは────!
「悪い子にはお尻叩き100叩きだ!」
「うわあああんごめんなさぁぁぁぁい!!もうしません!」
「「もうしませんもうしません」って何度言う気だ! これで666回目だぞ!」
「悪魔の数字…」
「ヨハネの黙示録…」
「うわ、痛そぉ…」
みんなは思い思いに感想を述べ魔王によるお仕置をただただ眺めることしか出来なかった。
ちなみに村長も村人もゲルデの魔法のせいでおかしくなってたみたいだったからこの後盛大に謝られた。
まあ、でも何事もなく済んで良かった…のかな?
「もう起こっとるわ!」
「と、とにかく何とかしなきゃ!」
私達は必死に追いかけたげ全然追いつけない
「ねえ、獣人達早くない!? 私もう限界…」
「諦めるな!1人の命も無駄にさせるな!」
「おー、なんか黒川主人公っぽい! これが漫画とかの世界だったら黒川絶対主人公だよ!」
「佐山、今そんな話はどうでもええねん!」
「だってー!私みんなみたいに脳筋でも運動出来るわけでもとらっちみたいに身軽じゃないもん!」
「うだうだ言っとらんと置いてくで!」
「いいよ!置いていってもー!私は私のペースで行く!」
「非常時に己は…!」
ていうかこの2人よく雑談しながらこの険しい道走っていけるなあと感心しながら走って行くとさっきは気づかなかったけどなんか羽の生えた子供があの集団に混じってふよふよ飛んで着いて行ってた。
あんな子いたかな? でも他にも魔族は居たからいても不思議はなかった。
でも何か様子が変だし、村人達が変になったのと何か関係があるのかな?
「まずいもうすぐ断崖だ!」
斎藤氏のような?って、それどころじゃない!
今まさに村人達は「落とせ落とせ!」とコールを始めた。
「間に合わない!」
もうダメかと思った瞬間なにか…黒い何かがが横をすごい速さで通り抜け落とされた村長を救出したのはさっきまでこんな騒ぎになっても起きなかった魔王だった。
「ま…魔王リアハンナ様…!?」
「何故ここに…」
動揺と混乱する村人を他所にキッと飛んでいた男の子をすごい目付きで睨みつけた。
「ゲルデ…貴様これはどういうことだ?」
「…これは、その……」
ゲルデと呼ばれたショタ悪魔は魔王の恐ろしい形相を見たせいか足は震えて、なんならおもらしもしていて酷く怯えていた。
「我は言った筈だが? 「弱き者をあまり追い込むな」とお主の力はほかの悪魔以上に強力なのだ、それを言いつけをも破ってこのような騒ぎを引き起こして……
お前何様のつもりだ?」
「別に…何様って訳じゃ…」
「ではなんだ? 先の事で心が弱り切っている民達にお前は「増悪」と「怨み」…あと何を使った?」
「…ハイテンションも使いました…」
魔王は盛大なため息をついた後ポキポキと指を鳴らしてゲルデ君に近づく。
「待てリア!殺すのは…!」
「安心しろ我が夫、殺しはしない」
え?殺意マシマシなのに?
「とっても悪い子にはきつーく灸を据えんとな!」
魔王はゲルデを抱えたあとズボンをおしりが見えるくらいまでずり下ろした。
まさかアレは────!
「悪い子にはお尻叩き100叩きだ!」
「うわあああんごめんなさぁぁぁぁい!!もうしません!」
「「もうしませんもうしません」って何度言う気だ! これで666回目だぞ!」
「悪魔の数字…」
「ヨハネの黙示録…」
「うわ、痛そぉ…」
みんなは思い思いに感想を述べ魔王によるお仕置をただただ眺めることしか出来なかった。
ちなみに村長も村人もゲルデの魔法のせいでおかしくなってたみたいだったからこの後盛大に謝られた。
まあ、でも何事もなく済んで良かった…のかな?
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